【レビュー】アキュストライク アキュトルーパー
サイズ・重量 | 全長68cm 重量–kg | 発売年
シリーズ 発売元 |
2018
アキュストライク ハズブロ |
初速 | 18m/s | 装填数 | ×25本 |
入手先 | 対応弾 | エリートダーツ |
アキュストライク アキュトルーパーって?
ナーフの中でも人気のアルファトルーパーを高精度シリーズである「アキュストライク」 としてリニューアルしたモデルです。
様々な面において大幅に改修されておりまして、全く別物と言いたいくらいに変わっており、
トルーパー(騎兵)の名前の通りに高い攻撃力と機動力を誇るブラスターに仕上がっています。
パッケージはナーフらしいもの
パッケージは普通のナーフらいいオープン型。店頭に陳列されたときに実際に触れるようになっています。コッキングとトリガーを引くまでは可能。
左端には非常に笑顔のお兄さんの写真が。
ブラスター名は「アルファトルーパー」ではなく「アキュトルーパー」になりました。
裏面は簡素です。ストックとドラムマガジンのこと。速射機能のことくらい。
英語とスペイン語、フランス語?多言語で書かれています。
紛うことなくアキュストライクシリーズです。はたして精度は向上しているんでしょうか?
中身はボリュームたっぷり
パッケージから取り出したパーツがこちら。写真にはありませんがアキュストライクダーツも付属しています。
箱の中に入っていますのでパッケージごと捨てないように。
色合いやデザインについて
そのまま組み立ててみたのがこちら。
ラプターストライクからの流れを汲むオレンジに黒の警告帯というようなデザインです。ただものではないような感じ。
反対側面も黒い帯は塗装されています。片面塗装だけで間延びしてしまうといった心配はご無用です。
本体は変更なし/あり
本体自体はアルファトルーパーと変わらず。
白いNERFとアキュストライクのエンブレムが目立ちますね。
ロゴも「アルファトルーパーCS12」そのまま。「アキュトルーパー」ではありませんでした。つまり金型が一緒ということですので、内部含めて前のエリート版と比べて大きな変化がないということですね。
黒い塗装ですので目立ちませんがちょっと悲しいところです。
反対側面にはエンブレムなどの塗装はありません。
ただし大きく変わった点が一つあります。それがこのマズル部分。
別パーツだからこそできた改良点だと思うんですけれども…
一応、純正のサイレンサーはこちら。ちょっと寸詰まりな感じがきになってしまいます。
もちろんコンパクトですので取り回しという点、そして弾道という点ではこちらの方がいいわけですが。
パーツ1、25連ドラム
付属するドラムマガジンはこれまた微妙な仕様違い、かつ専用色というようなもの。
上の写真は左から「ライノファイヤー」、「アキュトルーパー」「アルファトルーパー(18連)」です。
具体的な違いとしてはフロント部分の成型色が眩しいほどの白になっていること。ロゴがアキュストライクではなくNストライクエリートなのがちょっと残念。
あと側面にレリーフで「NERF 25」と表記されています。これから発売されるモデルはこのタイプに切り替わるのかもしれませんね。
あくまで体感ですが押し上げバネが強くなったのか、やや詰まりにくくなったような気がしました。シリコンスプレーを吹かなくとも機嫌よく連射できています。
パーツ2、アキュトルーパーストック
個人的には結構気になっていたストックです。
なにしろこの手の固定型ストックの中では結構大きいというレビューを見ていたからなんですね。ナーフのストックって子供サイズで小さいことが多く、大人ではちょっと物足りないことが多かったりしますから。
オレンジ系統のストックを並べてみました。
左からギアアップリーコン、WORKERストック、アキュトルーパー、ギアアップレイダーのもの。
長さでいえば27cmもあります。ナーフの純正ストックの中では最長クラスかもしれません。
サイズについて
基本的にはアルファトルーパーですので本体サイズは変わりませんが、ストックのおかげで結構大きなブラスターとなりました。
全長でいえば68cmくらい。
重量については手動式ということもあって比較的に軽量です。
持った感じもちょうどいい大きさです。
操作方法など
ドラムを装填した状態でコッキングを行い、トリガーを引く通常操作。
そしてトリガーを引いたままコッキングをすることで自動発射されるスラムファイア(連射モード)の二つを使い分けることができます。
コッキングについてはちょうど指が引っ掛かりやすいように段差やくぼみが付けられていますので非常に持ちやすできています。グローブを装着していたとしても恐らく同様。
連射モードについてはもちろんユーザー自身の”頑張り”により連射力が大きく変わります。
片付けの際は空撃ちを
そうそう、マガジンは上記のハンドガードを最後尾にまで引いた状態でないと抜けません。ちょっと独特でややこしい部分ではあるんですが安全策のためこういう構造になっているようです。
マガジンの抜き差しにコッキングが必要、ということは場合により本体内にダーツが残った状態になってしまいます。それも射撃可能状態で。
ですので必ず床やクッションなどに当てて空撃ちしてから片付けるようにしましょう。その方がバネのヘタりも抑えられますし。
またその時に飛び出てしまったダーツ1本はグリップ下部にある収納穴へ。
これは黄色いナーフ時代から代々続く伝統です(最近は無いブラスターも多いですが)
個人的な評価
上が元祖・アルファトルーパー。詰まりにくい、安定した弾道、速射性と非常に高い性能を誇るナーフでした。今では性能面では劣ってしまいますが基本的な構造は後のエリートモデル、そしてこのアキュトルーパーにまで受け継がれています。
高い安定性と信頼性
まだ試射段階なのですが、驚くほど弾つまりが少ないような気がします。また弾道が暴れずにまっすぐ飛んでいくのでシューティングでも気持ちよく遊べます。
もともとが評価の高いアルファトルーパーをそのまま使っているわけですから、素性の良さも受け継いでいるわけなんですね。
対人戦向け?
詰まりにくさ、動作の安定性というのは実銃でも最も重要視される要素です。さすがにナーフ戦では命を取られるわけではありませんが、いざ好機となった時に詰まってしまったとなればガッカリするしかありません。
アキュストライク
これはもう対人戦向けのスペシャリストとなりえるのではないでしょうか。
カスタマイズ例は?
アキュトルーパーはいろいろなカスタマイズができます。
特に延長バレルが取り付け可能ですのでカスタマイズの幅が非常に多岐にわたります。
延長バレルでは定番のロングバレルキットのもの。ちょうど大きさもピッタリとハマります。
消音機としての効果は全くありませんが、見た目で好みなのがこの互換品サイレンサー。
純正のモジュラスシリーズのものと比べて長いので格好いいのですよね。
ノーマルでも完成されていますのでドットサイトだけ乗せるというのもアリかもしれないです。狙いもつけやすくなるのでGood。
スペックなど
初速:18~19m/s
アキュストライクダーツが少し重いということもあって数値としては控えめになっています。
もともとアキュストライクは飛距離ではなく、中距離での精度を求めたシリーズですのでこれくらいの初速が一番安定しているということなのかもしれませんね。
撃ちだされたダーツはまっすぐに飛んでいくのが良く分かります。
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入手方法
ウォルマート限定品のため代行業者を使うか、それともアマゾンなどで並行輸入品を買う必要があります。
米アマゾンはマーケットプレイスのためか国際発送は非対応(2019/8時点)。
総評
旧来のいいところを残しつつどんどんと改修することで完成度を高めていくというお手本のようなブラスターがこのアキュトルーパーです。
実質的に4代目(黄色、エリート、XD、そしてアキュトルーパー)になりますが、恐らく完成度としてはかなり高い水準に位置していると思われます。
アキュストライクシリーズになっても「中身が変わっていない」というのは残念な反面、考えようによっては最初から完成されていたということにもなります。
ただこんなに良いナーフなんですがウォルマート限定だということ。今後は限定販売ではなくなるのかどうか含めて不明ではありますが、日本の市場でも容易に入手できるようになるといいですね。
使用できるのはノーマルダーツのみとなります。エリート2.0ダーツ、もしくは吸盤ダーツが使えます。
※グリップは上面取り付けになります