ナーフとは?
ナーフはアメリカの玩具メーカーであるHasbro(ハズブロ)が販売している子供向けのソフトエアガンです。国内ではハズブロの日本法人であるハズブロジャパンが販売しています。
ナーフに限らずですが、米国では商務省通達によりトイガンは「目立つ色彩にするように」と決められており、そのために実銃ではあり得ないほどの派手なカラーリングになっています。
玩具として容易に識別できるよう作られていますので「オモチャっぽさ」が出てしまうのは当然なのですが、ナーフはその派手にしなければならないカラーリングを個性として上手く取り入れることに成功しています。例えば本来は忌避されるような蛍光グリーンでも対ゾンビ兵器という設定を元にすることで不思議に違和感無く受け入れられるようになっています。
また対人戦で遊ぶことも想定されており、海外では公式・非公式問わずにイベントが多く開催されています。特に対人戦(ナーフ戦)は子供よりも大人の方が熱中してしまうようです。
近年では日本国内でもプレイヤー数が増えており、有志主催だけでなくサバゲーフィールド主催のイベントも各地で開催されるようになっています。
当たってもそれほど痛くない”銃”のオモチャ
対人戦でも使えるということで、それぞれが安全な「玩具の鉄砲」として設計されています。使用する弾も中空のスポンジ製でして、非常に柔らかく軽く出来ています。
重量1~2gほど。断面積も大きいので当たった時の痛みはほとんどありません。
飛距離20m以上ということで威力が心配ではありますが無改造で純正の弾を使っている限りは撃たれて怪我をすることはまずありません。もちろん目の保護のためのメガネやゴーグルはあったほうがいいでしょうけれども。
※目についてはやはり危険ですので必ずゴーグルを、せめてメガネを掛けましょう。顔を狙っての発射は避けましょう。
海外ではメジャーな文化
アメリカなどではナーフといえば定番のオモチャの一つであり、各地で愛好家による対戦イベントが開かれています。またチャリティーイベントや町おこしイベントとしてもナーフ戦が開催されるほど広く認知されています。
子供も大人もカスタマイズが大好き
ナーフは旧製品から今に至るまで基本的にはある程度の互換性が保たれています。例えば旧製品の黄色ナーフのスコープは現在の最新シリーズであるモジュラスに取り付けることが出来ます。逆も然りです。スコープですとかバイポットやグリップなどは部品に干渉しなければ何でも装着可能です。
こちらの写真はナーフの様々なシリーズのパーツをくっつけたもの。見た目バラバラですがシリーズや商品問わず流用できるパーツがあるのは大変うれしい部分です。
こういうアクセサリキットも販売されています。モジュラスシリーズと銘打たれていますが、取付部のあるナーフでしたら旧製品含めて取付可能です。
好きなようにアクセサリを乗っけて個性を出すのも面白いですよね。
もちろんダーツ(弾丸)も同様に互換性があります。ある程度の年代までは同じ弾で遊べますので「古い製品を買ったけど弾がなくて遊べない」ということもありません。今販売されている青ダーツは一部シリーズを除いてほぼ全てに使用可能です。
ただし一部のメガ(MEGA)と呼ばれるシリーズは以下の赤い大型ダーツを使います。
まずは安いナーフを買ってみてください
なんだかんだと書きましたが、まずは1000円以下の安いナーフを買って遊んでみてください。魅力がきっと伝わります。また可能であれば吸盤ダーツの方がいいです。
吸盤はガラス、冷蔵庫、ホワイトボードなどにペタペタとくっつくので実に面白いです。価格帯が違うので当たり前ですが、100円ショップで良く売られている吸盤鉄砲とは安全性、耐久性が別次元です。
紙コップでも空き箱でも立てれば的になりますし、もしお子さんがいれば大人が「鬼」となって遊ぶのもいいかもしれません。撃たれたら盛大にやられてあげてくださいね。
銃の玩具といえば眉をひそめがちですが、あくまでスポーツトイのくくりになる玩具ですので決して教育に悪いシロモノではありません。
普通に遊べる良いオモチャです。よければ、是非。
最後に、当サイトについて
当サイトではアメリカ発のトイガン、「ナーフ(NERF)」を中心にした記事を取り扱っています。1990年代に登場したナーフは屋内でも安全に遊べる玩具として大人気となり、今では世界中で販売されています。もちろん日本も例外ではありません。
スポンジ製の弾を発射するトイガンをひっくるめて「ソフトダーツガン」と呼びますが、当サイトではナーフに限らず「ソフトダーツガン」全般を取り扱っていきたいと思っています。
更新はマイペースですがよろしくお願いいたします。