【レビュー】ダートタグ クイックロード16 ~”速さ”の名はダテじゃない!対人特化の弾幕型ブラスター~

ダートタグ

タートタグ。かつて対人戦に特化したナーフとして登場し、最盛期には公式大会も開催されるなど大きな賑わいを見せていたシリーズです。Nストライクと並行して販売されていたものでしたが、対人向きということでマジックテープ弾を使う、ぶつかった時のために突起を減らしたデザインにする、カスタマイズや改造しにくくする…という特徴を持っていました。

そんなダートタグシリーズ後期、2011年に登場したのがこのクイックロード16です。

”クイック”の名前のとおりに速射機能を搭載しており、さらに16発もの固定弾倉を有しています。それでクイックロード16という名前なんですね。

 

ダートタグのテーマカラーである山吹色とダークグレーのコントラストが格好いいです。ダートタグ後期はこのデザインで統一されています。

 

側面には16の数字ロゴが。これは最大装填数を表しており、こちらもシリーズ共通のコンセプト。各ブラスターでそれぞれ異なる数字が描かれています。

 

目を引く大きなバナナマガジン

目を引く大きなバナナマガジンが特徴的ですが、ビルトインタイプの固定式ですので取り外しはできません。

上部のスリットからダーツを押し込んでいきます。最大16発。ダーツはほぼなんでも使えますので床に散らばるダーツをどんどん拾うような乱戦時ですとか、とりあえずターゲットに向かって撃ちまくりたいというときにはその真価を発揮するのではないでしょうか。

ただマガジンが取り外せず、機関部のへのアクセスが銃口とスリットだけということで弾が詰まってしまうと非常に厄介なことになります。弾づまりの状態でコッキングしてしまうと事態を悪化させます。
(針金などで引っ掛けてダーツを引っ張り出さねばならなくなります)

 

速射機能付き

ナーフではおなじみの速射機能を搭載しており、トリガーを引いたままコッキングすることで連続して発射が可能です。

丸みを帯びたグリップは握りやすく引きやすい形状。コッキングもスムーズで軽いので素早い操作がしやすいです。

飛距離は今の水準では物足りないものの、軽いコッキングのおかげで凄まじい速度でダーツをばら撒けます。電動ナーフのようなモーターの回転待ちがなく、即時射撃が可能な点が大きな強みです。言い換えればレスポンス=自分の反応速度。

 

拡張性はなし

対人戦で激しく動き回ることが想定されており、安全のためにアクセサリの取り付けはできない設計になっています。

取り付け出来そうな形状ですがストックは使用不可。レールもないのでスコープやダーツホルダー等も使えません。同一レギュレーションでの使用ということも想定されているのかもしれませんね。

 

「扱いやすさ」を前面に推し出したブラスター

拡張性を一切排し、あくまでも安全に対人で遊べるブラスターとして設計されたクイックロード16。各所に工夫が凝らされた良いナーフなんですが、やはり拡張性がないのとデザイン的な好みで今ひとつ人気がなかったりします。

特にポンプアクションで連射型のナーフと言えばランページやレイダーといった強力なライバルがおりますので仕方ないですよね。そのおかげか中古市場ではお値段はかなり控えめ。

独特の曲線的なデザインのダートタグシリーズ。SFチックな外観にも関わらず質実剛健なつくりが大変面白いナーフです。機会があれば是非手にとって見てくださいね。

 

 

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