【レビュー】オーバーウォッチ D.VAライトガン
サイズ・重量 | 全長–cm 重量–kg | 発売年 | 2018 |
初速 | 26m/s | 装填数 | 3×発 |
入手先 | 対応弾 |
オーバーウォッチ D.VAライトガンって?
数多くのヒーローを操作して敵を倒したり、陣地を防衛したりする対戦ゲーム「オーバーウォッチ」。2016年に販売、サービス開始となったゲームですが人気は今も衰えておりません。
つい先日にはニンテンドー・スイッチ版が発売されましたよね。
数あるヒーローの中でも特に人気
オーバーウォッチには多数のヒーロー、いわゆる操作可能なキャラがいます。
その中でもゲーマーであり、ロボを扱う技能に優れたヒーローという位置づけであるのがD.VA。可愛い女の子のヒーローです。
特に「Nerf This!(弱体化して!)」という決め台詞が有名です。
そのせいで検索で良くヒットするのでゲームを知らなくてもこのキャラクターを見たことがあるナーフファンは案外と多いのではないでしょうか。
ゲーム内ではD.VAは二足歩行ロボに搭乗するわけですけれども、非搭乗時に使用するのがこのライトガンになります。
上のイメージ画像でも写っていますが、ウサギのキーホルダー(チャーム)がワンポイントとなっておりまして、そこはこのナーフでもきっちりと再現されています。
ただこのライバルシリーズは日本では展開されておらず、日本国内で入手しようとすれば米アマゾンで直接購入するか、日本アマゾンの並行輸入品を買うしかありません。
使用する弾(ライバルボール)も同様で純正弾は価格的に入手しづらいというデメリットがあります。
パッケージはオーバーウォッチの世界観
簡易ダンボール箱で届くかと思いきや、しっかりした通常パッケージ。
ナーフではパッケージ左側には商品を構える笑顔の青年ではなくD.Vaのイラストが。さすがコラボナーフといったところですね。
箱には穴が空いていまして、その部分からライバルボールを触れることが出来ます。店頭では「柔らかさを確認してね」っていうことなんでしょうか。
もちろん穴のほうが直径が小さいので、ボールが箱の外には飛び出すことはありません。
ハズブロの取り扱いなので当然といえば当然なんですが、オーバーウォッチの開発元であるブリザードの公式ライセンス商品であることが記載されています。
パッケージ裏はシンプルに
パッケージ裏面はゲームのデザインを崩さないようにシンプルにレイアウトされています。
一般的なナーフのように使用上の注意が多言語で埋め尽くされているようなことはなくシンプルなもの。
あくまでメインはオーバーウォッチのヒーローというところなんでねしょうか。
さすがにコラボアイテムだけあって裏も表もパッケージデザインが洗練されているような気がします。
中身もこれまたオシャレな感じ
箱の中はダンボールの梱包材、ではなく黒いプラスチック製の固定材。
いわゆるプラスチックトレーなんですけれども、黒とピンクという色合いが凄く映えています。
そして驚いたのが付属のリーフレット。
説明書を兼ねているんですが、良くあるペラペラの1枚紙ではなく両面カラーで不定形用紙に印刷されています。お金かかってそう。
中身はナーフの使い方やちょっとしたイラストなど。D.Vaファンには世界観を感じられる嬉しいアイテムかもしれません。
外見は「ピンクのウサギ」
ナーフ本体はピンクの可愛らしい雰囲気です。
全体的に丸みを帯びたデザインで、D.Vaのイメージであるウサギがモチーフになっている模様。
フロントサイト周囲のウサギの耳が本当にいい感じ。
あとD.VaのネームロゴやHB50という刻印は両面に塗装されています。近年のナーフはコスト削減のためこういうロゴの塗装は片面だけだったりしますので、その点は非常に嬉しい部分です。
使い方は後述しますがセフティレバーの部分も凄く小さい面積ですが塗装あり。
こういう細部にまで色分けされているいるのって何だか嬉しいですよね。
チャーム付属ですが外れません
そうそう、このD.vaブラスターはウサギのマスコットのチャームが付属します。キラキラして非常に可愛いものですね。
プラスチック製ですが、多面カットされたような形状ですので光の具合でとてもいい感じに見えます。写真で撮って楽しい素材かも。
ただこれ、簡単には取れないんです。
取り付け部分がキーホルダーのようなリングではなく、お風呂の栓のチェーンみたいな感じになっているんですね。本体側を分解して取り付けフック部分を取らないとダメな模様。
もちろん紛失の可能性を考えれば簡単には取れないほうが良いのでしょうけれども、チャームだけ取ってカバンや外のアイテムに付けたりってのは簡単には出来なさそうです。
サイズは結構大きめ
ゲーム内では華奢な女の子が持つハンドガンですので、さぞや小さくて可愛らしいのだろう……と思ってましたら意外とでデカくて驚いています。
手が大きいと言われる私でもガッシリ握ってこんな感じ。少なくとも対象年齢以下のの子供では指が届きにくそうです。
ナーフとの比較では
例えば普通のナーフ(ディスラプター)と比べてどうなの?といえば、実はそんなに大きくは見えないんですよね。
ただグリップが太いのと重量があるので構えたときの「大物感・大柄さ」はなかなかのもの。
実際、高初速に耐えられるだけの頑丈さということで本体重量は450g。ナーフのハンドガンの中ではそこそこ重いほうですね。
対象年齢14歳以上用ということでさすがというところです。
操作方法など
操作方法は簡単。スライドを引いて弾を入れてスライドを戻すだけ。クロノスのような「蓋」がないのでかなり扱いやすくなりました。
1,スライドを引く
スライドを最後尾まで引き切ります。ライバルボールの装填口が開きます。
バネが強いのでスライドの引きは重いです。故障原因になりますので一気に後ろまで引きましょう。途中で止めないように。
2,ボールを入れる(最大3発)
ライバルボールを3発まで入れます。すでに入っている場合は「3」へ。
当然ですが通常のナーフダーツは使用できません。
3,スライドを戻して引き金を引く
スライドを戻すと自動的に装填口が閉じるようになっています。すごく便利。
これを繰り返すことで実質的に3発まで連射できるということになります。
スペックなど
初速:26.5m/s
初速は26m/s以上!さすがライバルシリーズと言いたいところですが、100fps(30m/s)を標榜する他のライバルナーフに比べるとちょっと低め。
これはクロノスでも同様だったんですが、ハンドガンという限られた大きさと考えるとパワーがこの水準になるのは仕方がないことなのかもしれません。
ちなみにスポンジ弾とはいえ至近距離で当たると結構痛いです。特に顔面部はフェイスマスクなどで保護するようにしましょう。もしくはせめてゴーグルを。
対応ダーツ
専用のライバルボールが必要です。
入手方法
米アマゾン、もしくは日本アマゾンの並行輸入品があります。
2019年12月時点では価格はかなり下がってきており、ちょうど買いやすい頃合いかもしれません。
総評:実戦向きハンドガン
まずはゲームのファンアイテムとして。
おそらくゲーム内と同じ1/1のほぼ原寸サイズだと思いますが、商品用に小さくなったものではなく、自分の好きなキャラクターの装備と同じ大きさの物が手の中にある……これって素晴らしいことだと思いませんか?
細部のこだわりについても同様で各所に入っている塗装やロゴ。もちろんコストが上がってしまう原因にはなってしまうわけですけれども、こういう小さい部分への配慮って案外と気づきますし、同時に嬉しいところでもあるんですよね。
そしてナーフとして。
純粋にハンドガン・ナーフとしてもかなりハイレベルな仕上がりとなっています。3発まで入る内蔵マガジン。安定した初速。
例えば自動で開閉する装填口の蓋。これってクロノスで指摘されていた部分なんですよね。いちいち面倒だって。
そこを今回は改善してきたというのはユーザーにとっても非常に嬉しく思う部分でもあります。
中身はあくまでクロノスの機関部そのものですが、逆に言えば安定していて素性が良いと評判のメカニズムですのでストレス無くその性能を発揮できるということでもあります。
幸いにも2019年12月時点では結構安くなっています。
ライバルナーフを探している方、キャラクターモノと敬遠せずに是非ともこのD.VAブラスターを手にしてみて欲しいな、と思います。