【鉄道ニュース】札幌市電M101形が引退へ

札幌市電M101形が引退へ

日本でも珍しい、牽引用車両と専用のトレーラーがセットになった路面電車であるM101形が、誕生から60歳を迎えたことで引退することが明らかになりました。

お疲れさま「M101形」 札幌市電、還暦車両引退へ

1961年に運行が始まった「M101形」が老朽化のため10月末で引退する。市民に長年愛された車両として、札幌市交通事業振興公社は10日、車両の魅力を体感できる映像の配信を始めた。

北海道新聞(06/10 22:11 更新)より
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/554149

 

M101形とは?

画像出展:wikipedia |作者:Rsa

札幌市電のM101形は1961年に朝夕のラッシュ対応に導入された連結式の路面電車です。

試作車という位置づけでして、作られたのはこの1編成だけになります。
※写真は親機だけで運行されていた年代のものになります。

通常の路面電車と違うのは専用のトレーラーを連結させて運用できること。
トレーラーと言っても普通の客車ではなく、運転台を備えた、いうなれば制御車といえるものでした。
連結と解除が可能なため柔軟に運用できるように設計されていたわけなんですね。

そして特筆スべきはその輸送力。
1編成での定員数は200名!(1両あたり100名)

通勤型電車の103系やE235系の定員が150名ほどですので、そう考えると破格の輸送力ですよね。

 

弱点も多かった…

素晴らしい電車であったのですが、実は弱点も多かったんです。

例えば…

車掌が2名必要(連結通路がないですからね)

そもそも頻繁な連結・解結をしない(常に連結されて運用されていたとか)

となると、人件費も掛かる上に特別な保守も必要な車両を持つ意味がないのではないか…
いっそ連接車で良いのでは?

ということで、1970年には子機であるTc1形は廃止。
以降は通常の1両の路面電車として運用されることとなりました。

 

強烈な個性で札幌市電の象徴的存在に

この親子電車という試みは結果としては失敗に終わったわけなんですが、このときに得られたノウハウは後の札幌市電のみならず様々な路面電車に生かされたと言われています。

わずか9年という「親子電車運用」でしたが、個性的な電車として札幌にお住まいの方だけでなく全国的にその知名度は高かったりします。

 

まもなく現役生活を終えるわけで

そんなこんなで、まさに歴史に残る車両であるM101形。
札幌市交通局はこれから引退に向けて様々な企画を計画中とのこと。

第一弾として(?)YouTubeで紹介動画の公開開始などが報じられています。

 

昨今のコロナウィルスの影響がありますので、人をたくさん集めてのイベントはなかなか難しいかもしれませんが…
状況に応じてラストランイベントやグッズ販売などもあるかもしれませんね。

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