【工作室】ナーフで榴散弾・キャニスター弾を再現してみる

ナーフ工作室

今ではもう旧世代の武器になってしまいましたが、子弾を撒き散らすことで攻撃を行う榴散弾という砲弾がかつて存在していました。人や馬に効果が高かったそうですが、技術進歩でより効果のある砲弾ができたことからWWII後はほとんど姿を消してしまいました。

例のごとくですがナーフでその榴散弾を再現してみたいと思います。

構造は簡単に

発射された榴散弾は飛翔中に分裂しなければなりません。本来は火薬によって破裂するのですがソフトダーツガンの世界ではもちろん火薬は使えません。バネ仕掛けにするにしても構造が複雑化しますし、何よりも弾体重量が重くなりますので玩具としての危険性が増してしまいます。

ですので非常に簡単にエアブレーキ…昔の駄菓子屋で売られていた玩具にあったようにパラシュートを展開して減速させる方法をとってみたいと思います。

 

ただ飛距離が非常に短いことからパラシュートを展開させるのではなく、より簡便な外殻に減速翼を一体化する方法にしてみました。

これが榴散弾の外殻(シェル)になります。大層な名前をけていますがトイレットペーパーの芯です。我が家はシングル。

半分くらい切れ込みを入れて折り曲げ、エアブレーキにします。

 

順番に折っていきます。

 

こんな感じに。翼の枚数は適当です。

 

ひっくり返してダーツを入れます。持ち上げると落ちてしまいますので「底」を作ってあげても良いかも。また押し込みすぎると分裂しないので緩いくらいがいいでしょう。今回は7本くらい。

羽根を折った状態でゆっくりと水風船バズーカに装填します。

いざ実射

早速実射してみました。

480f/sのスローモーション動画になります。古いカメラですので画質の悪さはご勘弁ください。

途中で一緒に撃ちだされたシェルが分離し、狭い扇状に広がる様子がわかりますでしょうか。かなりの迫力があります。威力としては控えめとはいえ同時に複数本当たると押されたような衝撃を感じます。

子弾(ナーフ弾)はある程度まとまって飛んでいきます。動画は3mくらいの距離でしたが、もっと遠距離に撃つとバラバラと飛んでいくようになります。飛距離は水平射撃で5~7mくらいでした。

 

結果として

ダーツをそのまま放り込むと単に散らばるだけで飛距離は全くでませんが、こうやって一手間を加えてあげることで上手く扇状に分散するようになります。パラシュートを上手く作れるのであれば迫撃砲のように撃ち上げ、上から子弾をばらまくようなクラスター爆弾のようなものも作れるかも…。

お約束ごとですがナーフ弾の射出はメーカーの推奨する使い方を完全に無視した遊びになります。あくまでも自己責任で、もっと言えばやらないようにお願いいたします。

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