1998年から2012年にかけて、マイナーチェンジを繰り返しながら長く販売されていたビッグバッドボウというナーフがあります。20cmほどのスポンジロケットを飛ばす弓型ナーフでして、海外では結構売れていたようです。
ビッグバッドボウが生産中止となってからは旧ナーフアローを使うものはなかったのですが、ようやく後継機種とも言える弓ナーフが登場しました。
それがこのブレイジングボウになります。鮮やかなフレイムパターンが目を引く、非常に攻めたデザインの弓ですね。今までのナーフとは雰囲気がかなり違います。
反対側面もきちんと塗装されています。サイズが大きいものの実は非常に軽量です。
左右にダーツホルダーあり。装填したものを含めて3本の矢を持ち運べます。それ以外の
拡張性は一切ありません。アクセサリも取り付け不可。
発射はこの取っ手を後ろに引いて放すだけ。ビッグバッドボウが後ろに引いてコッキング、トリガーで発射でしたので操作体系は大きく変わりました。弓らしい動作である反面、即応射撃ができなくなりました。
使うダーツはこの旧ナーフアロー。矢と言うよりもスポンジ製の軽量ロケットです。
エリートダーツやメガダーツと比べるとその巨大さは一目瞭然です。ただし軽量であること、空気抵抗が大きいことから当たったところでほとんど痛くはありません。
実は内径がメガミサイルと同じなんです。ですので少しきついですがメガミサイルを装填することも可能。ただし安全弁がありますので非改造状態では発射はできません。
これが安全弁。ナーフアローを装填すると先端部が押し込まれて空気の流出路が開くようになっています。
なお、逆にメガミサイル対応ナーフへ旧ナーフアローを使うことは可能です。
実射したところ。サイトが単なる穴しかないのと、どこ飛ぶか分からないということで狙いを付けるのは至難の業。そこそこ威力も飛距離もあるとは思うのですが遠距離から狙撃という用途では全くもって不向きです。あと次弾装填には結構時間がかかりますので乱戦も不向きですね。
非常に格好いい弓なんですが、残念な部分が一つ。例えば弓のアーム部分が非常にペラペラで曲がりやすくクセが付きやすい素材でできています。ゴム紐で常に引っ張られていますので尚更ですね。特に箱などに曲げて入れておけば見事に折りグセが付いてしまいます。
米アマゾンでは昨年くらいに捨て値と言えるような価格で販売されていました。今は在庫が切れてきたのかプレミア値になっているようですが…。
万人にお勧めできるナーフではありませんし、「弓」が欲しいのでしたらもっと良い物が他にたくさん出ております。それでもこのフレイムパターンのナーフに心惹かれるならば…是非手にしてみてください。脈々と続く「ナーフアロー」の迫力の虜になる事うけあいです。