【レビュー】ICON ロングショット~まさにナーフのアイコン(象徴)!~

ナーフ情報

【レビュー】ICON ロングショット

サイズ・重量 全長90~98cm 発売年 2020
初速 16m/s 装填数 6×発
 入手先  楽天で買う  対応弾 エリートダーツ
吸盤ダーツ

 

ICON ロングショットって?

ナーフブランド50周年を記念して登場したICONシリーズというものがあります。

アイコン、つまり象徴的な過去の名ナーフをリニューアルするというコンセプトのシリーズでして、過去にもいくつかのICONナーフが登場しています。

2019年の販売分は残念ながら海外だけだったのですが、
驚くべきことに!2020年後半には日本トイザらスが取り扱ったことで誰でも容易に入手できるようになりました。ありがとうトイザらス。

なお、日本で販売されるアイコンシリーズは2種。そのうちスナイパーライフル型がこのロングショットとなります。

巨大なパッケージ!

店頭にしろ通販にしろ、おそらく最初に見て驚くのはパッケージの巨大さでしょうか。
宅配の場合は家具が入ってそうな1m近い箱で届きます。もう笑うしかありません。

商品自体は巨大なオープン型のパッケージです。実際に触れてみることができるのはナーフ伝統の販売方法ですね。
トリガーを引いたり構えたりは出来ます。

全体的に黄色!!という色彩ですので非常に目立ちます。
商品棚に並ぶと、きっと目を引く存在になるんではないでしょうか。

 

裏面にはいつものように簡単な説明と同一シリーズのラインナップが。
説明なども英語表記ですが、おそらく大部分の方は読んでないので気にしなくてもOK。

 

前述のように国内販売のICONシリーズは2種だけ。

ということで他の商品案内もこのスペクトラだけになっております。
2019年に販売されたICON版スタンピードなどは記載されていません。

 

ちなみに販売は日本トイザらス。

 

 

遊ぶ前に……

そうそう、ロングショットはボルトハンドルの組み立てが必要です。写真中央のオレンジの取っ手ですね。

遊ぶ前にはこのレバーを両方からカチッと言うまで強く差し込む必要があります。

ただし!一度刺すと取れなくなります。

もし塗装などを考えている場合はボルトハンドルを差し込む前に行うか、もしくはロックが掛かる最奥部まで差し込まないようにしてくださいね。

削る等の工作を行うことである程度、外せるようには出来ますがそれはまた後日に。



色合いやデザインについて

どちらかといえば実銃のスナイパーというよりも、ゲームやアニメで出てきそうなエネルギーライフル風なデザインであるのがこのロングショット。

ちなみにデザインが秀逸なこともあって、映画などのプロップ(小道具)としてもよく使われているようです。

【雑記】映画「アンドロイドコップ」にナーフが登場?

 

旧版との違いは?

基本的には旧ロングショットをそのままリニューアルしたものですので形状的な大きな違いはあまりありません。

ちなみに上がICON版(新版)、下が旧版。

ICONロゴの有無

見た目での大きな違いとしてはここ。フロントブラスターにICONロゴがあるかどうか。
当然ですが旧版にはありません。

あと銃身下部にあるハンドガード(コッキング用のグリップ部分)がICON版はオレンジ。旧版はグレーです。

 

ストック部分に塗装があるかどうか

こちらはICON版になって省略されたところ。旧ロングショットはストック部分に細かな塗装があります。

  • Nストライクのロゴ
  • ストライプ模様
  • ストックの伸縮ロックの部分

これらがICON版ではありません。

 

スコープの塗装の有無

ICON版ではコスト削減のためか、スコープ部分も塗装が省略されてしまいました。
実際に可動するわけではないのですがダイアル部分は成型色そのままです

あと非常に細かいところですがICON版は天面部の塗装色がシルバーになっています(右がICON版)。

中身も違う

見た目だけでなく中身もリニューアルされておりますので、撃った感じの音もちょっと変わっています。

海外掲示板ではプランジャーチューブ(いわゆる空気を押し出すシリンダー)の周辺が大きく変わっているそうで、もしロングショット用として販売されている改造パーツを買われる場合、対応しているものが旧版かICON版か注意したほうが良さそうです。

初速については後述。

 

パーツや付属品について

本体については内部が変わったことがよく分かります。
試射しますと従来にあったバネが伸びた「バイーン」という撃ち味ではなく、今のナーフらしい「ポスッ」という音に変わったことが感じられます。

フロントブラスターは進化?

旧版のフロントブラスターは本当に。本当に泣けるくらいの飛距離というか、ポトリというか、びっくりするぐらいの性能の低さと不安定さが特徴でした。

申し訳程度にダーツが飛び出すというようなシロモノでして、決して「前後分割して両手持ちで戦える」とかそんなことはなく……。

ICON版はまだマシになりまして、ダーツによりけりですが結構な勢いで飛んでくれるように思えます。ただし初速面ではそこまで高くはありませんので過度な期待は禁物。

 

備え付けのバイポットが格好いい

ロングショットのアイデンティティというべきものにこの備え付けの大型バイポッド(脚)があります。

ご覧のように普段は折りたたんでいるんですが

 

必要に応じてジャキン!と引き出して使うことが出来ます。
開き幅がありませんので左右へ倒れやすいものの、スナイパーライフルらしく保持するくらいでしたら十分すぎる頑丈さを持っています。

こういった飛び出るパーツは子供の手にかかれば容易に破損しそうなんですが、素材として粘りのあるプラスチックで出来ていますので……
多少、無茶な操作をしても折れたり割れたりは無さそうです。

 

バイポットを引き出すとこのように自立するんですね。
1m近い巨体というのもありまして迫力満点です。

余談ですがこのバイポッドは取り外しができません。
内部からネジ止めされていますので、もしどうしても外したい場合は全分解が必要となります。

操作方法など

ロングショットに限らずですが、実はマガジンクリップの交換には手順があります。

1、ボルトハンドルを一番後ろまで引く

まずボルトハンドルをしっかり引きます。バネが圧縮されてカチッという感触があるまでしっかり引き切りましょう。

途中で止めた場合は安全装置が解除されませんのでマガジンクリップが抜けません。

※ダーツが挟まっている場合はボルトハンドルを引く前に除去しましょう。

2、リリースレバーをスライドさせて引き抜く

トリガー前(写真中央)にあるスライドスイッチを動かすとクリップのロックが外れます。

 

3、新しいマガジンクリップを差し込む

ダーツを装填した新しいクリップを差し込みます。

前後逆には入りませんので、もし引っ掛かる場合はは向きをチェックしてくださいね。
写真では12連クリップを使用しています。

 

4、ボルトハンドルを戻す

最後にボルトハンドルを戻せば交換完了です。

この一連の動作がナーフを”操作している”という感覚を味わえて凄くいいのですよね。

なお、バネが圧縮されたままですと部品が痛んでしまいます。収納する場合は床などに向けて空撃ちしてから片付けるようにしましょう。
※マガジンクリップが刺さっていなくとも空撃ち可能です。

 



カスタマイズ例

フロントバレル部分は取り外せば他のナーフのバレルが取り付け可能です。ただ色合いとしてはなかなか取り合わせが難しく……
またこれ自身がすでに完成されたデザインでもありますので、スコープを取り換えるといったカスタマイズが良いかもしれませんね。

最近ですとフォートナイトBASRのスコープが大柄でお勧めです。

スコープの色合いもオレンジですので違和感なく収まります。

また他にも別売アクセサリーなんかもいいかもしれませんね。

 

※延長バレルは使用できません。
※グリップは上面取り付けになります

スペックなど詳細

まずは本体から

初速:15~17m/s

実はICON版は内部改修されて初速がアップしていると聞いていたんですが……

実際に撃った感じではそこまで?という感触です。撃ち味は全く違うんですけれどもね。

 

ちなみに旧版はこんな感じ。13~15m/sくらい。

「うぉぉ!凄い改良されてる!!」という結果で書こうと思ってたのでこれはちょっと拍子抜けなところが。
ただ個体差であったり中のパーツの引っ掛かりなどがあるかもしれませんので、一度中を分解しないとダメかなーとは思っています。

 

フロントブラスターは若干アップ

飛びが悪いとされているフロントブラスターも計測。

ICON版が16m/sくらいで安定。

 

旧版が13~15m/sくらい。時々一桁。

こちらも大幅にアップしているわけではないんですが、初速が安定していることもあって撃ち味としては「よく飛ぶなー」というように感じます。

 

対応ダーツ

ロングショットはエリートダーツに対応しています。

ガラス面などに打つのであれば吸盤ダーツがオススメです。ペタペタ張り付くのですごく楽しいです。

入手方法

店頭やトイザらス、楽天トイザらスなどで入手可能です。2020/12月時点ではセールで半額くらいに。これは絶対買うべき価格です。

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

ナーフ N−ストライク ロングショット
価格:3497円(税込、送料別) (2020/12/6時点)

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総評:SF系スナイパーライフルが欲しいなら買うべき

黄色いスナイパーライフルといえば、同時期に販売されたフォートナイトBASLがあります。

BASR自体がかなり大きなナーフではありますが、ロングショットはさらにそれを超えるレベルの大きさなんですね。

デザインの好みについてはまさに人それぞれ。実銃らしい雰囲気のBASRか、近未来SFのようなICON ロングショット。
なおスコープはお互いに交換できますし、マガジンクリップや弾も共用できます。つまり両方買っても楽しめるという。

 

ぜひ手にしてほしいナーフの名ブラスター

ロングショットといえば非常に人気のある(改造素体としても適任な)ナーフなんですけれども、実は生産中止となってからすでに十数年経過しております。

さすがにもう中古品しか出回っていませんし、その中古品も経年劣化やパーツの痛みもあります。箱出しのままでは性能も低く、あまりオススメできないものでありました。

ただこうやって再販されたICON版であれば話は別です。内部もリニューアルされているようで、何より新規生産されたものですのでガシガシ遊べます。価格も安いですし。

セール時3000円台でしたら2丁買っても実質無料と言えるくらいのレベルでオススメできるナーフです。
両脇に抱えてバスターキャノン的な遊びも出来るかもしれませんね。

 

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