個人情報を守りつつCDやDVDを捨てる方法は?

トラブル解決

家庭では使う機会が減りましたけども、会社ではバックアップしたり、データを送付する場合にはCD-Rを使うことって結構多かったりします。
書き直しできないメリットもありますしね。

でも、CD-Rって結構かさばりますし、何より処分に困るんですよ。年単位で箱に入れていったりしていくと、気づいたら数十枚、数百枚とか……
個人情報や業務の機密情報が入ってたりするのでそのまま可燃ゴミで、というのは出来ないですから。
そして見て見ぬふりをして来年に託す(?)という悪循環。

ここでは一念発起して処分せざるを得なくなったついでに、この山のようなCD-Rを分別するという虚無を吐き出すために記事にしたいと思います。
ついでに適切で安価な処分方法も一緒にご紹介。

 

CDやDVDの適切な廄棄法

CD-RやDVDのゴミ捨て・分別方法については各自治体に従ってもらうとしまして、大抵は可燃ゴミ扱いで大丈夫なようです。
ただその場合でも「個人情報を漏れないように処理しておく」ことが必須です。

1,シュレッダーで破壊

そこそこの量があるのであればシュレッダーでガーッと砕くのが最短です。砕いたものは基本的には可燃ゴミになるようです(各自治体の案内を要チェック)。

業務用だけでなく、安価な家庭用のものでもディスクの粉砕機能があるものがありますので基本的にはこれらを使うことで十分に処理できるはずです。
というかおそらく最も早くて安価です。社内で完結するので漏洩リスクもありませんし。

もちろん普通の紙も裁断してくれますからね。家庭でも1台あって損はありません。宛名入りのDMとか領収書はシュレッダーしておきましょう。

 

2,カッターで傷つける

非常に少数の場合はカッターで傷つけるという方法があります。
ともかくデータを読めなくなれば良いわけですからね。ラベル面(裏面ではなく)にカッターやハサミ、尖ったものでガリガリ傷をつけましょう。

そうそう、細かい記録面のメッキというか破片が飛ぶ上に、これが静電気で張り付いて取れなくってラメみたいになっちゃうので作業場所には要注意です。

ちなみにかなり面倒くさいです。これ。

 

3,記憶層をはがす

2と似た方法なんですけれども、「カッターで切れ目を入れたらガムテープを貼って剥がす」という方法で一気に記録面を剥離させてしまう方法です。キラキラした破片が飛ばない反面、テープが必要です。

カッターで傷をつけた部分にテープを貼り付けて……

 

ゆっくり剥がすだけ。

これだけでもうパソコンでは読み取りできなくなります。

少数だけの場合はこちらが最適解かも。

 

 

4,ハサミ、ライターはおすすめしない

他にはハサミで切れ込みを入れるとか、ライターで炙って溶かすみたいな方法もあります。ただハサミは破片が飛んで危ないですし、ライターは火災の危険性があります。あと燃えると有毒なガスが出る場合があります。というか樹脂が燃えるわけですから非常にクサいです。

ですのでこれらはオススメできません。

 

手間をかける意味は?

手間をかける必要があるのかといえば、それはもう漏洩リスクを考えれば当然のことです。特に業務上のものなら尚更です。
適切に処分されなかったCDやDVDから個人情報が漏洩すると、その情報が悪用される可能性があります。これは財務情報の盗難から、個人的なプライバシーの侵害まで様々な形で発生します。

中には「それほど重要なデータではない」と考えてしまうかもしれませんが、それは大きな誤りです。ごみ袋から見えるCDやDVDは、悪意を持った人から見ればまさに「良き餌」です。
いきなり電話がかかってきて「オタクさ、個人情報漏れてるよ。で、ちょいと相談なんだけど…」って事も起こる可能性があります。

 

また家庭でも同様で、記念写真や動画入りのディスク。AIが作ったものではない、そしてネットにアップロードされていない実在する画像・動画は、悪徳なSNSやYoutube、webサイトでのいい素材となります。
(自撮り写真がアダルト系サイトで転用されてたって事例などもあったり)

 

だからこそ、処分する際にはデータを見ることができない状態にし、見えないようにすることが重要です。

まとめ

データの安全性とプライバシーを確保するために、CDやDVDを捨てる際には正しい処分方法を選ぶことが重要です。
データが確実に破壊されたことを確認し、適切に廃棄することで大切な情報を保護することができます。

というか溜め込まずに定期的に処分しろって話なんですが(^^ゞ

ってことで溜め込まないうちに手作業で。
溜め込んでしまったらシュレッダーで処分しちゃいましょう。
家のものは自宅で。会社のものは社内で。

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