【レビュー】AK47風ソフトダーツガン ~見た目に全振り!中国発のカスタマイズ・ソフトダーツガン~

ナーフ情報

【レビュー】AK47風ソフトダーツガン

サイズ・重量 全長100cm  発売年 不明
初速 –m/s 装填数 10×発
 入手先  アマゾンなど  対応弾 エリートダーツ
吸盤ダーツ

AK47風ソフトダーツガンって?

今回紹介するのは中国発のナーフ風トイガン、いわゆるパチモノナーフになります。
メーカーや品名などは一切不明ですが、商品名としては「AK47タイプのソフトダーツガン」として販売されているようです。同一商品があちらこちらで多数販売されています。
同じシリーズにM416タイプなどもありますが中身は全く同じの模様。

本体+カスタムパーツのセット

セット内容は本体と見た目を変えるカスタマイズパーツ一式。あと電池関係とダーツ30本ほど。

実際にはもっと細かいパーツがバラバラとありまして、自分で組み立てる必要があります。説明書などは無し。
とはいえ、前回こちらで同じようなセットを買ったこともありますので迷うことはありませんでした。

 

そうそう、リチウムイオンバッテリーを使いますので仕様前には必ず充電しておきましょう。特に最初に使う前には。
充電器はスマホなどのUSBタイプを使うことができます。専用ケーブルを使いますのでこちらは紛失しないように。

本体はストライフ風

コアとなる本体はナーフでお馴染みのストライフをっぽいもの。というかほぼコピーです。
それに見た目を変える外装カスタム用のパーツをセットにして販売しているわけですね。
ですので色んな銃をモチーフにした商品展開が行われています。

すでに改造パーツを取り付けた後ですが、ご覧の通りにほぼ同じです。
パッとみて違うのはアクセサリレールがピカティニレール仕様になっているくらい。

 

ほぼコピー品といえども中身はアップデートされており、なんとフルオート・バースト機能付き。
本家ストライフはセミオートだけでしたので大きく進化していますね。

セレクターを切り替えることでそれぞれ好きな動作モードにすることが出来ます。OFFスイッチがあるのも嬉しい部分。



フロントバレルが最高に格好いい

銃身部分の造形はかなりいい感じでして、プラスチックですけれどもツヤ消し風の質感がとても馴染んで見えます。

銃身は単なるパイプではありますが、より長いものに変えれば長銃身のライフルへ改造することも可能。
(ただし性能は大幅減で見た目だけの改造となります)

 

実射

今回は3連射、つまりバースト射撃モードで試射してみました。バッテリーは満充電。準備はバッチリ!なんですがーー

 

 

「連射速度が遅い!」

 

バースト射撃といえばパパパ!パパパッ!というような小気味よい射撃を味わえるモードだと思うんですが、この中国ソフトダーツガンにおいてはポン…ポン…ポン…という感じ。
悲しいくらいの速度です。

フルオート射撃もこんな感じです。3回出るのが10回になるだけ。連射速度は一定です。

 

ナーフ・レギュレータと比較すると

同じバースト機能があるナーフ・レギュレータと比べてみました。

なんというかもう、一目瞭然。連射速度の差が凄いもんです。しかもレギュレータの方はヘタった電池を使用しているくらいです。
さすがにこの連射速度の差は遊ぶにしてもちょっと厳しい部分があります。

しかもトリガーラグが非常に大きいんですね。
引き金を引く→ウィーン…→…バスッ!っていうような感じ。体感的には0.5秒くらい遅れます。動き回る敵を狙って撃つというのはかなり辛いレスポンスです。

原因はダーツの送りだし機構の違い

このブラスター、前述のようにフルオート・バースト機能を実装するためにダーツを送り出す部分が電動式になっているんです。
具体的には引き金を引くと棒(プッシャー)がマガジン内のダーツを突き出し、発射モーターに押し込むという動作を行います。この棒(プッシャー)が引き金を引いてからしか動かないため、非常に大きな時間差、ラグが生じてしまうんですね。

 

本家の電動ナーフではこのラグが少なくなるように設計されておりまして、例えば本家ストライフではプッシャーがトリガーに連動した機械部品ですし(セミオートですけれども)、比較動画に登場したレギュレータはベルトコンベアでダーツを送り出す構造になっています。



見た目重視であるがゆえに

見た目としては非常に格好良く、特に銃身部パーツは玩具というよりも6mmエアガンっぽい雰囲気を感じるほど。それもこれも銃身が細く出来ているからなのですが。

逆にその細い銃身がゆえにダーツが銃身内に接触しやすく、良く詰まります。
吸盤ダーツやアキュストダーツ、社外品のワッフルダーツなどは悲しいくらいに発射されません。

シリコンスプレーの塗布なども試してみましたが、それほど思うような効果はありませんでした。

 

上から見ても細身でエアガンのような雰囲気があります。本当、細身で格好いいんですけどもね。

ちなみにカマボコ状のパーツを外すとアクセサリレールが現れます。スコープなどの装着は容易。

 

ストックも大き目。
フルサイズのアサルトライフルに近いサイズであることからも大人でも構えて違和感のない大きさとなっています。
むしろ左手の添える位置を考えれば子どもが使うにはややオーバーサイズです。

対応ダーツ

ナーフと同じダーツを使用できますので弾の確保は非常に簡単です。

入手方法

類似商品があちこちから販売されており、アマゾンやAliexpressなどで5,000~7,500円くらいで入手は可能です。

何しろ各ショップが各々の仕様や付属品の組み合わせて販売していることもありまして、全く同じ商品はちょっと見つけ切れていないません。
というか私が購入したaliのショップが消えてるので現在のところ”全く同じもの”の入手先は不明です。

AK47風ではありませんが本体ブラスターはこれに近いかも?

 

総評:見た目に全振り

見た目をできるだけ実銃っぽく寄せたソフトダーツガンという特性上、実射性能は大きく劣ってしまったと言うしかありません。
もう少し銃身が太ければ。もう少しダーツの送りだし機構が良ければ(その分、本体が大きくなる)と思ってしまいますが、それもこれも小さい本体の中に押し込むためには、ある程度で性能は妥協するしかありません。

ちなみにこのバレル、ナーフと互換性があるので他に使いまわしも出来ます。が、やはりダーツが引っ掛かって詰まってしまいがちです。
ある意味で最も使いたい銃身パーツが使いづらいという悲しみです。

カスタマイズパーツの塊として買うならありかも

いい部分、それは何度も言うように見た目。
バレル、ストック、マガジンクリップなどはナーフ共通品ですので使い回すことが可能なんですね。

というわけで同じ形状でもあるストライフと交換。ほぼ同じサイズ、デザインであるために全く違和感なく収まってくれます。

フルオート、バースト機能は使えずセミオートだけになりますけれども、ストライフの小気味よいレスポンスが味わえる良いブラスターとなります。
ダーツは詰まりますが。

 

リチウムバッテリーという事もあって常用するにはやや使いづらい代物ですが部品だけでも十分に元が取れるのではないか、と思えるほどのクオリティを誇っております。
実銃的なものが欲しい人は是非。飾るだけでも格好いいですよ。

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