【レビュー】E9900-X弾速計 ~ナーフの弾なら何でもOK?低価格のクローニー型弾速計~

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【レビュー】E9900-X弾速計

サイズ・重量全長–cm  重量–kg原理

電源

赤外線式

単三電池4本

入手先測定範囲

計測対象

1~999m/sまで

ナーフ弾ならほぼすべて

★この記事は2019年8月に加筆修正しています。

今まで自作の弾速計を使っていました。

【工作室】弾速計の製作 その3 ~実際の回路図とソースコード~

これはArduino LeonardというHIDにできるマイコンを使っており、パソコンやスマホに繋いでExcel、Googleスプレッドシートに入力させることで平均値や偏差、運動エネルギーを自動計算したりCSVで書き出せるという大きなメリットがあるものでした。

しかも自分で作ったわけですから壊れても修理できるという利点もったんですが(結構面倒くさいですが)、計測漏れが多かったり、また校正のために一つ市販の弾速計を購入しようということで買ってみることにしました。

弾速計の種類

弾速計にはいくつか種類というかタイプがあります。

一般的なのはこの2種類。
箱型の本体に計測穴が空いたもの。そしてアーチ状の光源が2本立っているもの。

左の箱型タイプはナーフのクロノバレルと同じですね。パイプの中にセンサーが入っていますので周囲の明るさに関係なく計測することができます。

その代わりパイプに入らない大きさの弾は当然ながら図ることは出来ませんし、パイプ内に弾が接触した場合は非常に大きな誤差を含んだ計測値となってしまいます。

例えばナーフ・クロノバレルではメガダーツやライバル弾は測定不可です。

右のアーチ状のものはクローニー型と呼ばれているようです。
光源とセンサーがむき出しですので周囲の光の影響を受けやすいという弱点がありますが、計測窓が大きい(例えば1辺が20cmくらいの三角形くらいある)のでエアガンだけでなく実銃や弓矢も測ることができます。物理実験の物体の移動速度なんかも測れるようです。

あと超音波を使うドップラー式なんかもあるようですがそちらは割愛で。

今回買ったのは

ただこのクローニー型弾速計、ガチ勢向きの計測機器だけあって結構高いのです。2万円くらい。

ただ幸いにも6000円台という破格値で販売されているのを発見、購入してみることにしました。

KKmoon E9900-X 弾速計 

販売しているのはKKmoon。初めて聞く名前ですが、検索してみるとオシロスコープとか回転計とか計測機器を販売している企業のようです。同名に監視カメラの販売メーカーもありますが同じなんでしょうか?

見てのとおりにクローニー型。にも関わらず価格は8/9時点で6669円です。測定範囲は1~999.9m/sまで。
ライフルの弾速が900m/sくらいらしいので、スペック的には実銃も測れるかもしれません。

付属品はオマケつき

付属品はこれだけ。光源となるアーム部分と支柱。あと本体。予備用として光源パーツが1つおまけされています。弾が当たって破損しやすい部分らしいのでこれはありがたいところ。

単3電池4本が必要ですが、こちらは自分で準備する必要があります。

三脚穴アリ

裏面には三脚用のネジ穴がありますので、市販のカメラ用三脚が使えます。屋外で使う場合は便利な機能ですね。

三脚自体は恐らく一般的なものであれば何でも使えるとは思います。
本体重量が500gくらいありますので、ある程度しっかりしたものが必要だとは思いますが。

弾速測定については厳密に水平を取る必要もないので、こういった安い三脚でももちろんOK。

組み立て方も簡単

組み立ては簡単です。工具不要。

まず支柱を立てます。4本。先に光源の方に支柱を取り付けるとネジが回しにくくなります。

支柱をねじ込んで立てたら光源を取り付けます。先端のネジ部分を飛ばさないように。

そうそう、光源はLEDということでの取り付けの方向があります。中国語ですが「左」「右」ですのですぐに分かるはず。

きちんと取り付け出来ているのであれば、光源部分は綺麗なアーチ状になります。

収納時は逆の手順で取り外していきます。
少し面倒といえば面倒なので、ワンタッチで折りたためたらなーと思いました。

機能はシンプル

機能は非常に限られていまして弾速の測定だけとなっています。

スイッチを入れてピッと音が鳴ったら測定OKのサインです。1回の測定ごとに少し間が開きます。連射の場合は初弾以外は計測されない模様。
そもそも発射サイクルが非常に遅く、もしくは製品のほとんどが単発式のナーフでは問題ありませんが、一部の同時発射ナーフについては工夫が必要です。

測定窓は大きめ

計測窓は幅20cm、高さ20cmくらいの台形です。

エリートダーツが直径13mm。メガダーツが20mm。メガミサイルが76mm。
ナーフシリーズ最大のタイタンミサイルが110~150mmですのでナーフで使う弾種すべてが測定可能ということになります。

ただし構造上、透過光が遮られたことで弾を検出しますので輪っか状の物体、たとえばリング状の弾を使うサバコン!や、Gショットのような輪ゴム銃では精度良く測定することが出来ません。

使用方法も簡単

計測はメインスイッチをONにするだけ。

測定結果はココに表示されます。表示はメートル毎秒のみでフィート表示への切り替えは無い模様。

弾速表示が「–」の場合に測定ができます。

最大50件までのメモリー機能がありますので後から見直すこともできます。

ただしボタンが一個しかありませんので操作性はあまり良くありません。例えば50発目を見たい場合はボタンを50回押さないとダメという…。ですので10発くらいでいったんメモしてからスイッチをOFFにしてキャッシュクリア、再度測定を行うという方が楽だと思います。

FPS表記も可能?(8/22追記)

実はボタンを押しながら電源を入れると初期設定らしきメニューが表示されるんですね。
中にはFPSという表示も。そのまま再度ボタンを押すと通常起動してしまいます。

切替方法がわからないのですが、もしかすると色々と隠れ機能があるのかもしれません。

色々計測してみた

せっかくなのでいろいろと計測してみました。今まで満足に測れなかった弾種も使えるようになったはず。

ちょうどレビューを書いていたブレイズストームのアルファホークなど。最大で18.2m/sと控えめですがおかげで弾道は素直です。

エックスショット・バグアタックス。20m/sくらいでるので結構優秀ですね。

今まで計測できなかったタイタンも。機械部分に当てないようにズドン!と撃ち込みましょう。

初速は11m/s。空気の圧縮を高めればもっと上がるとは思いますが破損が怖いのでここまでで。

ちなみにタイタンは弾体重量が42gありますので運動エネルギーは3.0Jという結構高い数字になります。テレビの破損事例があるそうで、それも良く分かりますね。

総評「ナーフ用には十分」

連射した場合や発射サイクルの測定ができない単機能モデルであるものの、例えばナーフの性能比較やメンテナンス用と考えると機能としては十分です。むしろ色々なダーツやボールを測定できるのでナーフ向きと言えるくらいです。

自作弾速計やモジュラス・クロノバレルでよくあった「壁面に弾が接触して変な数字になる」というようなことがないのでストレスなく計測していけるのが非常にありがたいと思いました。

悪いところ:総じて不親切

そうそう、もちろん悪い部分もあります。全体的に不親切というか数字分かればいいだろ?で完結している感じ。

説明書なんてのもありませんでしたし、操作方法も自分で探しながら探っていく必要がありました。
一応、書いておくと
・ボタン1回→記憶した次の計測値を表示
・ボタン長押し→記憶した前の計測値を表示
・数値リセットは電源OFFで。
という具合です。もしかしたら他に何かコマンドがあるのかもしれませんがそこは不明。

とまぁ、大変に割り切った商品ですがその分だけ破格の安さになっています。

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