【レビュー】Nストライクエリート リタリエーター~リーコンの血を引く組み換え型ブラスター~

ナーフ情報

ナーフの遊び方の一つに「パーツを組み替えて自分好みに仕立てる」というものがあります。ナーフシリーズはおおよそ一定の規格で各パーツが作られておりますので、例えばバレルやストックを別のものに変えたり、スコープやドットサイトを載せたりと遊ぶことが出来ます。

そういった遊びが提唱されたのは2008年に発売されたリーコンになります。

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当時はまだパーツも少なく、バリエーションも多くはなかったのですが、どんどんとラインナップが増えていくに従って今ではほぼ無限大の組み合わせが楽しめるようになりました。

2012年に発売されたNストライク・エリートシリーズのリタリエーターはそのリーコンのリニューアル版というべきナーフです。外見上はほぼ同一となっています。

 

Nストライクエリート リタリエーター

カラーリングが黄色から「エリートブルー」と呼ばれるナーフのトレードカラーというべき青色(紺色)になりました。

付属品は延長バレル、ストック、フォアグリップ、12発マガジンとダーツです。一方のリーコンは延長バレル、ストック、サイト、6発マガジンとダーツです。それぞれ外すことが可能でして、この商品だけでもコンパクトなピストルタイプからフルサイズのライフルまで変化させることが出来ます。

(c)タカラトミー

タカラトミーの説明より。こんな感じに好きな形状にすることができるんですね。

 

フォアグリップが付属したことでリーコンとはまた異なる印象のブラスターになっています。ただ残念ながらグリップを使ったコッキングはできないため、使い勝手は…というところですね。海外での話になりますが、他社製のフォアグリップでコッキングを行うようなアフターパーツなども出ております。

リーコンの後継機

Nストライクシリーズの人気モデルであるリーコンの直系の後継機ということもあり、見た目はほぼそのまま。一方で内部機構は大幅にリファインされておりますので飛距離、性能ともに別物に。

一方のこのリタリエイターは飛距離は海外版(トリガーがオレンジ色)では27m、国内盤(トリガーがグレー)では15~21mとなっています。

リーコンとの比較写真。ほぼ同一ですね。

ストック形状が変わったのと、付属品のライトとフリップアップサイトの代わりにフォアグリップが付属するぐらい。

 

同じ延長バレル交換でスナイパー風に

バレルパーツはナーフ規格のため他のナーフと使い回しが可能。

ですのでロングストライクの延長バレルを取り付け可能です。これで見た目をスナイパーライフルに仕立てることも。

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問題はロングストライクのバレル自体が入手しにくいことと。ですのでこういった見た目を変える簡単な改造もよく行われています。

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更に自作、もしくはエアガン用などのフロントサイトを取り付けてもいいかもしれません。

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ただし、ナーフの特性としてバレルが長くなるほど摩擦が増えて飛距離と精度が落ちるというデメリットもありますのであまりに長い銃身にしてしまうと悲しい性能になってしまいます。

 

やや短めのストック

リタリエーターの欠点の一つとして、付属しているストックが非常に短いということがあります。実際にかなり小ぶりであり、少なくとも大人が肩付けして構えられる大きさではありません。たぶん子供でも小さすぎるかも。あくまで見た目用のパーツですね。

もちろんこれもナーフ規格ですので他のナーフのストックが使えます。色々と組み替えてみるのもいいでしょう。サードパーティ製のナーフ改造パーツも豊富となっています。

ただこのリタリエーター。スプリングを収納する部分(後ろに飛び出ている突起)が他ブラスターより長くなっておりまして、そのおかげで一部のストックは装着できません。例えばデモリッシャーのストックは取り付け不可能です。

 

ガッチリ装着!剛性感抜群のフォアグリップ

リタリエーターで最もいいなーと思ったのがこのフォアグリップですね。グリップパーツ自体は過去にいくつか出ていますが、ここまでガッシリとくっつくのはリタリエーターの物が初めてでした。

長いライフル系ブラスターですが、フォアグリップを持つことで取り回しが抜群によくなります。ただし何度も言いますがコッキングはできないので乱射戦になると意味がなくなります…

拡張性を売りにしているため、レールは上下にあります。スコープはもちろん、リーコンのタクティカルライトも使えます。

リタリエイターの操作方法

特にナーフをあまり持ったことがない人にとって、このリタリエイターの操作って案外と引っかかってしまうことがあります。

 

すでに弾が装填されている場合は非常に簡単で

1、コッキングスライドを一番後ろまで引く(コッキングする)
2、スライドを前に戻す
3、引き金を引く

これだけになります。

 

一方、マガジン交換はちょっと独特です。

1、コッキングスライドを一番後ろまで引く 
2、そのままの状態でリリースレバーを後ろに引く
3、レバーを引いたままもう一方の手でマガジンを抜く
4、新しいマガジンに入れ替える 
5、コッキングスライドを元に戻す
という順序になります。

 

これらの操作、特にスライドはきっちり最後まで後退させていないとマガジンが抜けませんし、最後に元の場所まで戻りきっていないと引き金が引けなくなります。

意外と多い事例としてダーツが詰まった場合には各操作がロックして動かなくなってしまうことがあります。無理な力で動かそうとすると更に悪化させる(分解が必要となる)ので、もし引っかかりを感じたら中になにか詰まりがないか確認して下さいね。詰まりがあった場合にはピンセットが必要となる場合があります。

こういうやや独特の手順があるため、稀にですが故障品・不動品としてリサイクルショップ等で捨て値で売られていることもあるとか…

 

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使えるのは一般的なナーフダーツになります。エックスショット用の弾も使用可能。

 

入手方法

このエリートブルー版のリタリエイターはすでに生産中止となっていますが、ホワイト版については現行製品ですのでアマゾンなどで用意に入手できます。

どうしても青が欲しい場合はネットオークションやリサイクルショップで探す必要があります。幸いにも非常に多く出回っていますので価格的にはそれほど高くはありません。

 

 

ナーフ・カスタマイズの王道ブラスター。パーツ組み換えで遊びたいならコレ

あくまでもリーコンですので目新しさは少ないかもしれませんが、いろんなブラスターを持っていて組換して遊びたいならばリタリエーターはオススメです。

特に青色世代のナーフをたくさんお持ちでしたら、このパーツ群は非常に魅力的に思えるはず。ストックもバレルもグリップも適合するものでしたらどんなナーフにも馴染む良いパーツです。

※延長バレルは使用できません。
※グリップは上面取り付けになります

コメント

  1. 匿名 より:

    青色のリタリエイターの相場は幾らくらいですか?

    • KDWK より:

      ヤフオク相場だと2000円くらいからあるようですね。組み換え用だけでなく改造素材としても最適ですからオススメです。

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