雑記:ネオジム磁石発売禁止:危険性と誤嚥時の対応、ホビー利用に影響は?

雑記
画像:アマゾン

最近、ネオジム磁石に関する衝撃的なニュースがネット上でトレンドとなっています。お子さんが誤って飲み込んで重大な事故となる事例があります。
そのため、政府としても強力な磁石の販売を禁止することで安全上の懸念や事故のリスクを軽減していこうというわけですね。

この記事では、ネオジム磁石の危険性、誤嚥時の対応策、ホビー分野での利用方法、そしてネットユーザーの反応について探ってみたいと思います。

 

ネオジム磁石の危険性

ネオジム磁石は非常に強力な磁力を持ち、小型でありながら驚異的な引力を発揮します。しかし、この特性が危険となることもあります。

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例えばこういう小さい磁石の集合体とか。
玩具としてはとても楽しいのですが、小さな子供やペットがこれらの磁石を誤って誤嚥したり、複数の磁石が体内で吸着し、重篤な健康問題を引き起こす可能性があります。消化管で磁石が結合すると、組織損傷、激しい疼痛、腸閉塞、または穿孔などの合併症が発生する恐れがあります。

特に小さい子供の場合。親もともかく本人すら飲み込んだことすら把握できていなかったり、そして痛みが不調がある場所を伝えられないとしたら……想像するだけで恐ろしい事態となり得ますよね。

 

 

ネオジム磁石を誤嚥したときの対応

もしもネオジム磁石を誤って飲み込んでしまった場合(その可能性があるならば)、速やかに医療専門家の指示を仰ぐことが非常に重要です。腸管を挟み込んでしまうと穿孔(穴が開く)ことになります。
素人考えで取り出そうとかすると余計に悪化します。「水たくさん飲む」みたいな記述もありましたが、そんな暇あるなら「病院いけ」です。いやホントに。

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病院ではレントゲンなどで個数や位置の確認した上で処置することになりますが、緊急的なものであれば内視鏡下などで取り出すか、それが無理なら開腹手術という事にもなり得ます。1個だけであれば、吸着しないように金属から離れた状態で自然排出を期待して経過観察ということもありますが、やはりその判断は医療機関でしか出来ません。

 

強力な磁石のホビー分野での利用方法

ネオジム磁石は、その強力な磁力を生かしてさまざまなホビー分野で利用されてきました。例えば、磁石を使用して模型やロボットの関節を動かす、磁気ボードやパズルを作る、磁石で固定された小さな工具や部品を使うなどがあります。
あとは磁石としてその強力さから文房具としても重要です。何枚も重ねたプリントをホワイトボードに固定できるのはとても便利です。

これらの利用方法は創造的で楽しいものであり、多くの人々にとって磁石の魅力的な一面でした。しかし、安全上の懸念から、これらの活動におけるネオジム磁石の使用が禁止されるのではないかと大きな話題となりました。

もちろんすぐに経産省がFAQを発表。

他方で、DIY の材料や模型等に使用されるホビー材料として販売されるネオジム
磁石については、当該ネオジム磁石そのものが玩具その他の娯楽用品として使用
されるものではないため、今般の規制の対象外としており、これまでどおりの販
売をしていただくことが可能です。

https://www.meti.go.jp/product_safety/consumer/pdf/202301517FAQ.pdf

DIYや模型などに使用するものについては規制対象外という事でひとまずは安心なのではないでしょうか。

ただ、下のような磁石そのもの(玩具ではないもの)がどうなるかはなんとも分かりにくかったり。

発売禁止(※一部)に対するネットの反応

ネオジム磁石の発売禁止に関するニュースは、ネット上でさまざまな反応を呼んでいます。一部の人々は、安全性のために禁止されるべきだと賛成意見を示しており、特に子供やペットの安全を重視する声が目立ちます。

一方で、磁石の利用者やホビーリストたちは、禁止は過剰反応だと主張し、正しく使用されれば安全性が確保できると主張しています。これらの意見の対立から、ディベートや議論がインターネット上で広がっています。

 

まとめ

ネオジム磁石の発売禁止に関するニュースは、その危険性と誤嚥時の対応策、ホビー分野での利用方法、そしてネットユーザーの反応について注目を集めています。
安全上の懸念からの発売禁止は、子供やペットの健康と安全を守るための重要な措置とされており、おおよその理解が得られているようです。

一方で、ネオジム磁石の魅力と利用方法に対する意見の対立もあります。何物にも代えがたい素材として需要が高いですしね。

今後もこの問題に対しては、より安全な代替品や規制の見直しといった解決策が模索されるでしょう。

 

文:ハルカ

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