2016年に「組み換え」を前面に打ち出したモジュラスシリーズから登場したハンドガンがこのイオンファイアです。ECS10、リーコンMk2等とともに発売されたナーフでして、実売1000円ちょっという価格帯からもエントリーモデルに位置づけられています。組み換えシリーズということでストックや延長バレルが取付可能です。
モジュラスシリーズは本体以外にカスタムパーツが多く同梱しているのが特徴で、このイオンファイアも同様に延長バレル、ダーツホルダーが付属します。特にこのダーツホルダーが非常に有用ですので、これだけでも買って損はしないと思うほど。
本体はシャープファイアとほぼ同じ構造ですが、延長ストックとバレルが取り付け可能となっています。アクセサリレールはキャリングハンドル上と銃身下部の2本。
延長バレルはあくまでドレスアップパーツですので消音効果や精度アップなどは見込めません。
イオンファイアの最大の特徴はこの独特の装填システムでしょうか。やや特殊で評価の別れる部分の一つとなっています。
まず上部スライドを後ろに引きます。この時にコッキングが同時にされますのでカチッと言うまで引きましょう。ダーツをチャンバー内に差し込みます。ここもしっかり確認を。中途半端に差し込んだ状態では詰まる恐れがあります。スライドを前に戻します。ここもきっちり最後まで。動作が中途半端ですとロックが掛かって撃てません。
1発ずつこの操作をする必要がありますので連射は不可能です。
良くあるトラブルとしてトリガーが引けなくなることがあります。大抵はカバーがきっちり最後まで動いていないとか、ダーツが引っかかっているといった場合にこの症状となってしまいます。焦らずに必ずきっちりと動作させるように注意しなければなりません。
イオンファイアはナーフ規格のアクセサリに対応しておりますので色々なパーツを使うことが出来ます。
例えばモジュラスECS10のストックにリーコンMk2のバレルを付けた場合。イオンファイアが細身ですのでどちらも浮いてしまっています。特にバレルは頭でっかちに…。
古いナーフ…例えばリーコンのストックも。
他社製ストックにモジュラス・ロングバレルキットのスコープの例。バレルはそのままのほうが収まりが良いですね。ストックが大きいので構えやすくなります。
安価に手に入るカスタマイズ用ナーフ
2017年6月時点、かなり安く売られているイオンファイア。場合によっては1,000円以下で売られているほど。
一方で複雑なリロード操作を要求される割には性能面では突出したものもなく、むしろ飛距離は他のモジュラスシリーズより低いとされています。例えばナーフのパッケージには100フィート!とか21m!というような飛距離の表記があるんですが、飛距離の短いナーフの場合はこの表示がされないことが多々あります。海外版イオンファイアのパッケージも同様で、公称飛距離が不明となっています。
これらの事からクセが強く、入門モデルとしてはオススメ出来ないという意見もあります。
しかしながら付属のダーツホルダーは非常に使い勝手がよく、他のナーフに付けておくだけでナーフの弾の持ち歩きが非常に楽になります。
このダーツホルダーだけでも十分な価値があるほど。
評価が二分するナーフの一つではありますが、有用なパーツが多いことと低価格であることからも買い増し用としては非常に優秀なナーフです。
コメント
とうとうきたー でもスコープなどはバレルがやや下にあるので狙い付けは難しいのでは