【レビュー】バグアタック スウォームシーカー
サイズ・重量 | 全長30cm 重量311g | 発売年
シリーズ |
2019
エックスショット・バグアタック |
初速 | 23m/s | 装填数 | ×10発 |
入手先 | コストコ | 対応弾 | エリートダーツ 吸盤ダーツアキュストダーツ |
スウォーム・シーカーって?
エックスショットの商品群の一つであるバグアタック・シリーズの一つです。飛び立つ虫を倒すという遊びができるセットになっています。
また日本では毎年恒例の「コストコ秋のGUNまつり(※勝手に命名)」の目玉と言える商品です。
パッケージ
パッケージは非常に巨大。びっくりしました。
現時点(9/6)ではコストコ店頭だけでの販売ですので買いに行かれる方はご注意ください。
幅80cmもあります。重量も結構あるので複数買いはなかなかつらいものがあります。
全部で109個のアイテム入り
弾やバグもあわせて全部で109パーツのセットという表記です。なんだかすごい。
でも実質的にそのほとんどは弾ではありますが。
内容はこんな感じ。ダーツ96本付き。
しかも飛距離27m表記。これはナーフに匹敵する性能です。
開封したこと
中身もこれまた盛りだくさんです。
写真に抜けていますが飛行ターゲットが2個付属します。本当、お腹一杯になりそうなくらいのボリュームです。
各アイテムについては順番に。
内容その1、ブラスター本体「スウォームシーカー」
このセットに付属するブラスターです。2セットあり。側面はシール。
少し古めの拳銃っぽいデザインというか、デザインは秀逸です。エックスショットシリーズは塗装するとイメージがガラッと変わるものが多く、おそらくこのスウォームシーカーも同様。
コッキングは銃口部のスライドを引くタイプになります。
10連ハーモニカマガジン
ハーモニカマガジン式で合計10発。撃つごとに横にスライドしていきます。クリアブルーでとてもいい感じ。
ナーフのダーツがそのまま入りますし、問題なく撃つことが出来ます。
装着例。やや出っ張りが大きいのでホルスターなどで運用したい場合は邪魔になりそう。
銃本体上にある水色のものは、バグアタックの特徴でもある虫の体液を表す飾りパーツです。
写真ではピントが合いませんでしたがリアサイト、フロントサイトあり。
内容その2、セットの要フライング・バグ
このセットで最も要となるのがフライングバグ、発射台であり空飛ぶターゲットです。
中心部には回転する棒があり、ここにヘリコプターのようなバグを載せることで発射を行います。
この手の動きはヘリコプターの玩具で見たことある人は多いはず。紐を引っ張るとプロペラが飛ぶみたいな。
このフライングバグは実は電動式であり、フットスイッチを踏めば回転し、離せば発射するという簡単な仕組みになっています。
こちらが飛ばすヘリコプター……ではなくバグ。結構大きめ。
直径13cmくらい。非常に軽量ですので当たったとしても痛みはありませんが、飛ばす方向には注意しましょう。
バグはかなり勢いアリ
単三電池4本使用。モーター式ということで飛び方は電池に依存します。
飛び具合はこんな感じ。結構勢いよく”前に”飛んでいくのである程度のスペースが必要です。動画では7m先に落下しました。
そうそう、騒音というか振動がかなりありますので座布団を敷いて使っております。
夜間は要注意。階下に響きます。
なお古い電池では上に飛びませんので、出来るだけ新しくて良い電池を使いましょう。
内容その3、嬉しいオマケ・粘着バグ
足が粘着素材でできているバグです。ガラス面にくっつけて、撃つとペタペタと落ちるのを楽しむことが出来ます。子供用のおもちゃでこういうペッタン人形ってありましたよね。
これは今までのバグアタックでも付属していました。
開封すると埃まみれになるのでこちらは未開封。
内容その4、定番の空き缶ターゲット
エックスショットシリーズでおなじみの空き缶ターゲット。
半分に割ったような形状です。
2つ組み合わせてもいいですし、そのまま半分だけで並べても可。上に積み上げられるように底面には溝があります。
組み合わせて使った場合にはあたるとパカン!と割れるターゲットになります。ただし半分のものが3つしか入っていませんので、両面組み合わせで積み上げるには最低2パック必要になります。
内容その5、エックスショットダーツ
合計96発ものエックスショットダーツ。ナーフにそのまま使えます。単体で買うと結構高いのでこれだけ入っていると非常にお得です。
ナーフよりも軽量ですが、その分だけやや暴れやすくなっています。動画はナーフ・ハンマーショットにて。
サイズについて
パッケージは非常に巨大なんですが、ブラスター本体は実はそうでもありません。
長さ28cm。ナーフの中では良くあるサイズのハンドガンくらいといえます。
横幅はマガジン分…結構大きめ。
大人ではグリップがちょうどいい具合に手に収まります。
一方、子供ではやや使いづらいサイズです。コッキングのために灰色のスライドを後ろに引かないとダメなんですが、結構固いうえに指が引っ掛からないデザインですので握力が弱い子供では引ききれないことが多々あります。
うちの8歳の息子でも連射は無理でした。
重量は311g。実重量としては決して重くはありません。
だいたいストロングアームと同じ大きさです。
箱も並べてみました。冗談でも誇張でもなく、コストコ店頭ではこれくらいのサイズのパッケージで販売されています。
操作方法、ブラスターはややクセあり
ブラスター本体の使い方は簡単なんですがややクセがあります。
ハーモニカマガジンは右から左へ。
マガジンに番号が振られていることからも分かるように、ダーツは右から左へと順番に撃っていきます。
ダーツは右側から隙間を開けずに装填するようにします。もし途中で隙間があれば空撃ちするか、手で押して1発スキップしなければなりません。
灰色のスライドをしっかり引いてコッキング、引き金を引けば発射です。
マガジンがすべて右側に移動したら手で押して左端に移動させます。
発射台は簡単
心棒にバグを載せて足で踏み、回転が安定したら離すだけです。
こちらはうちの3歳娘でも遊べました。かなりお気に入りな模様。
カスタマイズ例
拡張性は全くありませんのでカスタマイズは出来ません。
レールなどもなし。
スペックなど詳細
初速:23m/s
これが一番驚いたんですが、かなりハイパワーなブラスターのようです。初速はナーフ(
20m/s前後)を通り越して23m/sくらい。撃った感じもパスン!という勢いある音が聞こえるくらいです。
試射
いつものように距離7m先のシーツに。
動画を見ていただければわかるんですが、ダーツの勢いが半端なく直線的なのが分かりますでしょうか。これが初速23m/sの威力です。
あちこち暴れるのはパワーにダーツが負けているから。
アキュストライクダーツを使えばもっと精度よく狙えるかもしれませんね。
バグを狙ってみた
本来の遊び方であるフライングバグを狙うという遊びもやってみました。
バグの動きが非常に早く、撃てるチャンスはほぼ1発だけ。
なかなか難しいですが何とか当てることが出来ました。動画ではブレブレでよくわからないですね。
でもこれ、かなり高度な技術が要求されます。足でフライングバグを準備し、足を放すと同時に体勢を整えて狙いをつけて射撃、と。
何度かチャレンジしてようやく当てることが出来たくらいです。
幸いにも直線的な動きですので慣れればもっと狙えるようになるのかもしれませんが。
対応ダーツ
エックスショットダーツだけでなくナーフダーツがそのまま利用可能です。
入手方法
2019年9月時点でコストコで販売中です。
総評:射撃の腕は上がるはず、きっと。
なんといっても飛び上がるターゲットが素敵すぎます。
シューティング用のターゲットとしてはどうかなぁ…と思うんですが、ヘリコプター型の玩具として見れば結構楽しいようでブラスター本体そっちのけで子供が遊んでいます。
真っすぐ飛びますので廊下、もしくは間取りにもよりますが階段など天井が高い場所で遊ぶのも良いかも。
なお、本来想定されている遊び……飛び上がるターゲットを撃つのはかなり高い射撃スキルを要求されますので遊びというか訓練みたいな気もしますけれども。
ブラスター本体としても、これまたハイパワーで扱いにくいというクセモノです。
ハーモニカマガジンはダーツが装填されているかどうか分かりにくく、しかもスライドも固くて連射が厳しいくらい。
何度も言いますが非力な子供ではコッキングが固過ぎ、一人では遊べないこともあります。
一方でスライドの重さ、固さの原因であるバネの強さ=高初速は直線的な弾道を実現しており、高精度ダーツを使えば無類の強さを発揮するかもしれません。
最後に
【購入前のイメージ】
フワフワ浮かぶターゲットをパスパス撃ち落としてキャッキャウフフと遊ぶ玩具
【購入後の体感】
高速でぶっ飛ぶバグをハイパワーマグナムで1秒以内に撃ち抜くガチシューティング
これでだいたいの感覚はわかってもらえるはずです。