【レビュー】Nストライク シークレットストライク
サイズ・重量 | 全長11cm 60g | 発売年 | 2004年 |
初速 | m/s | 装填数 | 1×発 |
入手先 | 絶版 | 対応弾 | エリートダーツ 吸盤ダーツ アキュストダーツ |
Nストライク シークレットストライクって?
ナーフの中でもコンパクトなブラスターはいくつか思い当たるものがありますが、ナーフシリーズ初期のラインナップの中で一際異彩を放っていたもの、”最小”というタイトルホルダーであったブラスターはみなさんご存知でしょうか?
それがこれ…2004年に登場したシークレットストライクなのです。
銃らしくない見た目
AS-1シークレットストライクはポケットにすっぽりと入るナーフとして登場しました。
カバンにぶら下げることが出来るようにキーフックがあるのが面白いですね。
カラーバリエーションも多いうえにロゴの有無といった違いもありまして、全部集めるのは至難の業でしょう。
2本のパイプのうち一方は空気を圧縮するシリンダー、もう一方がダーツを入れる銃身部となっています。
独特の発射方法
発射の前にはグレーのピストンを5回ほど押し引きして空気を圧縮する必要があります。
空気が溜まっていくにつれてピストンが重くなっていくのが分かります。
あとは圧縮出来たら狙いをつけて銃身上の丸いボタンを押せばダーツが発射されます。
シュポン!という、今のナーフではなかなか聞けない発射音で面白いものです。
ダーツの勢いはなかなかのもの。
圧縮空気式のナーフは「手間は掛かるものの威力は段違い」という特徴があり、このシークレットストライクも威力は最新ナーフに匹敵する性能を持っています。
銃ではなく玩具らしい見た目ですが、第一線級の威力を持つ侮れないブラスターなのです。
空気の圧縮し過ぎに注意!
ピストン回数で威力が増加するものの、それほど高い圧力に耐えられるほどの強度はないので5回以上のポンプ動作は推奨されていません。
また6回以上ポンプしても思ったほどの威力の増加は見込めません。
なにより、すでに廃盤でレトロ玩具というジャンルに差し掛かっているナーフです。大切に使ってあげましょう。
トライアドとの比較
最近のナーフであるトライアドとの比較。どちらもコンパクトな本体サイズですが、シークレットストライクはさらに小さいことが良く分かります。
キーホルダーのような可愛しさが魅力的なナーフですので、カバンにつけておくのも面白いかも。
キーフックはプラ製。破損しやすいのでカバンに取り付ける際はご注意を。
試射
いつものように約7m先のドアに向けて撃ってみました。
動画で見ていただけると分かるように、かなり勢いよく飛んでいるのが分かります。斜め上に向けて撃っているとはいえこの飛びっぷりは気持ちいいものです。
ちなみにこれ、17年前の玩具なんですよね。ナーフの頑丈さって凄い。
対応ダーツ
昔のナーフですが使う弾は現在市販されているものでOK。このあたりはナーフのありがたい部分です。ダーツの規格が変わっていないからこそ、昔の製品も同じように遊べるんですよね。
使用できるのはノーマルダーツのみとなります。エリート2.0ダーツ、もしくは吸盤ダーツが使えます。
入手方法
かなり昔の製品であること、壊れやすい構造であることからも2021年時点での国内での入手はなかなか困難です。
海外オークションでは比較的に出物が多いため、代行業者を使ってもいいかもしれませんね。幸いなことに小さいナーフですので国際送料は控えめでお財布にも優しいものです。
いっそ中国製も
また「ハズブロのナーフ」ではないのですが中国製のソフトダーツガンで類似品、というかパチモノが良く出回っています。
おそらく中身は一緒ですのでこちらを買うのもありかもしれません。
総評:ふとした時に手に取れる楽しさ
シュコシュコシュコと圧縮、ダーツを詰めてポンッ!と撃つ。このシークレットストライクは独特のリズムを持っています。
連射も、狙いをつけて撃つこともできませんが何故か楽しい。
今のナーフと違って取っつきにくさがありますけれど、この尖がった性能には人を引き付ける魅力があります。
入手難ですがコレクションだけでなく、息抜きの遊び用にも最適で…ポンプ動作が意外と楽しいナーフです。