インサイザー。直訳すれば「切歯」とか「牙」とか「噛み千切るもの」という意味があります。そんな物騒な名前がつけられたナーフがこのエイリアンメナス・インサイザーになります。
珍しいことにエイリアン(どう見ても悪役の)が装備している武器というコンセプトがあるようです。
パッケージも下にいるエイリアンのイラストが非常に目を引きます。少なくとも正義の味方ではなさそうな雰囲気。
米トイザらス限定販売で日本へは発送不可というものの、米アマゾンで販売されていますので(マーケットプレイスですが)比較的に入手は容易です。
パッケージサイズは幅60cmくらい。ナーフ本体は56cmくらい。
パッケージでは飛距離については明示されていませんので威力のほどは不明。でもyoutube等の飛距離テストを見る限りは威力は普通ぐらいか、少し控えめなようです。
多国籍パッケージですので裏面には英語以外の言語表記も。
ラインナップとしては同時発売されたラベジャーのみ記載されています。後にボイドキャスターなど少数ですがシリーズは拡充されています。
結構大きなナーフでして、その分だけ重量もなかなかのもの。
名称に使われている「切歯」はどこだろう?と考えると、上下に出っ張ったフレーム?ガード?の部分や銃口部周りのモールドが噛み付くようなデザインになっています。この部分が由来なのかもしれませんね。
なお、この歯の部分は別パーツではなく塗装です。角ばっていることもあって容易に塗装が剥げることになりますので注意してくださいね。私のは購入時からすでに塗装の一部が削れてました。
スペースSFといえばウネウネしたパイプ。ということでインサイザーにもクリアパープルのパイプがあります。意匠的なものだけですので実際の動作には全く関係のないパーツになります。
反対側面にはパイプなどの飾りパーツは無し。ちょっと寂しい感じですね。
ストックは電池ボックス込み。重量バランスが後ろ寄りになりますので構えやすいのが良いです。
インサイザーは電動式セミオート式ですのでグリップ下側はモーターの起動トリガーになっています。まず下段トリガーを握ってから発射モーターをスタンバイさせてからメイントリガーを引きます。
両方同時に握ってしまうと弾づまりしてしまうことがありますので時間差で握るようにしましょう。何秒ぐらい待てばいいの?というのは難しいところですが、モーターの音色が一定したところぐらい…というのが一般的なタイミングみたいです。連射する場合も同様で過度にダーツを送り続けるとやはり詰まってしまいます。こちらもモーター音を聞きながら様子見しながら撃つのが最適かもしれません。
再びこの写真。弾倉部分は取り外せませんので、ダーツは空いたところから差し込んでいく方式になります。ですので一度に全弾入れるよりも、数本ずつ継ぎ足し装填する方が楽かもしれません。
そうそう、弾倉が上にあるということは弾詰まりしたら?と思うのですが…
本体下、フロントグリップ付近に意味深なスライドスイッチがあります。
操作することでロックがはずれ、パカッと扉が開いてくれます。詰まった場合はここから取り出せるんです。通常のナーフとは上下の位置関係が逆になっているためですね。
実はこのインサイザー、結構重たいのです。本体が太いこともあって子供が使うには結構大変です。エイリアンというモチーフも考えると大人が持って敵役をしてあげようという意図があるのかな?と勝手に思ったりしています。
あまり出回っていない、かつ少し変わったナーフになりますので面白いものが欲しい方はいかがでしょうか。