【レビュー】Nストライクエリート リタリエイター・エコノミー版 ~コスト削減のため…見た目が寂しくなった”復讐者”~

ナーフ情報

2012年に発売されたNストライク・エリートシリーズのブラスターです。Nストライクのリーコンを改良したモデルですので、外見上はほぼ同一となっていますが性能面では飛躍的にアップしており、今でも人気のモデルとなっています。

カラーバリエーションは青(2種)、クリアブルー、白…と4種類。”復讐者”という名前の通りに色や性能アップで何度でも再登場するナーフです。

実はこの青リタリエイター。発売時期や地域によって「通常版」と「エコノミー(塗装簡易)版」の2種類に分かれるんです。写真のものは簡易版。白いラインやグリップの塗装が省略されているのがわかりますでしょうか。

 

比べてみるとこの通り。上が通常版で下が簡易版になります。

簡易版は本体下部の白いラインやスライド部のガンメタリック色のストライプ模様がありません。グリップの白い塗装も無し。付属パーツ類は塗装の省略は無いようです。

 

反対側面は近年のナーフでお馴染みの”ほぼ無塗装”になります。ロゴも色なしですのでのっぺりと感じてしまいます。コスト削減のため仕方ないとは言え、ちょっと寂しいですよね。

 

 

マガジンの抜き方に手順あり

中古のリタリエーターを入手した場合、特にナーフをあまり持ったことがない人にとって、まず引っかかるのがこのマガジンの抜き方です。
手順としては
1、コッキングスライドを一番後ろまで引く
2、そのままの状態でリリースレバーを後ろに
3、レバーを引いたままもう一方の手でマガジンを引く
4、マガジンを入れかえる場合はリリースレバーから手を放して新しいマガジンを差し込む
5、コッキングスライドを元に戻す
という順序があります。


コッキングスライドをきっちりと後退させていなかったりするとマガジンが抜けませんので注意が必要です。こういう手順があるため、稀にですが故障品としてリサイクルショップ等で捨て値で売られていることもあるとか…

 

 

寸胴型の延長バレル

リタリエイターに付属するのはバレルが飛び出ていない寸胴型の延長バレルになります。

ナーフ規格のためバレル延長可能なモデルならほぼ何にでも使えるのが嬉しいですね。ストライフに組み合わせてセミオートライフルに仕立てるのが一種の定番カスタマイズとなっています。また逆にリタリエーターにも他ブラスターの延長バレルが使用可能です。色彩の違和感に目をつぶれば黄色ナーフ~モジュラスシリーズまでの様々なパーツが使えます。

レールは上下にあります。約19mm幅ですのでエアガン用パーツの中でもそのまま使えるものが結構あります。ただ溝の一部に補強用の柱が立っているのとピカティニレール用の固定ネジが干渉する場合があるので場合により改造が必要になります。

スコープなど大きなアクセサリを載せるとコッキングしにくくなるという弱点があります。

 

そうそう、バレルの延長改造をすることで簡単に見た目を変えられます。個人的にはこのスタイルのほうが好きですね。フラッシュハイダーがあればさらに格好良くなるかもしれません。

バレルの延長改造記事については→こちら

 

 

やや短めのストック

リタリエーターに付属している短めのストックです。実際にかなり小ぶりであり、「取り回しがいい」「使いにくい」と賛否両論のアクセサリーだったりします。

当然ながらナーフ規格のストックが使えますので、色々と組み替えてみるのもいいでしょう。

ただこのリタリエーター。スプリングを収納する部分(後ろに飛び出ている突起)が他ブラスターより長くなっておりまして、そのおかげで一部のストックは装着できません。例えばデモリッシャーのストックは取り付け不可能です。

 

 

ガッチリ装着!剛性感抜群のフォアグリップ

リタリエーターで最もいいなーと思ったのがこのフォアグリップですね。グリップパーツ自体は過去にいくつか出ていますが、ここまでガッシリとくっつくのはリタリエーターの物が初めてでした。

長いライフル系ブラスターですが、フォアグリップを持つことで取り回しが抜群によくなります。ただし何度も言いますがグリップを持ったままコッキングはできないので連射は出来ません。

 

初速データ

 

買うなら塗装簡易版ではなく通常版を?

いわゆる後期モデルに当たる簡易塗装版でありますが、性能的にはほぼ一緒でコスト削減だけ行われたようなバリエーションモデルですので敢えてこれを探しだす必要はないのかも。

ただ案外と気づきにくいバリエーションモデルですので、もし買われる場合は要確認ですね。

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