低年齢層向きの玩具のナイトロシリーズ。車を発射する”だけ”という簡単なギミックは工夫次第で無限大の遊び方ができると人気です。ただ発射機(ブラスター)によってはコッキングやマガジンを引く抜いての装填が必要だったりと子供によっては詰まってしまうこともしばしば…。
そんな声を反映したのか、より簡単に連続で発射できるナイトロ・ブラスターが2018年に登場しました。
ナイトロ エアロフューリー
正式名称は「ナーフ ナイトロ エアロフューリー ランプレイジ」になりますが、こちらはセット商品名ですのでブラスター自体は「エアロフューリー」というようです。
外観について
ロングショットスマッシュによく似た形状、デザインのブラスターです。床面に押し付けて発射しやすいようにクサビ型の外見になっています。
反対側面は真っ白。ナイトロの初期製品が両面塗装だったことを考えるとちょっと寂しい気もします。
なお、電池式ですので重量はそこそこあります。
他のナイトロブラスターのように発射口に装填する必要はなく、ここから車を入れることが出来ます。容量は2台。
同時に2台飛び出さないように仕切り板がトリガーに連動して飛び出る仕掛けになっています。何気にすごいカラクリだと思います。
車は自重で転がっていき、フライホイールに接触する仕掛けになっています。上向きにすると発射できませんが、そもそも床において遊ぶ玩具ですので問題はありません。
ロングショットスマッシュとの比較。デザインは良く似ていますよね。
サイズで言えば少しだけ大きい感じ。ただし電池とモーターの分だけ重量は増えています。
横幅も増加してゴツくなりました。
かといって構えにくくなる、持ちにくくなるといったことはなく、子供でも扱いやすく仕上げているのはさすがナーフといったところでしょうか。
車も主役
車を発射する玩具ですので車も非常に大事な要素となっています。安全性のため軽量なスポンジで出来ていますのでダイキャスト製ミニカーのような精密さ、ディテール感はありませんけれども、その一方でスポンジでも頑張って格好良くなるようデフォルメされたデザインになっています。
左二つがミニカー。金属製です。左から3つ目がナイトロカー。一番右が仮面ライダードライブのシフトカー。
それぞれ違った良さがありますよね。ナイトロカーのグラマラスなフォルムはアメ車っぽさ全開で非常にツボに入っております。
大きさを比べるとこんな感じ。縮尺で言えば1/50~1/70くらいになるんでしょうか。
使い勝手は?
今までナイトロの欠点であった装填の煩わしさ、子供にとっての扱いにくさがほぼすべて解消していると言っても過言ではありません。しかも装填をすばやく出来るのであれば手元にあるだけ連続発射可能。
もちろん安全面もしっかりしていまして、グリップ下部にあるスイッチを押し込まないとモーターが回らないようになっています。
こちらは別売りのループスタントキットと一緒に遊んだ例。すごい勢いで車が走りますので迫力満点です。
ナイトロカー専用
その簡単な構造からナーフの弾は発射できる!?と思い試してみました。
結果を先にいうと「全くダメ」でした。
そもそもライバル弾はスカスカでフライホイールに接触せず。ビー玉も同様。
ミニカーはものによってはイケるかも?と息子のものを借りましたが…
はい、詰まりました。良い子のみんなは真似をしないようにしましょう。なかなか取り出せなくて苦労します。
というわけで、詰まると厄介ですのでナイトロの車以外を発射するのはやめましょう。
スペックなど
電動とはいえ威力が強いといったことはなく、走行距離はおおむね他のナイトロシリーズと同じくらいだと思われます。
初速:–m/s 走行距離 10mくらい
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入手方法
現行製品ですので一部家電量販店やイオンラインショップで容易に入手可能です。
トイザらス・オンライン ナーフ ナイトロ エアロフューリー ランプレイジ
アマゾン ナーフ ナイトロ エアロフューリー ランプレイジ 電動 E0408 正規品
総評
従来型ブラスター(発射機)で問題となっていた車の装填のしにくさがかなり解消されたのが大きな進歩だと言えます。今までは車が上手く入らないので親が手伝う必要があったのですが、このエアロフューリーでしたら子供だけでも十分に遊ぶことが出来ます。操作が簡単というのは非常にありがたいものです。
ただ一点。電動、それも床に押し付けて使うということで住宅環境では遊ぶ時間に注意が必要です。机やフローリングで遊ぶと地鳴りに近いようなモーター音が鳴り響くことに。毛足の短いカーペットや畳の上でも遊べますので、音が気になる方はそちらのほうがいいかもしれませんね。
あと「高速回転する円盤を車の屋根に押し付けて発射する」という仕組みのため、どうしてもナイトロカーの屋根が削れてしまいます。黄色の車の塗装がハゲているのがわかりますでしょうか。
もちろんすぐに遊べなくなるような耐久性のなさではありませんが、ある程度の消耗品と考えなければならないかもしれませんね。