ゾンビの大群を相手にするにはどうすればいいのでしょうか?一撃必殺な高火力な武器、大量の弾薬で大勢をなぎ倒す連射武器などは最初は良いものの、すぐに弾切れになって逆襲されてしまうというパターンがほとんどです。また抱きつかれたり、噛み付かれたりした時には銃は使えなくなってしまいます。ゾンビ映画では定番の”やられシーン”ですね。
こういうときに頼れるのがナイフのような近接武器と言えます。
ゾンビストライク・デッドソウはまさに対ゾンビ用として販売されているナーフ近接武器になります。「ソウ」ということでノコギリっぽいですが、全体としてみれば大きなサバイバルナイフのような武器になります。
側面の大きな「Z」のゾンビストライクロゴが格好良いですよね。
パッケージ全体。定番デザインです。店頭にぶら下げて陳列されるんでしょう。パッケージイラストはデッドソウ独自のものではなくフリップフューリーの流用。
裏面には注意書きや世界観に合わせたノートなど。
ノートには「弾切れになったらどうする?」といったゾンビ戦の心得が書かれています。ゾンビが大発生した終末世界を舞台にしていますのでサバイバルノートという設定なのかも。
販売元はマチェーテやチェーンソウでおなじみのパーペクチュアル・プレイグラウンド社。いわゆるナーフのライセンス品を製造販売しているメーカーです。もちろんハズブロ正規ライセンス品。
クレジット部分に注目してほしいのですが、「2016 Hasbro.」という表記が。新製品と思いきや2016年?どういうことなんでしょう?理由は後述。
反対側にはロゴ無し。とはいえライムグリーンの機械部分が塗装されていたりしますので十分に見栄えする出来です。チェーンソウ風のチェーン、マイナスドライバー等のモチーフがデザインに取り入れられています。
気になるサイズは約45cmと片手で持つには扱いやすい大きさです。腰に挿しても邪魔にならないちょうどいいサイズかも。グリップは小さいですがスポンジ製ですので手にフィットいたします。
大人が持つと大きめのナイフですが、子供が持つとちょうどいいサイズの剣のようになります。ギザギザが禍々しい雰囲気で最高です。るろうに剣心でこういった刀が出ていたのを思い出しました。
重さは49gと非常に軽量。ナーフイベントでは安全のために「近接武器は100g以下」という重量制限があったりするようです。このデッドソウはその基準の半分以下ということで、まさにうってつけですね。
軽いので柔いと思ってしまいがちですが、中にプラスチックパイプの心棒が入っていますのでこんな感じにしなります。グニャグニャ感はなく、むしろ剛性を感じるくらい。
軽量というのも相まって室内でも殺陣のように振り回して遊べちゃいます。
一方、先端はこんな感じに柔軟に曲がり、凹みます。もちろん思い切り叩けば痛いですけれども普通の力加減で遊ぶ分には安全と言えるでしょう。
柄の方もスポンジ製ですので安心。
ただし警告書きにもありますが中の心棒が露出すると大変危険です。必要以上に折り曲げない・突きをしない・破損したら使わないという点には注意してくださいね。
そうそう、ノコギリ部分なんですが当然ながら柔らかく出来ていますので安全です。逆に言えば柔らかいのでノコギリのように挽いて遊ぶと簡単に裂けてしまいそうです。
ゾンビといえばショットガンということでスレッジファイアとの写真。至近距離でぶっ放すショットガンと近接武器の相性はかなり良いのではないでしょうか。ショットガンで足を狙い、よろけたところをデッドソウで追撃。息の根を止めるには最適なコンボかもしれません。
なお、HPという概念がないナーフ戦では追撃の意味は全くありませんので注意してくださいね(むしろ追い討ちは禁止行為)。
余談ですが
2018年春ごろにアジア地域で販売されたばかりのデッドソウ、実は新製品ではなく2016年に製造されたデッドストック品であったとの話があります。何らかの事情で販売されずお蔵入りになっていたものの可能性も。実際にパーペクチュアル・プレイグラウンド社のナーフ系の新商品は2016年をもって出ていません。
(後に解散したことが判明)
あくまでもSNS発の話ですので信憑性のほどは定かではありませんが、前述の2016年ライセンスという表記を見る限りは信憑性のある話かもしれません。
あちこちで販売されているのを見るとかなりの数量が出たようです。日本にも並行輸入品として結構入ってきていますので気になる方は是非。