【レビュー】フォートナイト ヘビーSR
サイズ・重量 | 全長109cm | 発売年 | 2021 |
初速 | m/s | 装填数 | 6×発 |
入手先 | アマゾン等 | 対応弾 | メガダーツ |
ヘビーSRって?
いわゆるバトルロワイヤルゲームであるフォートナイトとコラボしたナーフとなります。
モデルとなったのは対物ライフルのバレットM82でしょうか。
ゲーム内でも一撃必殺の高威力武器として知られておりますが、一方で発射間隔が遅く当てるのは至難の業という玄人向けのスナイパーライフルとなります。
ナーフでもその巨大さ、高火力という特色を活かした立体化がされていることから、ナーフファンの間でも大注目のアイテムとなっていました。
パッケージも迫力満点
なんというか、もう届いた瞬間から「ただものではない」雰囲気を感じるほどの大きさのパッケージです。しかも結構重い。
パッケージの各所にサイズが大きいことをアピールする写真や文字が描かれています。
パッケージ裏面には「箱よりデカくなると」との記載が。つまりこのヘビーSRは大きいことを個性としたナーフということになります。
史上最長のナーフ
全長109cmというサイズはナーフ史上最長……だけでなく、全体的に”太い”ので見た目以上の大きさを感じます。そこそこ手の大きい私でもこれくらい。銃身はパイプというより柱です。むしろ鈍器。
しかもこれ、対象年齢8歳以上の玩具なんですよね……
ちなみにこのヘビーSRは赤色をベースにした迷彩柄のラップ(見た目)となっております。
ナーフのメガシリーズはブランドカラーとして「赤」が設定されていますので、これはちょっと嬉しいところ。後述しますが他のメガナーフと並べた時も違和感がありません。
開封!中身もズッシリ
デカいことは良いことだ!というわけではないのですがナーフ史上最大(最長)の109cmという非常に大きなブラスターとなっています。
さすがにそのまま箱に入れるのは無理ですので、箱の中は本体が2つに分解された状態で収納されております。
ダーツやボルトハンドルは写真で言えば左下のスペースに。スコープは右側にあります。
開封後は念のために足りない部品が無いかチェックしておきましょう。
簡単な組み立てが必要
要組み立てとはいえパーツを組み合わせるだけ。凄く簡単に完成させられます。
まずは本体の組み立て
まずはバレル部分(銃身パーツ)と本体側を接続します。
注意点としては「ハメ込み式」のために組み立てますと容易には外せなくなります。
→別記事にしますが5分ちょっとで出荷状態?に戻せます。気にせずガチッとはめ込んでも大丈夫。
写真中央の溝の部分と
銃身内部のツメが噛み合う事で抜けなくなるんですね。
一応、ネジを外して分解すれば抜けるようにはなりそうです。
簡単に外すことが出来ます(要プラスドライバー)
元箱への収納も可能です。長期収納する場合には是非。
ボルトハンドルはネジ式
バネを圧縮させるボルト(ハンドル)はネジ式となっています。
ですので脱着は極めて容易です。
ナーフではこういった部品は1度差し込むと2度と抜けないタイプが多いので、これはありがたい設計ですね。改造や塗装を行う人には特に嬉しいのではないでしょうか。
といってもあまり頻繁に付け外しを行うとネジ穴の方が割れてきそうですけれども。
組み立てとして必要な事はこの2つだけになります。
大型スコープと大型マガジン
本体が大きいだけあって付属のアクセサリ類もこれまた巨大になっています。
まずはスコープから
深い赤色のカラーリングが格好いいスコープです。
取り付け部分はナーフの共通規格品ですので他にも使いまわすことができます。もちろんフォートナイトシリーズだけでなくエリート2.0などにも。
安全のためにレンズは無し。従いまして望遠機能はありません。とはいえ太陽などを見ないようにしましょう。
照準の十字マークが印刷されていますが、上下左右の調整機能などは無いのであくまで目安として。
大型のマガジンクリップ
まず持ってみて「デカッ!」と声が出るほど巨大なマガジンです。
対物ライフルらしい威風堂々たる迫力ですね。
なお、これだけ巨大でも6発しか入りません。さすが「メガ」ブラスター。
そうそう、過去にはセンチュリオンという同じような対物ライフル風のナーフがありました。
比較は後で行いますが、こちらのマガジンがそのまま使えます。
見ての通りに形状が違う以外はほぼ同じ。
このメガシリーズ用のマガジンクリップは別売されておりませんので、こういう風にセンチュリオン付属のものが使えるって嬉しい部分ですね。
センチュリオンの方はクリアカラーで中のダーツの本数が分かるというメリットも。
サイズについて
全長109cmというサイズはナーフ史上最長……だけでなく、全体的に”太い”ので見た目以上の大きさを感じます。
一応これ、対象年齢8歳以上の玩具なんですよね……
パッケージも「箱よりデカくなると」との記載が。つまりこのヘビーSRは大きいことを個性としたナーフということになります。
組み上げるとこんな感じになります。やや寸詰まりな感じがありますけれども、対物ライフルらしい雰囲気はきちんと表現されています。
なおストックはやはり小さいので大人が持つと少し窮屈になります。
巨大ナーフ、センチュリオンとの比較
かつて最大のナーフとして君臨していたセンチュリオンですが、このヘビーSRの登場で2位となってしまいました。
といっても並べてみるとそれほど変わらないくらいのサイズであるんですけれどもね。
二つとも個性がかぶってしまうのでは?なんて思いそうですが、センチュリオンが細身であるのに対してヘビーSRはガッツリと太めであるとか、マガジン位置が全然異なるなど使用感や装備した間隔ハ全く異なっています。
ただしセンチュリオンはすでに生産終了品のため、このクラスのナーフが欲しいのならば今現在(2021/12月)ではヘビーSR一択でしょうか。
試射してみた
家の廊下にて。
だいたい7mくらい先に向かって射撃しています。
音が拾えませんでしたがメガダーツならではの「ヒューン!」という風切り音を響かせて飛んでいきますので、撃たれた方はかなりの威圧感を感じます。
対応ダーツ
メガシリーズに対応したダーツが使用できます。通常のエリートダーツ(青いダーツ)は使用できませんのでご注意くださいね。
入手方法
アマゾンやトイザらス、他量販店で購入可能です(2021年12月時点)。
総評:迫力満点!それこそが魅力
なんといってもデカいこと。その巨大さによる迫力が最大の特徴ですね。というかそれに全振りしたのがこのヘビーSRといえるでしょうか。
所有欲を満たすという点ではやはり「史上最大」という接頭語は何事にも代えがたい魅力でもあります。
一方、使えるトイガンか?とみると評価は少し変わってきます。
対象年齢が8歳以上用ではありますが、その大きさが仇となって実際に扱えるようになるのはもう少し上の年齢になります。9歳のうちの息子でも重量負けしてしまいます。
スナイパーライフルという事で飛距離や精度などの性能面で優位かと言われれば、そこはナーフの特徴でもある「銃身が長いナーフは性能が低い」という点がもろに当てはまります。つまり撃ち出されたダーツが長大な銃身内壁に当たる事でブレーキがかかってしまうんですね。
また性能面でのメリットがないにも関わらず、振り回すのに難儀する巨体は撃ち合いゲームでは邪魔になってしまいます。
あとまた分解できないということからも持ち運びや収納に困ることも。
と、弱点が非常に多いナーフではあるのですが前述のように「これしかない」そして「これこそが」ヘビーSRの魅力たる所以でもあります。
目に付く場所においておけば、それこそサマになるという点もヘビスナならでは。
またゲーム内アイテムそのまま立体化したような玩具だと考えれば、むしろ大人やコスプレ用の小道具としても遊べるのではないかな、と思います。