ここに古いレーザータグのブラストバズーカがあります。
ハズブロではなくタイガー社時代の古い製品で、光線銃にも関わらずバズーカや迫撃砲として使えるという当時としては画期的な、今見れば大変にお馬鹿(褒め言葉)な製品でした。
でした…と過去形なのは理由があります。それは今のレーザータグシリーズとは互換性がないのです。何世代化に分かれているレーザータグ。現行のフェニックスLTXとその一つ前の世代のチームOPSシリーズはなんとか互換しているものの、それよりも古い製品はバッサリと切られているのが現状です。
ですので貴重にも関わらず、実は不人気であまり値段の付かないブラスターであったりします。かといって今更になって同一世代の90年台のレーザータグを買い揃えるのも勿体なく…いわば置物ですとか効果音を鳴らして遊ぶサウンド玩具のような扱いになっているのが現状です。
チート級の性能でゲームバランスを崩壊させたと言われる化物ですが、世代交代による「互換性」という流れからは取り残されているような寂しい状況ですね。
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…という前置きにして、「使えるようにしてみよう」と考えてみました。この旧世代の遺物も、もしかしたら若造をブチのめす老兵として蘇るかもしれません。
基本的な原理
レーザータグに限らず赤外線を使う玩具は構造自体はとても簡単です。
赤外線LEDから信号を出力するのが攻撃。レシーバに受診するのが防御・被弾。それに応じて処理を行うのがプロセッサ。基本的にはこの構造はほぼ変わりません。
チームOPSの原理(仮説)
次のTeamOps版はチーム判定やロックオン、デブリーフィング機能(戦果集計)などが実装されてちょっと厄介です。
実機がないのであくまで想像ですが、恐らくは常時またインターバル的に発信している赤外線信号と攻撃用の赤外線信号が出ていると思われます。場合により赤外線信号が同時発信…混じり合ってしまうわけですが、これを受信側で復号(復調)しないと目的の信号を取り出せない可能性があります。※あくまで想像です
これは正直、大変というか面倒です。
フェニックスLTXの原理
フェニックスLTX世代はロックオン機能もデッブリーフィング機能もなし。ややこしい機能がバッサリとカットされており、ソロ・チーム1~2の3パターンしかありません。
解析ソフトを使いましたら信号幅が変わるだけで特に変なことはしていないようです。チームごとに信号が異なるだけで、赤外線LEDもトリガーを引いたときだけ発光していました。
試しに攻撃側の信号をそっくりコピーして1秒ごとに発信した実験。きちんと1秒単位で被弾判定を食らっていることがわかります。
ちなみに0.1秒で送ればマシンガンになるんではないかと思ったんですが、どうも被弾後の無敵時間があるようで…被弾表示だけでヒットポイントは減りませんでした。
ということは中継してあげれば…というプラン
以上のことをふまえれば信号の変換器を中継してあげれば既存の機能をある程度生かした上で互換性も保たれるんじゃないかな、と思うわけですね。
ブラストバズーカも解析しましたらモードによって発光LEDが変わるだけで難しいことはしておらず、信号そのままを送り返せば被弾判定されることを確認しています。そして上記プランの実現性が一歩高まったはず…
すでにコード書いておりますので何もトラブル無ければ近いうちに試作機が出来ると思われます。お楽しみに。
コメント
難しい…