ナーフと言えば銃の形状をした玩具というイメージがありますが、実は弓型のものも数多く販売されているのをご存知でしょうか。ただ本物のような弓となると子供では撃つのが難しくなりますし、やはり危険ということでナーフでは様々な工夫で安全に配慮したデザインがなされています。
1998年に登場したビッグバッドボウは弓と銃の「いいとこ取り」をしたようなナーフブラスターとして登場しました。
使用するのは矢ではなく大型のスポンジアロー。もちろん当たっても痛くはありません。
普通のナーフダーツと比べてもこのサイズ差。今のナーフ弾のどれとも互換性はありません。
実はビッグバッドボウはバネで発射する構造となっています。大きなアームや滑車が印象的ですが、これらは発射には全く関係のないパーツです。軽量化、扱いやすさのために取り外してしまう人も多いようです。
発射の際はグリップ部分を後ろに引きます。もちろんトリガーには指をかけないように。
カチッというロックオンがするまでしっかりと引きましょう。
引き金を引くと内部シリンダーのみ前進して矢を発射します。再び撃ちたいときはグリップを手で前進させ、矢を装填したら再び後ろに引きます。
2本の矢を引っ掛けるダーツホルダー、その後ろにあるサイトスコープ。といってもプラ板の入った筒でしかありませんので視認性は非常に悪いです。
装填するとこんな感じに大きく飛び出ます。そのおかげでゲームで使おうものならあちこちにぶつけてしまいそう。
そうそう、このBBBアローは非常に折れやすいので扱いには十分に注意してくださいね。
前述のように使用する弾に互換性が無いのが一番のネックかも知れません。銃身が微妙に太いので破損覚悟でメガミサイルを突っ込むしかなさそう。というか割れそうです。
安全弁がありますので適合するダーツ以外はほぼ使えません。改造によりノーマルダーツを飛ばすようにできる定番の改造があるのですが、それはまた別の機会に。
威力がそれほど強くなく、今の基準で考えると物足りないかもしれませんが、この大きなサイズの弾を発射出来ると考えるとなかなかに楽しいブラスターです。
黄色いナーフを語る上で意外と見落とされがちなナーフです。実戦でバリバリ遊ぶには向きませんがコレクション的な位置づけとしては所有欲を満たせる良いブラスターなのではないでしょうか。
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