2013年に発売されたナーフ レベルシリーズのブラスターです。弓矢のようなアームやゴム紐の反発力を使ってダーツを打ち出すなど、クロスボウをモチーフにしたことがよくわかります。
スパイが扱うという設定のため、他の人に使われないように3桁の暗証番号が設定可能です。
見た目はスッキリ。まさにクロスボウガン
女の子向けのシリーズということで、スマートで持ちやすくなっています。見た目的にもNストライクのようなゴツゴツしたものではなく、すっきりとした曲線的なデザインとなっています。
カラーはレベルのトレードマークである薄紫と水色。とても綺麗な色です。また軽量なので軽々と振り回せます。本体中央にはコードブレイカーの名前の由来となった暗証番号システムがあります。これが元でナーフファンから総叩きにあっているわけですが、これはまた後述。
コッキングは軽い。でもしっかり戻す必要が
コッキングは前方にあるコッキングハンドルを引くことで行います。まるでショットガンのようですね。コッキングすることでゴム紐が後ろに引かれ、またシリンダーが回転して次弾装填されます。玩具ですがここまで複雑な動作ができるというのは凄いものです。
コッキングハンドルの初期位置
リボルバーを回すときにやや引っかかりがあります。ここでコッキングが硬いと感じる人はいるかもしれません。
最後部まで引いた場合
コッキンググハンドルをしっかり後ろまで引いたら、今度はきっちり前に戻さないと発射できません。カシャッと音がするので分かりやすいとは思います。またハンドル後ろにある羽のような出っ張りが上に跳ね上がることでも目安にできますね。
コッキングハンドルの前方位置
安全装置もしっかりとしており、ダーツが入っていない場合は空撃ちできないようになっています。その場合は何度かコッキングしてあげてダーツが真下に来るようにシリンダーを回してあげましょう。
コードブレーカーの由来。「暗証番号システム」
コードブレーカーは「スパイが使う」という設定があるようで、そのために他人に使われないように3桁の暗証番号を設定できます。もちろん自分の好きな番号に設定可能です。初期番号は「000」となっています。
この番号が合っていないとトリガーを引けず、ダーツが発射されない仕組みになっています。
暗証番号の設定は上のボタンで
暗証番号を設定する場合は、上の目立たないボタンを押したまま任意の番号にまわしてあげるだけです。リセットも同様の方法で行う…つまり最初の暗証番号がわからなくっても誰でもリセットできちゃうんですね。
でもそこは玩具。子供が使うものなので当然の仕様かもしれません。実際にネットの質問サイトでも「子供が番号を忘れた!」という質問が多く見られました。
ネタバラシ:実際に判定されるのは真ん中の数字だけですので、リセットせずとも総当りで10回やればすぐに解錠できるようになっています。
複雑な機構、多くの安全装置のおかげで大不評
玩具メーカーだけあってできるだけ安全に遊べるように様々な工夫が凝らされています。が、そのおかげで「弾が発射されない」「撃ちたい時に撃てない」「詰まりやすい」という声が多くあがっています。
コードブレーカーはぱっと見て3つの安全装置があります。
1,ダーツの有無
2,コッキングハンドルの戻り
3,暗証番号の合致
特にこのダーツの有無が曲者となっています。実はリボルバー底面(後方側)に押し出しピンがあり、このピンの位置でダーツがあるかどうか調べているんですね。ただこのピンが非常に敏感であり、ヘタった柔らかいダーツだと「ダーツ無し」と判定されてしまうんです。
また2や3についてもキッチリしすぎていまして、曖昧な操作だと途端に撃てなくなってしまいます。子供が使う以上、どうしてもきっちり操作できるとは限らないわけですから。
見た目は最高。実射性能もなかなか。ただし扱いにくすぎ
見た目は本当に格好良いです。海外モデルだけあってダーツの飛びも力強く、まっすぐ飛んでくれます。
ただやはり前述の扱いにくさが結構クセモノでして、せっかくの子供心をくすぐるギミックや軽いコッキングがあるにも関わらず、それを全て上回るほどの「扱いにくさ」があるのがとても惜しいところです。
大きいお友達向け?お座敷シューターにはオススメ!
対応ダーツ・アクセサリ
※個体差ですがエリートダーツが飛びにくい場合があります。
※使用できるのはスコープ、ダットサイト、ターゲットスコープ、シールドになります。
※サブブラスター、グリップは銃の上面側にのみ取り付け可能です。