先日、ナーフの弾が目にあたって怪我をした…という海外のニュースを取り上げました。
アイウェアやフェイスマスクをしていれば防げた事故であるものの、小さいお子さんや家の中で遊ぶ分には疎かになりがちです。
特に遊びに夢中になればなおさらですしね。
というわけでアイデア一つ
ニュートン力学によれば、移動する物体の運動エネルギーは質量mと速度vの2乗に比例します。あ、物理の計算式はここだけなので我慢して聞いてくださいね。
つまり質量が軽いほど、速度が遅いほどエネルギーが小さく、ぶつかった時の衝撃が小さい=安全になるといえます(※衝突面が同一の場合)。
ナーフのダーツはおおよそ1g。先端部が約0.6~0.7gのゴム製弾頭になっています。ではこの質量の大部分を占める弾頭部を除去したらどうなるでしょうか?
弾頭部を取る
スポーンと抜いてしまいます。弾頭部重量が約6gくらい。
6g減るということは、単純計算でエネルギーも6g分減るということになります。
弾頭を外したらそのまま装填。先込め式のナーフでは問題なし。
多少、詰まりやすくなるのでマガジン式のナーフには使えなくなります。
いざ実射!
国内版のファイアストライクに装填して撃ってみました。
結果は以下の動画のように「それなりに」飛ぶことがわかりました。
すぐに失速してしまいますので飛距離は本当に短くなります。もちろん当たった場合の痛みはほぼ無くなります。飛距離にして3m前後くらい。
つまりは3m以内での撃ち合いが多いシチュエーション、例えばご家庭で遊ぶような場合にはこういう「弾頭抜きダーツ」というのも一つのアイデアとして使えるのではないでしょうか。
非常に簡単な改造ですが新品ダーツを使うのは少し勿体無いところ。
もし作られる場合は安価な互換ダーツやヘタってしまったダーツがオススメです。