【レビュー】Nストライクエリート スカウトMKII
サイズ・重量 | 全長–cm 重量–kg | 発売年シリーズ | 不明 |
初速 | 21.8m/s | 装填数 | 4×発 |
入手先 | 対応弾 | エリートダーツ 吸盤ダーツアキュストダーツ |
かなり地味なナーフだったこと、送料含めた価格的にもそこまでして買うこともないかなーと思っていたスカウトMKII。
つい先日に米アマゾンで妙に送料が安いものを見つけまして、何かの縁だろうとひとまず1個だけ購入してみたのがこちらです。
購入から約2週間で到着。安さの秘密はロイヤルメール発送だったから。
ロイヤルメールは2kgまでの小さいものなら安価に送れる発送方法があるそうです。いわゆる国際版の定形外郵便のような。ただし追跡できないといったデメリットもありますが、今回は無事に到着したのでめでたしめでたしです。
ちなみに外箱にビニールを巻いただけの簡易梱包で届きました。
Nストライクエリート スカウトMKIIって?
スカウトMkIIは「MkII」という名前がありますように、旧モデルであるスカウトの後継機種となります。
ちなみにこちらが旧スカウト。
【レビュー】Nストライク スカウト 旧ロゴ版 ~扱いやすさは今も第一線級
見た目は全く変わってしまいましたね…。
旧スカウトがスライドコッキングの単発式だったのに対し、スカウトMkIIはレバーコッキングのリボルバー型の回転弾倉になっています。旧作のスッキリしたオートマチック拳銃のような見た目が好きな人にとっては、この変化はどうにも不評だそうで…。
いや、私も旧スカウトが大好きだったのでこの変更はなぁ……とちょっと残念に思っていました。
パッケージは普通
パッケージは非常にシンプルなデザイン。
ギミックや飛距離が大きく書かれているようなものでもなく、青年の笑顔とナーフが大きく配置された非常にオーソドックスなデザインです。
シンプルな表面と違って裏面はかなりゴチャゴチャした感じ。
それもそのはず、多言語パッケージですので英語やスペイン語、フランス語など各国言語で使用上の注意が書かれているんですね。残念ながら日本語の表記は無し。
開封
中身も非常にシンプルです。
説明書もパッケージと同じく各言語で注意が書かれているくらい。
コンパクトで扱いやすいハンドガン
見た目としては結構大きく感じるんですが、実際に手にしてみると驚くほど小さくまとまっていることが良く分かります。
商品画像のイメージと違って実際は結構コンパクトです。しかも軽量。
また先端に向かって傾斜の付いハンドガード?はホルスターへ入れやすそうなデザインです。これはサブウェポン的に使いやすそう。
かといって大人でもしっかり握れるグリップはとっても優秀。
手が大きいといわれる私ですけれども、指が余ることなくしっかりとホールドできます。
コスト削減のため左側はロゴなど塗装無し。
でも、もともと塗装の少ないナーフですのでのっぺりした雰囲気は感じません。
そうそう、面白いのがこの輪っか。なんだと思いますか?
申し訳程度ですが「銃身」なんです。
もちろん銃身本来の弾道の安定といった意味は全くない飾りですね。
でも、こうやって形だけでもあると不思議と「銃らしさ」を感じるので不思議なものですね。
クワドラントと似ています
そうそう、似ているものとしてクワドラントが挙げられます。どちらも回転弾倉のレバーコッキング式。そしてサイズも同じくらい。
異なるのは上記のように「銃身」があるかどうか。そしてコッキングレバーが縦向きか、横向きか。
パッケージの違いも。
飛距離を誇るエリートシリーズ。
もう一方は精度を誇るアキュストライクシリーズ。お互いにライバルと言える存在かもしれませんね。
操作は非常に簡単
操作は非常に簡単です。
空いている部分からダーツを差し込んでいって…
レバーを引いて
ターゲットに向けたら引き金を引くだけ。
レバーを引くごとに自動で弾倉が回転しますので、いわゆる4発まではリロードなしで撃つことが出来ます。
カスタマイズ例
あくまでハンドガンですので光学機器の取り付けくらいしかできませんが、コンパクトさを生かしてダットサイトを取り付けるのがいいかもしれませんね。
※延長バレルは使用できません。
※グリップは上面取り付けになります
スペックなど
初速:21.9m/s 飛距離 –m
パッケージには飛距離の表記はありませんが、初速は21.8m/sとかなり優秀です。
そして驚くべきはその安定性。おおよそ21m/s後半に収まるんです。もちろんダーツの状態によって変わりますけれども、ここまで安定するということは実戦での「大外れ」が減るという事。
これは非常に頼りになるのではないでしょうか。
試射
★動画は編集中
撃ち比べるとわかるのですが、クワドラントとスカウトMkIIは全く異なるものであるということがわかります。
まさにシリーズの特徴である飛距離(威力)のエリートと、無理に打ち出さず安定性を重視するアキュストライク、その特徴そのものです。
スカウトMKIIがスパーン!というのに対して、
クワドラントはトスン!という感じ。
ナーフではあまりに強く撃ち出しすぎるとダーツが暴れるという現消が起こります。実弾のように回転して飛ぶわけでも、また空力的にも安定した形状でもないので仕方ないのですが、この暴れる現消により特に命中率が低下してしまうこととなります。
対応ダーツ
エリートダーツ、アキュストダーツが使えます。
入手方法
米アマゾンで安価に入手可能(2020/6/24)。
総評
○良い点
- コンパクト過ぎずに、手に馴染むサイズのグリップ
- 初速21m/sというかなりのハイパワー
- 4発まで入るリボルバー
☓良くない点
・コッキングすると弾倉を回せない
→ダーツを入れた穴と発射口が異なると空撃ちになる
オススメ度:★★★★☆
クワドラントよりトータル性能は上であること、扱いやすい点からも上位互換ともいえるかもしれません。
ただしなんといっても地味ですので、「面白いギミック」や「派手な見た目」は期待できません。
日本未発売であること、上記の地味さも相まって案外と持っている人が少ないレアなナーフです。人と違うものが欲しいのでしたらかなりオススメです。