【レビュー】ダイソー ソフトガン
サイズ・重量 | 全長–cm 重量–kg | 発売年シリーズ | 不明 |
初速 | 12~13m/s | 装填数 | 1×発 |
入手先 | ダイソー店頭 | 対応弾 | エリートダーツ 吸盤ダーツアキュストダーツ |
ダイソー ソフトガンって?
昨年夏ごろから国内で販売されていたソフトダーツを使う、いわゆるナーフ風のソフトダーツガンです。
100円ショップのソフトダーツガンといえば数多くの種類がありますけれども、このソフトガンは安全弁がある、しっかりした構造で安っぽさを感じさせにくいということからもナーフファンの間でも大きな話題になっていました。
また安さを活かして改造素体、ペイント素材に使うといったことも。
そういえば昔に買った100円マグナム。握るとプラスチックの薄さをダイレクトに感じられるホールド感、撃つたびに分解しそうな感覚がなかなかスリリングなトイガンでした。
少なくとも今日買ったこのソフトガンはこれらとは全く別物です。
パッケージはチープトイ風
種類としては2色だけ。どちらも200円。
シリーズとして販売されているわけでもなく、このソフトガンだけの単発商品になります。
パッケージに記載されていますが200円商品ですので購入時にはご注意を。
裏面には簡易の使い方説明と注意書き。この辺の雰囲気もチープトイらしさが感じられて凄くいいものです。
もしかするとオリジナル製品があってそれを輸入販売しているのかもしれませんが、裏面の表記になるのはダイソーの名前のみ。
開封:中身は最低限
パッケージ、といってもブリスターパックなので一気にめくって開封しましょう。
この手の玩具でよくある「台紙に的が描いてあってターゲットになる」というようなものはありませんでした。
中に入ってるのは最低限。ダーツが3本と本体1個。ダーツはスポンジの本体に吸盤が接着されているもの。
本体は塗装ではなくプラスチックの成型色の色分けです。側面に「SPACE GUN」というロゴ?があります。
宇宙銃。謎。
■ナーフダーツと互換性あり
そうそう、この手の玩具で気になるのが消耗品である「弾」の入手性。
200円商品とはいえ、やはり弾が無くなって遊べなくなるというのは悲しい物です。やはり最後に壊れるまで(もしきは壊れても直せるならば)遊んで、置いておきたいものですよね。
幸いにもこのダイソーソフトガン。ナーフダーツと全く同じ大きさですので流用可能となっています。つまりナーフと混ぜこぜにして一緒に遊べるという事。
ご覧の通りに太さもほぼ同じ。
もちろん厳密に言えば飛び具合、弾道特性などは変わってしまうでしょうけれども……
そもそも弾が飛べばヨシッ!な玩具ですからね。細かいことは気にしてはいけません。
替え弾となるナーフダーツは入手しやすいので特におすすめです。
色合いやデザインについて
恐らく同じサイズ、似ているデザインであるナーフのマイクロショットと比較。大きさはほぼ同じですね。
成型色と言うかプラスチックの色合いも非常に似ていますので、ナーフに詳しくない人が見たら同じシリーズと間違えそうです。
上から見たところもなんだか雰囲気がそっくり。
ダイソー・ソフトガンの方は照準器がダーツホルダーを兼ねています。
ダーツを保持すると照準が見えなくなるデメリットがありますが、こうやって余ったダーツを持っておけるのはとても便利なものです。
操作方法など
操作方法は非常に簡単で、スライド部分をグッと後ろに引いてダーツを装填するだけ。お子さんでも難なく引けるくらいの重さなのもいいですね。
なお、ダーツはこんな感じに大きく飛び出します。エアガンなどに慣れた人では面食らうかもしれませんね。
カスタマイズ例
アクセサリなどの取り付け部分は無いのでナーフ用アクセサリやスコープ類は取り付け不可。ただ分解は容易なようですのでバネの交換などの改造は出来るかもしれません。
※SNS上ではカスタマイズや改造されている事例が多く見られます
スペックは控えめ
初速:12~13m/s
初速は13m/sくらい。ナーフの平均である20m/sくらいに比べるとかなり低いですね。遠距離からの狙い撃ちはかなり難しいように思えます。
ただし弾道はかなり安定していまして、私の買ったものは3mくらいであればおおよそ狙い通りに弾が飛んでくれます。
写真では分かりにくいですがホワイトボード中央にストンと当たりました。
初速は低いものの、逆に言えば家の中でも安全に遊べるというメリットでもあります。ナーフだとちょっと痛いこともありますしね。
対応ダーツ
先に書いたようにナーフの弾がそのまま使えます。
やはり吸盤ダーツがおすすめ。
入手方法
ダイソーの各店に入荷している模様(2021年2月時点)
入荷数や地域に偏りがあるようですので、ツイッターなどで「ダイソー ナーフ」等のワードで検索しておくと、もしかすると近隣地域での入手報告が見つかるかもしれません。
あと以前にコメントいただきましたが「大き目の店舗」がねらい目の模様です。
もし日常の買い物ついでにダイソーに寄る機会があればチェックしてみては。
私は嫁様が買い物ついでに発見してくれました。在庫数は潤沢だったそうです(2021.2時点)
総評:見つけたら買って損なし
価格の安さに目が行きがちですが、クオリティも決して安い物ではありません。
たとえば手のひらにすっぽりと収まるサイズながらホールド感はなかなかいい感じ。
意外と剛性も高いので大人がしっかり握っても壊れそうな脆さを感じることはありません。
また写真では撮れませんでしたが、銃口内には空気弁が採用されています。つまり空気圧で発射するというシステムであるということ。ナーフと同じ方式であるとも言えます。
安価なトイガンにあるような棒が飛び出してダーツを弾き飛ばす方式ではないのですよね。
何より小さくて程よい威力ですので子供に渡して遊ばせやすいという大きなメリットがあると思いました。
ナーフではグレートリガー版(威力を低く設定したナーフシリーズ)が国内ではほぼ消えてしまい、現在販売されているものはちょっと初速が高いものばかりとなっています。
もちろんそれは歓迎すべきことなんでしょうけれども、当たると少し痛い&子供同士で遊ぶ場合はやや怖いところもありまして。
ある意味ですが出来た隙間を埋めるようなこのダイソーのソフトガン。お子さんでも安心して遊ぶことの出来る点は親としても嬉しいものだったりします。
コメント
操作方法とか機構とかダーツとかそういうのもろもろ抜きにするとパッと見、本家のMEGAのビックショックに似てるなと思いました。
全体的に値段相応ではありますが、スライドコッキングなのが本家よりイカしますね。
200円でよくぞここまで!というクオリティですよね。実射性能の方は本家と比べるとダメですけれども。スライドコッキングは貴重なので本当にありがたいです。