2016年に発売されたナーフ史上最速の連射速度を誇るブラスターがこのハイパーファイアです。その発射速度は最大で秒間5発。付属の25発マガジンが5秒で空になる計算になります。
フルオート型といえば過去にはスタンピード(約2発/秒)やラピッドストライク(3.5発/秒)がありましたが、このハイパーファイアは様々な工夫により従来を大きく上回る性能を持っています。
パッケージにも大きく表記有り。飛距離も最大27mと考えると凄いものですね。
ただしフライホイール式の欠点として連射し続けると飛距離がどんどんと下がってしまうことがあるようです。
写真では切れていますが端っこに「アルカリ電池使用」との表記あります。
まずはともあれ実射
ハイパーファイアについてはまずは実射を見ていただくのが早いかと思われます。
早送りでもなんでもなく、この速度でこの連射速度を叩き出せます。しかもダーツはシリーズごちゃまぜ、使い古してボロボロのものもあるくらい。そんな悪条件にも関わらず安定して発射できるのは凄いのではないでしょうか。
見た目以上の大柄・重量級ブラスター
小脇に抱えられるくらいのコンパクトなサイズと思いがちですが、実際に持ってみると意外な大きさに驚きます。
前機種のラピッドストライクとの比較。全長は同じくらい。高さはハイパーファイアのほうが上。全体的にゴツいので実際よりも大きく感じられます。
裏面の塗装が省略されているのが残念ですね。
ここが電池ボックス。アルカリ電池を使うように指示があります。
ちょうどストック内に電池が収まりますので重心は後ろ寄り。ラピッドストライクのような前に荷重が掛かるような不安定な重さがないので好印象です。チークパッド(頬当て)パーツがあるのがいいアクセントになっています。クッション性のないプラスチックですけれども。
操作はすべてトリガー周りに。フライホイールの起動トリガー(射撃準備)、ダーツを送り出す発射トリガー、そして前にあるのがマガジンリリースレバー。片手で操作できる範囲に集約されているので構えながらの素早いマガジン交換も可能。
新機軸メカニズム搭載
秒間5発ものダーツを詰まること無く撃ち出すには様々な工夫が必要です。
その一つがハイパーファイアから取り入れられたベルトコンベア式の給弾システムです。上面部の白い部分が弾詰まり時の除去ドアでもあり、給弾パーツを兼ねています。
開いた状態。少し見にくいですが白い蓋の内側に黒いベルトが付いているのが分かりますでしょうか。このベルトがダーツを送り出すことで安定した給弾が可能となっているのです。従来はプッシャー式(プッシャーと呼ばれる棒が前後してダーツを押し出す)と呼ばれる方式でした。
もう一つがこの銃身部の線条(螺旋状の溝)です。実銃で取り入れられている構造で、弾丸を回転させることで安定度を高めることが可能となっています。
ハイパーファイアではこの銃身部の線条、さらにフライホイール部の傾斜によりダーツへ回転を与えることが出来るようです。効果の程は…どうなんでしょうか?
カスタマイズ幅は狭い
ストックは電池ボックスがある関係で仕方ないとは言え、延長バレルの取り付けも出来ず、レールも上面1箇所のみとカスタマイズの幅は決して広くはありません。
ラピッドストライクのクリアマガジンを取り付けた例。個人的にはドラムマガジンが好きではないのでこのようなストレート型マガジンを付けたくなります。
モジュラスのバナナマガジン。装弾数は10発と少ないものの見た目は中々。
リタリエイター等の10~12マガジン。このサイズは入手性がいいので、同サイズで複数揃えやすいのが利点ですね。
個人的なカスタマイズ案。ドットサイトにストレートマガジンの装着例。
やはり火力は凄いです。2秒ほどでマガジンが空になります。
ダーツが連なるように打ち出されるのは凄いです。ただここまで連射していくと弱点もたくさん見えてきまして、ダーツの威力が極端に落ちることが有りました。
おそらく給弾不良で引っかかったのだと思われます。途中、マガジンの交換でもたついているのはご愛嬌。対人戦だと間違いなく蜂の巣にされているはずです。
射撃5秒、弾拾いと装填に5分。それが圧倒的な制圧力の代償です。対人戦で遊ぶにも連射速度が早すぎてすぐに弾切れになりますし、的撃ちでは上のように後片付けが大変で…使い所がなかなか難しいナーフです。
ただし、この瞬間的な火力の高さは病み付きになるほどの魅力(魔力)を備えています。是非一度、ご体験を。
対応ダーツ・アクセサリ
※ロングバレル、バイポッド、プロキシミティバレルは使用できません
※フォアグリップはアンダーレールがないために上面取り付けになります
コメント
僕も持ってますけど全然弾詰まりしませんよ!
この連射速度で詰まらないのは凄いですよね。