ナーフと言えば銃の形状をした玩具というイメージがありますが、実は弓型のものも数多く販売されているのをご存知でしょうか。歴史も古く「ソフト・トイガン」として始動した1990年代にはすでに弓やクロスボウ型のブラスターが存在していました。
1998年、大型のスポンジミサイルを発射する画期的な弓ナーフが登場することとなります。
それがこのビッグバッドボウです。Big Bad Bowの頭文字を取ってBBBと略されるブラスターでして、発売から20年経った今でも海外中古市場にあふれており、また3回も再販されたことからもその高い人気を伺えるのではないでしょうか。
実はビッグバッドボウはバネで発射する構造となっています。大きなアームや滑車が印象的ですが、これらは発射には全く関係のないパーツです。軽量化、扱いやすさのために取り外してしまう人も多いようです。
発射の際はグリップ部分を後ろに引きます。もちろんトリガーには指をかけないように。
カチッというロックオンがするまでしっかりと引きましょう。
引き金を引くと内部シリンダーのみ前進して矢を発射します。再び撃ちたいときはグリップを手で前進させ、矢を装填したら再び後ろに引きます。
2本の矢を引っ掛けるダーツホルダーも。アーム部分は引っ掛けているだけですので簡単に外すことが出来ます。ただしゴム紐は切断するか分解が必要かもしれません。
銃口部はこんな感じ。安全弁が飛び出ており、これを押さないと空気の流出が妨げられる仕組みになっています。
一番上の大きなスポンジ弾を使用します。名称はアローダーツ。ノーマルダーツと比べるとその大きさの差は歴然ですね。
使い回しが出来るのかと気になるところですが、銃身が微妙に太いのでメガミサイル(中央)ですと割れそうに感じます。むしろヘタってしまったメガミサイルの方が難なく使えそうな気もします。
無理に装填しました。一応、発射は可能でしたが飛距離は全くでませんでした。
ナーフアローだとこんな感じに。見た目的にもこちらの方が良いですね。
矢を装填すると弓なのか銃なのかわからない見た目になりますが…。これはこれで格好いいので十分にアリですよね。
威力がそれほど強くなく、今の基準で考えると物足りないかもしれませんが、この大きなサイズの弾を発射出来ると考えるとなかなかに楽しいブラスターです。なお、簡易スコープ内蔵ですが、このタイプのナーフの精度が非常に悪いので狙った場所へ当てるのは至難の業となっております。