その1で計画したように、レストアには弾帯とシールの製作が必要です。今回は弾帯の作成していくことにしました。
弾帯の作成
一応、同じ規格の弾帯はいくつかのブラスターでも使われていました。といっても15年以上前の製品ばかりなので新品での入手は絶望的です。柔軟性のあるプラ素材ですので亀裂が入っているものが大半ですし、送料を考えると驚くほど高額になります。
というわけですので今回もまた3DプリンターとCADを使ってパーツのレプリカを作成していくことにします。
http://nerf.wikia.com/wiki/Razorbeast?file=RazorbeastBoxBack2.JPG
wikiaより。このように軟質プラ製の連なった弾帯を使用します。ダーツ同士の間隔が広いためにバルカンや他社ブラスターの弾帯は使えません。
こっちがバルカンのベルト。
こっちがレイザービーストのベルト。
形状が全く異なりますね。また素材の違いもあり、バルカン用はかなり硬質のプラスチック製です。ベルト部分は布地。レイザービーストは全体が軟質プラ製のようです。
まずはモデリング
私の持っている3DプリンターはABSではなくPLAという硬いフィラメントしか使えないことから、パーツ全体の柔軟性獲得のためにヒンジ部を設けています。ABSを使えるプリンターならそのまま連結した状態で作れるかもしれませんね。
データはFUSION360で。
試作品をいくつか作ってこの形状に落ち着きました。ヒンジは金属ピンを使用することにします。
印刷はおおよそ8時間かかります。最初は1個ずつ作っていたのですが、あまりに時間がかかりすぎるので3つずつのデータを作成しました。
試作品を含めて現在6個。製品では25連だったそうなのであと19個…
本来は旧ダーツなのですが、今回作成したものは現行のエリートダーツ対応となっています。
意外としっかりしたパーツになりました。
試射してみました
構造上、最初の1発は発射されないようになっています。というか弾帯をリング状につなげて使用するのだそうです。今はまだ6本しかないので長さが足りず、バルカンのように撃ち切ったら落下してしまいます。
動画を見ていただければわかるのですが意外と強く飛ぶんですね。流石に対人戦には難しいですけれども、ちょっとした遊びには十分に使えるかもしれません。
その3へ続く・・・