2013年に発売されたボルテックスシリーズで最後となるブラスターです。最大30発ものディスクを装填可能、かつ速射機能搭載。ボルテックスの集大成といえる完成度となっています。
外見はリボルバーグレネード
ディスクを格納する巨大なターレット(シリンダー)が目立ちます。見た目はリボルバーグレネードのよう。このシリンダー部には6枚×5室で合計30発のディスクを装填できます。
ずんぐりした本体。見た目に負けず劣らず重量もなかなかのもの。最大の特徴は従来のようにディスクが水平ではなく、垂直に格納されているところです。
発射の際にディスクが押し出され、90度回転してチャンバーに装填されます。任意のタイミングで回転させることが出来るので装填しながらの発射も容易です。
ディスクは両側面にあるこのスリットから一枚ずつ丁寧に押し込んでいきます。6枚入れたら手でシリンダーを回転させて次のチャンバーへ。これを5回繰り返します。結構大変。
弾詰まりの際はこのジャムドアで。装填したディスクを取り出したい時はリリースレバーを操作します。
延長ストックアダプターは必須
スプリングを圧縮するだけでなく、大きなシリンダーを回転させるために操作にかなりの「力」が必要なブラスターとなっています。これを腰だめにもって素早くコッキングを行うというのはかなり辛いです。腕を痛めそうなくらい。
残念ながら付属品としてはストックがありませんが、他のナーフのストックの取り付けが可能。
色合い的には黒っぽいストック、または社外品ですが黒ストックが似合うかもしれませんね。こちらはデモリッシャーのストックを付けてみました。大きさも程よいのでお薦めです。
最大の敵は「動作音」
複雑な構造でディスクの速射を実現しているレボニクスですが、その代償として動作音が非常に大きくなってしまっています。
グリップを手前に引くとガキガキン!と壊れそうな音を立てながらコッキング可能です。プラスチックが割れそうな音なので心臓に悪い…
メガ・ロトフューリーを更に盛大にした音、といえば分かりやすいでしょうか。バルカンやスタンピードというような爆音ナーフに匹敵するほど騒々しいブラスターです。
長大な飛距離とさまざまなギミック。新世代のナーフと持て囃されたボルテックスシリーズですがレボニクス360をもってひとまずシリーズ終了となってしまいます。
回転して飛ぶ関係で真っすぐ飛ばないこと、ディスクが非常に高価(1枚100~150円から、ダーツだと10円から)で紛失しやすいこと等から人気が出ず、セールス的には振るわなかったようです。
個人的に言えば撃って楽しいのですが、速射する関係でディスクの紛失度合いが半端なく高く、常用で使うにはちょっと辛いと感じました。ボルテックスディスクは跳ね返りやすく転がりやすく…我が家の住宅事情では家具の下やタンスの裏に入り込んでしまう事が多々発生しています。