2015年に発売されたブラスターがこのバガボンドです。日本では2016年に発売されました。バガボンドは「放浪者」という意味があり、荒野の一匹狼を主人公とするドゥームランズの世界観にはピッタリの名前です。
かなりキワモノなブラスターの多いドゥームランズ・シリーズですが、その中でもかなりのレベルで変わりダネだといえるのがこのバガボンドです。スタイルはソウドオフ・ショットガンのような感じなんですが…
黒い部分が全部銃身…そう、ガトリングガンのような多銃身型なんですね。もちろんダーツを撃つたびに回転して次弾装填を行います。
装填は銃身の中央部に空いた隙間から。ダーツを入れて指で後ろに押し込んでいきます。実物ショットガンのように前に押し込むタイプなら尚良かったのになーと思いますが、これはこれで面白いリロード方法ですね。
ダーツはしっかり押し込まないと発射不良を起こします。また銃身が長い関係で曲がったダーツを使うと途中で引っかかることもあります。
片側が空いた筒を通る…ということで空力的な問題で弾道に悪影響を受けそうなのですが、せいぜい10m程度の距離で撃ち合うナーフではそこまで影響は無さそうです。
ドゥームランズの特徴であるクリアウィンドウも。ピストンが動き、銃身部を回転させるという内部機構の動きが良くわかります。
なお、このバガボンドはレベルのガーディアンクロスボウと同じ構造となっているとか。そう言われると類似点は結構多いですね。
そう、同じソウドオフ形のラフカットとの並び。かなり大きく見えるバガボンドですが、実はラフカットより一回り大きいくらいで案外と取り回しの良いブラスターであったりします。コッキングスライドが手元にありますので構えた感じも無理がありません。
前面部はレンコンみたい。一番上の大きい銃身から発射を行います。他の穴は飾りとなっています。全弾発射モードなんかあったら面白そうなんですが、シリンダー容量や構造の関係で実現は難しそうです。
(セールス的な)ライバルはロウブリンガー?
ドゥームランズシリーズの中でもロウブリンガーと対になる長物ブラスターであり、どちらも3000円台と価格的にもかなり接近しているライバル商品でもあります。実際にどちらを買おうか迷われる方は多いのではないでしょうか…。
性能面ではロウブリンガーは10発シリンダー+10発ホルダーという「大容量リボルバー」であり、一方でハンマー式のために速射力はあまり高くありません。
一方のバガボンドは6発しか装填できませんが、スラムファイア(引き金を引いたままコッキングすると発射できる機能)と呼ばれる速射機能を搭載していますので瞬間的な火力は非常に高くなっております。
実際に両方持ってみると上手く長所と短所があって個性付けされているのが分かります。つまりどちらか選ぶのは至難の業ということになります。
対応ダーツ・アクセサリ
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