2007年にNストライクシリーズとして発売されたブラスターがこのマグストライクです。過去にはダートタグシリーズとして赤と青、アイアンマンとのコラボ商品として赤金の動画他モデルが販売されており、このNストライクカラーはいわゆるバリエーション(再販)モデルとなります。
Nストライクカラーは海外のK-mart限定販売だったそうですが、世界中でみれば結構な数が出回ったようで日本国内でもそこそこ見かけることができます。
あまり使うことはないでしょうけれども上面部にはアクセサリレールも。マガジンが飛び出す関係で光学機器類はあまり意味がありません。
ナーフ史上最大火力
マグストライクといえば秒間8~10発という凄まじい連射速度を持っているブラスターとして有名です。電動ブラスターで最速のハイパーファイア(5.5発)やラピッドストライク(3発)を大きく上回る連射性能を持ち、その速度レコードは今でも破られていません。
写真右側にある黒い大きなエアタンクが速射力の実現の要です。実際には中に別の樹脂製エアタンクが留置されています。
かなり大型のパーツですのでタンクとしてだけでなく、脇に挟んでブラスターを固定するための役割もあります。
発射の準備は大変
空気圧縮式の宿命として空気の圧縮という力仕事があり、その準備はなかなかに大変です。
ポンプレバーをしっかり持って往復20~30回。かなり重いですが頑張って圧縮しましょう。空気が足りないと10発全部撃ち切る前に止まってしまいます。
逆に言えばあえてポンプ回数を減らすことで意図的に発射数を調整するという小技も。
独特な専用マガジン
マグストライクは専用のマガジンを使用します。装填数は10発しかないものの、かなり頑丈で重量のあるマガジンです。側面にはベルトに引っ掛けておくためのクリップも。
ここでは旧マイクロダーツを使用していますが、もちろん現行のエリートダーツも使用可能です。
ダーツを装填したらマガジンを差し込みましょう。溝に合わせて上からゆっくりと。構造上、ゴミが付着しているとエア漏れやパーツの”噛み”が起きて動作不良になります。特に砂粒は大敵ですので要注意です。
いざ発射!
20回ちょっとの圧縮で発射しています。1秒足らずで全弾撃ち切るのは迫力満点。
動作音がかなり激しいので家庭内では使いにくいナーフです。
素早さにステータス全振りの究極モデルの一つ
マグストライクは飛距離とか精度とか扱いやすさとか全部無視で素早さにだけステータスを割り振ったような極端なブラスターです。ただその極端さが根強いファンを生み出しており、今でもそこそこの値段で流通しているのがその証左かもしれませんね。
国内市場では1.2~1.5万円くらいと結構なお値段がしますが、相場がほぼ固定でリセールバリューも高いので手放す時のことを考えると決して悪い値段ではないのかな、と思ったりします。
なによりもパワーをチャージして一瞬で解き放す様子はゲーム的な面白さ、爽快感があります。もしお近くにマグストライクの所有者がいるのであれば是非とも一度は触れてみて欲しいと思います。おそらく一瞬でその虜になってしまうと思います。
対応ダーツ・アクセサリ
使用できるのはノーマルダーツのみとなります。エリート2.0ダーツ、もしくは吸盤ダーツが使えます。