ゾンビを題材にした映画やゲームといえば何故か工具が武器になることが多いのは気のせいではないはず。2016年に販売開始されたゾンビストライクの単発式ナーフの一つ、このクランプダウンもやはり工具を武器にした例かもしれません。
シリーズ恒例の「有り合わせの工具で作った武器」というデザインコンセプトが踏襲されており、名前のとおりにクランプのようなハンドガードが目を引きます。
コッキングはグリップ下の黒いレバーで行うのですが…
残念ながら実際のクランプのように回転はしません。真っ直ぐに引っ張るだけ。
赤いクランプ部は柔らかい樹脂製で折れたり破断しにくくなっています。
機関部はジョルトと同じ
並べるとよく分かるのですが、基本的な構造はジョルト(右側)そのものです。単発小型ナーフの母と言われるだけあって外装を変えたバリエーションモデルが多数あります。
ハンドガードが意外と大きいのでサイズとしてはトライアドより一回り大きいくらいになっています。単銃身でシンプルな構造ゆえにパワーロスが少なく、飛距離はジョルト譲り。
トライアドがずんぐりした印象に対し、クランプダウンは全体的に平べったい印象を受けます。
重ねると大きさや部品の配置が良くわかります。いわゆる「ジョルトファミリー」と呼ばれるこの単発ナーフは非常にバリエーションが多く、限定モデルを含めるとその数は数十種にのぼるとか。
成人が持った場合。手がしっかりと収まるのでジョルトやトライアドのような窮屈さはあまり感じません。グリップ感はとても優秀なのではないでしょうか。
レール付きで拡張性も!
実はクランプダウン、小さいながらもアクセサリレールを備えているんです。
短いレールですので巨大なアクセサリは取り付け出来ませんが、照準や灯火類でしたら問題なく取り付け可能です。
映画やゲームによってはゾンビは光に弱いという設定も。そう言うときのためにタクティカルライトは必須ですね。夜戦にも使えます。
個人的には自作のダーツホルダー(3Dプリンター使用)がしっくりくるかも、と思っています。これで弾切れは怖くない。
見た目のデザインからキワモノに思えそうなクランプダウン。性能で言えば良くも悪くも普通のナーフです。
一方で持ちやすいグリップ、役立つアクセサリレール等から実戦向けのナーフなのではないか、とも。幅が”薄い”のでポケットですとかホルスターにも滑り込ませやすく、大きなハンドガードはナックルのように打撃武器にも(人や物を叩かないように!)。
ナーフの中では手の出しやすい廉価モデルです。ゾンビに襲われたる危険性を感じる方、日頃から対ゾンビ戦に勤しむ方は、是非。
対応ダーツ・アクセサリ
※延長バレル、グリップは取り付け出来ません。