2017年にレベル/アキュストライクシリーズから登場したのがこのコムボウです。アキュストライクとしてはアルファホーク、ファルコンファイア、フォーカスファイアに続いて4番目の製品となります。
レベル コムボウ
付属するのはもちろんアキュストダーツ。パッケージには飛距離の表記はありません。
ナーフらしく箱はかなり巨大です。小柄なブラスターと思いきや、弓やストックがありますので本体も結構大きいです。しかも頑丈にできているためかずっしりした重さを感じるほど。
外観について
ブラスター2個の組合せ
コムボウ最大の特徴は2つのブラスターを組み合わせる、もしくは個別に撃つことが出来ること。合体ブラスターと言えばユニティシステム(タイタン、ホーネット、スカウト)が以来ではないでしょうか。しかもトリガーは連動しますので同時発射となります。
コムボウを構成するのは2つのナーフ…ストック付ハンドガンはレバーを引っ張るオーソドックスなタイプになります。銃身は4つ。ストックは一体式。似ているものとしてはメッセンジャーがあるでしょうか。
弓はレバーを引っ張って離すことで発射します。いわゆるストロングハートやハートブレイカーボウのような操作方法ですが、シリンダー直結ですので引きが結構重たいです。
コムボウの真骨頂「合体」
気になる「合体」についてはアクセサリレールに載せるタイプになります。不意に外れないようにロック機構があり、ガッチリと一体化してくれます。
またトリガー連動用の穴があったりとかなり考えられて作られています。
組み合わせると意外な大きさに。ハンドガン側のハンマー状のパーツがロック解除レバーになります。取り外しの際はこちらを押し下げることで外れるようになります。
装弾数は4×2。順番に発射するタイプになりますが、どこに装填してもそれぞれ1発ずつ発射するように出来ています。
ただこのタイプは本来発射すべきではない場所のダーツが飛び出てしまう「ポロリ」という現象が起きやすいという弱点が有ります。特にヘタってしまったダーツを使う場合にその傾向が顕著となります。
弓は汎用性高し
弓パーツはレールに接続するタイプということで他への流用が可能となっています。
例えばファイアストライクへの装着例。弓の方にサイズが負けていますがしっかりと装着できます。もちろんこれ以外にもパーツが干渉しないものであればどんなナーフにも取付可能です。ただしこの場合は連動機能はオミットされます。
連動機能がないということは発射の際はレバーを引っ張って放す必要があります。意外としっかりと取り付けできますので脱落の心配は無さそう。
横幅が大きくそこそこ重いパーツを上面部に取り付けるということで取り回しや重量バランスという点ではかなりのデメリットになるものの、ガラリと雰囲気が変わりますので面白いカスタマイズパーツであるともいえます。
スペックなど
水平飛距離:12~15m 平均初速:17~20m/s
パッケージには飛距離の表記はなし。10mくらい先の壁に届きますので水平(やや上に)撃った場合には12~15mくらいは飛ぶと思われます。
レベルシリーズということで威力控えめと思いきや、計測してみると意外と高い値が出ていることに驚きます。ハンドガンの平均が20m/s、弓部分が17m/s。これにアキュストライクダーツを組み合わせれば真っ直ぐな弾道で狙いやすい高性能なナーフになります。
入手方法
米アマゾンで取扱されています。日本での販売はありません。
総評:オススメできるナーフ
見た目はギミック優先に思えそうなコムボウではありますが、実際に撃ってみるとアキュストライクシリーズらしい性能に感心しきりです。
ロック機構ですとか見た目のデザイン等、各所も工夫を凝らした造りになっておりまして、この辺はやはりナーフの品質の高さを伺える一面だと思います。
前方からオレンジ、ミントグリーン、チェリーピンクの差し色になるトリガー等があってダークグレーのストックというカラースキームはかなりオシャレ。ただ、反対側面はいつものように塗装なしなのがすこぶる残念…
日本での発売も未定ですが、これは是非とも販売して欲しいなーと思います。並行輸入品でもまだ見かけませんが、もし入手できるのであればオススメできるナーフです。
※バイポッド、グリップ、延長バレルは取り付け出来ません