ナーフと同じように柔らかいスポンジ弾を発射する玩具にエックスショットというライバルメーカーの商品があります。低価格、高性能を売りにしたもので、世界中でシェアを拡大しています。日本でも販売されていますのですでにお持ちの方は多いはず。
特に現行シリーズの「クールストライカー」は白を基調としたデザインで格好良くなり、着実にファンを増やしているのではないかなと思います。
クールストライカー ヴィジランテ
2018年に登場したエックスショットの新シリーズ、クールストライカーの一つです。トイザらスや家電量販店で主に取り扱いされています。ヴィジランテは2019年に日本に登場しました。
写真ではなかなかキレイに写すのが難しいくらいに輝くようなホワイトの本体色です。
前モデルと同じヴィジランテ(自警団)と名付けられているように、西部劇に出てくるようなライフルをモチーフとしています。
銃身は上下2連。1発ごとに1回のコッキングが必要です。上下2発同時発射というような機能はありません。
サイズは一回り大きく
新ヴィジランテはほぼ別物と言えるくらいに改良されました。その一つはこのサイズ。
下が前モデル。並べてみると上下幅が大きくなり迫力が増しています。長さも少し伸びて70cmくらい。
あとストックの大きさが増していますので大人でも扱いやすいようになりました。
ナーフのスリングファイアとも並べてみました。細かい部分のデザインも含めて、雰囲気はナーフにも負けないくらいの堂々したものとなっています。
パッケージも大きめ
本体とほぼ同サイズというようなパッケージ。空き缶型ターゲットも2個分付属しています。
空き缶ターゲットはそのまま並べてもいいですし、2個を1組にして”割れるターゲット”にすることも可能。
飛距離27mという宣伝コピーが目を引きますよね。
エックスショットはナーフと違ってナイロンワイヤーではなくナイロンネジによりパッケージに固定されています。
パッケージ裏面(内面)からこの固定用ネジをくるくる回すことで綺麗に取り外せます。
パッケージ裏面。他のエックスショットシリーズのラインナップもあります。
最大の目玉・中折式アクション
装填は中折式というヴィジランテの目玉はそのまま健在です。ライフルやショットガン好きにはグッとくる要素が詰まっているブラスターですね。
本体後ろのオレンジ色の小さい出っ張りがバレルオープンのためのロックレバーです。これを下に引き下げることでバレルが開きます。
重心部分の重みでパカッと開きます。ヒンジに負担がかかりますが、片手オープン&クローズも可能です。
嬉しいことに付属のエックスショットダーツだけでなく、ナーフの弾も使用可能です。といいますかほぼ同サイズですので混ぜて使うことも可能。
改良点あり!
そうそう!この新ヴィジランテはダーツの争点部分が大きく改良されていまして……
ナーフダーツを入れても引っかからないんですね。
こちらが旧ヴィジランテ。ナーフのダーツを入れると閉める際に引っかかってしまいました。射撃自体は問題なかったのですが片手で閉めたいときにちょっとしたストレスがありました。
折り曲げストックはダーツフォルダー兼用
ストック部分は折り曲げ可能。また8個ある穴の部分はダーツを刺してストックしておけます。
遊び終わってのお片付け用としての収納には向きませんが、対人戦など急場でダーツを持っておきたいときにはこのストックは大変便利です。
ストックは伸ばして使うこともできます。結構、固めのロック機構がありますので勝手にストックが展開されて引っ掛かるというようなことはなさそうです。
ストックの取り外しについては分解が必要な模様。
上部にはタクティカルレールあり
実はヴィジランテにはもう一つの改良点があります。それがこの上部レール。
何か取り付けられそうな感じがしませんか?
角度を変えてみた写真がこちら。ピカティニーレールっぽいですよね。
ちょうど手元にノギスがないので巻き尺にて。約18mmくらいのレールとなっています。
……ということはどういうことかというと。
そう、ナーフのアクセサリが取付でいるんです。
全てのアクセサリが取り付けできるわけではありませんが、スコープやドットサイトなど一般的なものはそのまま使えそう。カッチリはまりますので脱落の心配もありません。ただしちょっと取り外しにコツが必要ですけれども。
入手方法
現行製品ですのでトイザらスやジョーシンなど玩具や家電の量販店で購入可能。
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アマゾンでもマーケットプレイスから販売されています。
スペックなど
初速:–m/s 飛距離 27m(パッケージ表記)
[template id=”16689″]エックスショット弾だけでなく、ナーフの弾がそのまま使用可能です。
個人的な評価:正統進化のブラスター
今までの不満点であったナーフダーツを使った時の引っ掛かり、そして拡張性のなさが大きく改善されただけでも「買い」または「買い替え」をお勧めできるブラスターであると言えます。
装填にひと手間かかることから連射には向きませんが、27mというナーフと肩を並べる飛距離を活かしてハンティングのようにスナイプするという使い方も出来るかもしれません。前述のようにナーフのサイトを利用可能ですし。
見た目としても非常に完成されているものですので、例えばエアガン用塗料のような金属質感のスプレーで塗装するだけでも全く別物になりそうです。
海外の掲示板より。ストックを外して塗装したものだそうです。玩具っぽさが消えてSF系のプロップガン、模擬銃のように見えませんか?
おおよそ2,500円くらいと長物としては手を出しやすい価格帯です。改造や塗装の素体としても使いやすいかもしれません。
※スコープとサイトのみ使用可能