鏡がついてて曲がり角から偵察しながら撃てたら面白いだろうなぁ…という誰もが思うであろう事を具現化したブラスターとしてレベルのコーナーショットがあります。
実用性は別にして凄く楽しいナーフなのですが、実は20年近く前にも同じようなギミックを搭載したナーフが発売されていました。
こちらがそのCMになります。
鏡を使って隠れながら撃つ。おもしろい仕掛けですよね。
そして本体がこちら。このスニークショットです。折れ曲がるのでスネーク(蛇)かと思いきや、スペル違いでスニーク(コソコソする)の方です。
詳細はまた別の記事でご紹介いたしますが、ハンドガード部のダイヤルを回すことでミラーと銃口部を左右に転回させることができるようになっています。まさにコソコソと隠れて撃つナーフというわけなんですね。
実はジャンク品のレストアなんです
かなり珍しいナーフであるスニークショットにもかかわらず海外オークションの相場的には非常に安価で取引されています。
その理由は「パーツが非常に取れやすい」ということ。じつはスニークショットはリアサイト、フロントサイト、ボルトハンドル、ミラーがそれぞれ取れやすく出来ています。すなわち付属品が揃っている状態が稀なんですね。そして付属品が揃っていないと魅力半減という…。ですのでいわゆるジャンク品が多く、相場をかなり押し下げているのが現状だったりします。
私が購入したものもかなりひどい状態でして、上記4点のミラー以外欠品、しかも発射不能のジャンク品という状態でした。
作業中の写真はあまりないのですが、欠品パーツのほとんどは写真と現物から採寸して3Dプリントしています。一番参考にしたのはこの写真。
Illustratorで形状をスケッチしてFUSION360へインポート
”浮いた場所”があるとたいてい失敗するので、できるだけ平坦に…Z軸方向だけで作れるようにします。今回は両面貼り合わせで。
リアサイトも同様に制作します。取付部に凹凸があるんですが、ここはプリント後にノコとヤスリで削ります。その方がきれいに仕上がります。
試しに取り付け。
とりあえず仮塗装。私が使用している3Dプリンター(ダビンチJr)では仕上がりはこれくらい。もっと新しい、または上位機種なら綺麗に仕上がるのかも。
完成
なんだかんだで数週間。やっと完成したのがこちらです。
オリジナルがこちら。
素材の質感はやはり違ってしまいますが、まぁまぁいい感じに出来たのではないでしょうか。
今回は3Dプリンターをフル活用してパーツを作っています。
あくまでも道具ですのでこれがあればなんでも作れるというものではありませんが、色々出来ることに幅が広がるのは確かです。ダーツホルダーなんかは本当に簡単に作れますし。
コメント
すげーーーー!
だよなー