2018年に発売となったマイクロショットシリーズ。海外ではパーティなどでナーフと弾、そしてミニカップケーキやマフィンなどのお菓子を詰めた紙袋を配って皆で遊ぶということがしばしば行われます。そういったパーティゲーム用途のためかは分かりませんが、このマイクロショットシリーズはコンパクトで廉価、バリエーション豊富、そして極めて簡単な扱い方と多人数で使うには最適なシリーズとなっているようです。
第一弾としては3種類が登場しました。ストロングアーム、ファイアストライク、ハンマーショットという人気ナーフそれぞれのデフォルメモデルが出ております。
こちらはそのうちの一つ、ファイアストライク。グリップ部分にはマイクロショットのロゴがあります。
小さいブラスターですがグリップは大人でも握りやすいサイズ。やや太めに出来ているんですね。あとトライアドやジョルトのような出っ張りが少ないのでホールド感はかなりいい感じです。
反対側面の塗装はバッサリとカット。コスト削減のためとはいえ少し寂しいですね。ペイント技術がある方ならロゴを黒く塗るだけでも引き締まりそう。
銃後部のコッキングレバーは飾りです。本体外装と一体成型ですので可動もしません。
実際に使うのはこのグリップ下部のコッキングレバー。お馴染みのT字型レバーです。指を引っ掛けられますので使いやすいです。
そうそう、銃口部がラッパ状、漏斗状になっているんです。実は過去に一部でのみ採用されていたものなんですが、ダーツが滑るように入りますのでダーツの装填がとてもやりやすいんです。対人戦などで動き回るシチュエーションでは装填ミスしやすくなりますので、この構造はとても嬉しいところ。ちなみに本家にあるLEDライトは付属していません。
レールは完全な飾りですので拡張性は全くありません。スリングやキーチェーンについてもトリガーガードかコッキングレバーに引っ掛ける形にしか出来なさそうです。
上がノーマル版のファイアストライクNCV、下がマイクロショット版。単に小さくしたのではなく、使いやすくデフォルメされているのではないでしょうか。
レール幅はそのまま共通なら良かったんですけれどもね。そのうちに3Dプリンターで作ります。
最小ナーフのジョルトとの比較。一回り大きいくらい。タクティカルベストのポケットにも入るくらいの大きさです。サイドアーム用にいいかも。
初速は平均で15.48m/s。前込め式ですので安定性はなかなかもの。威力自体は決して高くはありませんが遊ぶ分には十分なパワーだといえます。むしろパーティゲームでワイワイと遊ぶにはこれくらいで良いのかもしれませんね。コッキングも軽いですし。
特別な仕掛けも他に誇れる飛距離・精度があるわけではありません。ただただ軽くて小さくて使いやすく、そして当たっても痛くない。そういった「ナーフの原点」とも言うべきブラスターがこのマイクロショットなのではないでしょうか。
その証左として本体は分解できず、パーツも取り付け出来ず、いわゆる”改造・カスタマイズ”ができないようになっています。買ってきたそのままで遊ぶしかありません。言い換えれば改造ができないということは安全性が担保された状態であり、またレギュレーションは一定であるといえます。勝負は自分の腕次第…と考えれば凄く面白いゲームになるかもしれませんね。
なお、2018年1月時点で第3弾(計9種類)まで+αが予定されているそうです。