【レビュー】エイリアンメナス マウル・アックス ~薄くて軽いジャマダハル?活用法に悩むアイテム~

ナーフ情報

 銃や弓のような飛び道具をイメージしがちなナーフですが、実際には剣や斧のような武器から水鉄砲、バットやスケートボードのようなスポーツトイに犬用のオモチャまで多岐にわたってラインナップされています。

そして2017年。

ついにナーフにエイリアン用の武器が登場したのです……

 

エイリアンメナス マウルアックス

第一印象として、非常に不思議な形状の格闘武器ですね。

「マウル(大槌)アックス(斧)」とありますが、実際にはジャマダハルのような感じに思えます。

 

こちらが本物のジャマダハル。両手で持って二刀流で舞うように切り刻むというイメージがありますけれども(RPGのイメージ?)、実際には鎧を突き通すために使われたそうです。

 

このエイリアンメナス・マウルアックスもジャマダハルのように中央部の持ち手を握って装備します。非常に軽量なスポンジ製ですので、もちろん鎧を突き刺すなんて芸当はもってのほか。

ちょっとした便利点として、ぶら下げられるように紐もついています。

 

 

エイリアンの手持ち武器

パッケージには武器を構えるエイリアンの姿が描かれています。

なおエイリアンが持っているのはインサイザー。モデル化されております。

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エイリアンメナスのシリーズカラーは青または紫+白……スペースSF的な感じと言いましょうか。このマウルアックスもそのカラースキームに従った色が使われています。

パッケージのイラストはこの1種類だけで、マウルアックスの装備画像はなし。

 

先端部にはエイリアンメナスの文字が。ひっくり返した裏にはNERFのロゴがあります。

 

パッケージ裏面。エイリアンメナスの主人公?であるエイリアンの姿。虫っぽい多足生物なお姿。夜中のトイレなどの壁に張り付いていたら思いっきりビビります。

 

ちなみにこれ、厳密に言えばハズブロ直轄のナーフシリーズではなくライセンス契約を結んだJAZWARE社の製品になります。

JAZWARE社はオモチャなどをの生産品としては「エイリアンメナス・デジタルターゲット」とか「タクティカルベスト」、あと前にここでも記事にしたダーツローラーとかも含まれています。

Jazwares | Action Figures | Kids Toys | Collectibles | Toys Online
Jazwares engages consumers through innovative play experiences with popular brands such as Squishmallows, Pokémon, Star Wars, CoComelon, Fortnite, AEW, Adopt Me...

 

近年、ハズブロはライセンスプログラムを世界的に拡大する方向だとのこと。

参考記事:https://www.licenseglobal.com/magazine-article/it%E2%80%99s-nerf-or-nothin%E2%80%99

ナーフに限っても全世界ですでに100社くらいのライセンス企業があるそうで……、もしかすると非常にローカルな「NERFアイテム」があるかもしれませんね。

あ、そういえばこれも日本限定のナーフアイテムと言えるかも。

https://vayashis11.com/nerfmarket/2019/01/17/post-17834/

 

 

サイズは小ぶり、子供用

実は結構小さくって、長さは43cmしかありません。

 

厚みも3cmくらい。ペラペラとした感じです。

刃の部分も持ち手の部分もほぼ同じ厚みですので、見た目としてもこのペラペラ感が非常に強調されてしまっています。刃の部分と本体部分に厚みの差があれば立体感も増しますし、ここまでペラい感じはしないのになぁ…という惜しいところが目に付きます。

 

ですので大人が装備すると非常に窮屈です。これについては他のNフォース・シリーズと違って子供専用といえるのかも…。

サイズ的に中に芯が入っていなさそうで、すごくふわふわした感じです。発泡フォームですので当然ではあるんですが他のナーフ武器のような錯覚しそうな剛性感は皆無です。

 

おかげで非常に軽量でして重量は45gくらいです。投擲しても痛くはないレベルの重さですね。

 

 

使い見に悩むアイテム

剣のように振って遊べるわけでもありませんし、シールドのような防御も無理。サイズが小さいので大人では窮屈。ということでなかなか使い所が難しい武器でもあります。両手持ちでアサシン(byラグナロクオンライン)や双剣ハンター(byモンハン)のように高速乱舞というのも面白いかもしれませんが、対人線で激しく手を振り回すのは危険行為となってしまいかねません。

 

で、いろいろ考えた末にわかったのが、やはりこれはアクセサリとして使うものなのかな、と。

例えばナーフコレクターが良くSNSでアップしているような壁掛けの中にこのような変わった形状の武器を混ぜておくと非常に目を引きますし、いいアクセントにもなります。

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ゲームでも邪魔にならない重さであることを利用してバックパックや腰にぶら下げておけば、それだけでちょっと面白いアクセサリーとなるのではないでしょうか。

もしくは大人が装備して悪役エイリアンとして、正義ヒーロー(子供達)と闘うというシチュエーションもいいかもしれませんね。

 

入手方法

 米アマゾンで比較的安価で販売されていました。廃盤のためか現在は取扱なしの模様。日本でも並行輸入品のページがありますが在庫は不明。

同時期い発売されたブレードの方はまだ購入可能です。

こちらはサバゲーなどで使う模造ナイフ、ラバーナイフのような感じに使う人がいるようですね。

総評

モノとしては非常にチープで、私が買ったときは送料別で9.8ドルでしたから1200円くらい(国際送料を含めれば2500円くらい)。 はたしてこのマウルアックスが1200円の品質かと言われれば「うーん……」という感じでしょうか。

もう一回り大きければ、もっと立体的ならばという惜しさが目についてしまいました。

 

もちろん目立つアイテムであるのは確かですけれども、それなら同じような金額で買えるレンチアックスですとかゾンビバットとか……

純粋に振り回せるスポンジ武器がほしいならばロングソード系がおすすめです。

どれも送料考えても同じ価格帯です。

 

良くも悪くもナーフの格闘武器の中でも、なんとも評価に悩むアイテムであるのは確かです。

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