【レビュー】サイバーハンター 赤焔火 ~精度C+のパワーヒッター~

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中国でもアニメーションは非常に人気のあるジャンルで、その市場規模は2016年度で1500億元(2.4兆円)/ジェトロ調査にも及んでいます。

そんな中国アニメ業界の中でちょっとした注目を集めていたのがこの「サイバーハンター」になります。いわゆる電脳世界で特殊能力を持つアバターが活躍するという攻殻機動隊っぽいようなシリーズだそうですね。2014年には300億円規模のフルCGアニメーションを製作するとのニュースが報じられました。

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というものの、続報が見かけないので製作中止に?

 

商品展開は早かったようで、2014年時点でサイバーハンターを題材にしたソフトダーツガンが販売されました。それがこのそれがこの峰佳玩具の「サイバーハンター」シリーズになります。

 

出典・引用:峰佳玩具

実は個人的に追っかけているシリーズでして、数年かけて5種類目がやっと入手できました。

 

 

サイバーハンター・赤焔火

中国語の商品名は「赤炽火」になります。炽に当たる漢字が日本ではほぼ使われませんので同意語の「焔」をあてています。意味としては赤く燃え盛る火・・・とか。

発売年:2014年
全長:42cm 重量:

電動式で10発の回転式弾倉を備えています。ナーフではストッケードと同等品になりますでしょうか。

 

外観について

見た目は炎というよりもスズメバチとか昆虫的なように見えてしまいますけれども。

ナーフやエックスショットとまた違うデザインなのが分かりますでしょうか。ハンドガードのシマシマとか最高なのです。

 

装甲板というか外殻板の謎の四角いモールドとか。90~00年代くらいの日本のアニメでよく見かけたデザインですよね。

なお、黄色や赤の部分は塗装ではなく別パーツによる装飾でして結構手が込んでいる印象です。あとプラスチックでも梨地の部分をうまく取り入れることでメリハリが付けられています。

 

 

サイバーハンターのロゴ入り。シールではなく印刷です。

実はWorld Tech toyブランドでOEM販売もされておりまして、その場合はまた異なるロゴになります。

 

全長45cmと程よい大きさ。

何度も書きますがこのハンドガード部分のシマシマが最高に良いのです。

 

 

ナーフのような拡張性はありません。上面部にもレールなどは無し。

赤い部分はダーツが詰まった時に開けるメンテナンス用ハッチになります。ナーフのように開けるとモーターが止まるというような安全装置はありませんので作業時は注意してくださいね。

 

 

使い勝手はまずまず

回転式の弾倉でして、ダーツはこの隙間から差し込んでいきます。隙間が大きいので入れにくいということはありません。

 

そうそう、2段トリガーではなくスイッチ式なんですね。ストッケードと同じです。

スイッチを入れた瞬間からモーターは甲高い唸りを上げて回転を始めます。ハチの羽音みたいに警告音だと言えるか、もしくは敵に自分の位置を知らせる自爆スイッチか…どちらでしょう?

電池の消耗が激しく、そういう意味では使い勝手は少々悪いと言えます。頑張って指を伸ばせば一応は撃ちながら片手でオン・オフ操作できますが、滑りやすいので狙い通りに扱えるかというと微妙です。

 

性能は…精度C+のパワーヒッター

中国系のエアガンは電池とモーターを直結させていることが多いようで、この赤焔火もかなりの高回転でブン回ってくれます。

初速 15~20 m/s

 

距離5mくらい先のCDの的を狙いました。

甲高いモーター音がもう楽しすぎます。壊れそうで怖いですけれども。

威力はかなり高く、ダーツが直線的に飛んでいきます。時々暴れてとんでもないところに飛ぶのはご愛嬌。狙って撃って当てるというより、ナーフのアウトレンジから撃ちまくるというスタイルになるのかも?

 

ちなみにナーフ互換ブラスターになりますのでナーフの弾がそのまま使えます。動画もナーフのエリートダーツを使っています。

 

入手方法

国内で流通しておらず、また米アマゾンでも基本取り扱いが無いために中国サイトからの直販または代行輸入になります。

ただ中国郵政系の発送方法では税関検査で却下されることが多く、良識的な値段で他の配送に対応してくれる売り手を捜さねばなりません。しかも商売のサイクルが早いので以前に買えた店が廃業していることもザラで…。

というわけでなかなか入手できないサイバーハンター。色々とアンテナを張っておかねばなりませんがその労力を払ってでも手に入れたいシリーズでもあります。

OEM版ですが米アマゾンで販売されている模様。

 

総評

実射性能で言えばまさにじゃじゃ馬。もちろんこのブラスターを性能目当てで買う人はまずい無いとは思いますが、決して頼れる相棒と思わないほうがいいかもしれません。動画のようにあっち飛んでボール、こっち飛んで暴投。で、恐ろしく真っ直ぐなストライクど真ん中な弾道が出たりとか。

デザイン的にも個人的にはツボでして、すぐ出せる場所に置いておきたいブラスターの一つとなりました。

万人にオススメできるものではありませんが、世の中にはナーフやBooMco以外にもこういう面白いソフトダーツガンがまだまだ埋もれているんですよね。そう考えると世界はまだまだ広く、私もまだまだ持っていないブラスターばかりです。

 

 

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