手動式のナーフは手軽でいつでも楽しめるというメリットがあるのですが、一方で両手持ち出来ないという大きな弱点があります。一応、ハズブロ公式の解決方法もあるのですが全てが対応しているわけではなく…。
ではどうすればいいか。電動ナーフがあるんです!
高額だと思われがちな電動ブラスターの中でも比較的に安価に購入できるものがこのストライクエリート・ストッケードです。
10発のダーツが格納できるシリンダーを備えていて連射可、また先込め式なのでマガジン式よりも素早く弾を入れることができます。
反対側は電池ボックスのフタと起動スイッチがあります。
Nストライクエリート ストッケード
全長: 重量:
外観について
ストック付きで秀逸なデザイン
ストッケードは過去作品のオートバリケードを性能アップした上で、エリートカラーと言われる青色塗装になりました。飛距離や弾道の安定性もアップしています。
オートバリケードにはなかった新設計のストックがあり、こちらはダーツが10本も収納可能となっています。もちろん取り外し可能なので他のブラスターにも使えますし、本体だけの身軽な状態で使っても良いかもしれません。ストックの出来が非常に良く、程よい大きさですので他のナーフへの組み合わせ用としても非常に有用です。
旧作オートバリケードとほぼ同じ
旧作のオートバリケードのリニューアルモデルという位置づけのため、見た目はほぼ同じです。ロゴはNストライクからNストライクエリートへ。”エリート”は飛距離が一定以上無いと名乗れないシリーズです。
色彩やロゴや刻印が異なっていますが外見上はほぼ同一。
内部的にはモーターやフライホイールの更新、スタビライザー(銃口部側にある水平のバー)追加といった大幅なリファインがされており、飛距離だけでなく精度的にも向上しています。
使い勝手
賛否両論のフライホイール式
フライホイール式は高速回転する2つのローラーでダーツを打ち出すという仕組みになっています。とても構造が簡単なので弾詰まりが少ないというメリットがあるものの、即応射撃が出来ないことや連射すると一気に飛距離が落ちる、そもそも精度が悪いというデメリットもあります
ストッケードはまさにその特徴をそのまま持つブラスターで、撃つ場合はホイールの回転が安定するまで待つ必要があり、一呼吸置いてから撃たないとダーツが安定しません。
内部構造。写真左の銃口近くのオレンジのカバー部分にモーターとフライホイールが入っています。
トリガー上のオレンジ色のスライドスイッチがフライホイール起動スイッチです。こちらをONにすることで発射スタンバイ状態となり、トリガーを引くことでダーツが送り出されて発射されます。
が、実はこれが非常に不便でして、フライホイールを回転させるスイッチの場所が悪いんですね。しかも固い。ですのでスイッチを操作してすぐに射撃!ということが難しく、事前にスイッチをONにしてモーターを回しっぱなしにしなければなりません。
電池の無駄ですし、なによりも音で相手に丸わかりというデメリットも。
ダーツが詰まった時に取り出すジャムドア(排莢口)を操作することで簡易的にですが任意のタイミングでスイッチをONにすることができます。
または改造することでトリガーだけで発射可能となります。
→改造記事はこちら
暴発防止のためか…トリガーは重く、引っ掛かりも
トリガーはかなり重いです。重いというか引っかかる感じがあります。ダーツを送り出す部分で力がいるんでしょうけども、子供には少し辛いくらい。分解すればわかるのですが、ダーツを押し出す部品の関係でトリガーが重くなっているようです。
トリガー部品に連結されている硬いバネを伸ばすとトリガーは若干軽くなるものの、今度はリボルバーが回らなくなるので絶対にバネは伸ばさないでください。
コッキングの力が不要で楽に打てるという電動のメリットが有るにも関わらず、トリガーが重いせいで撃ちにくくなっているという。これはちょっと勿体無いところ。
スペックなど
入手方法
2018年7月時点で国内現行販売品ですので入手はきわめて容易です。ネット通販だけでなく、トイザらスや家電量販店などの店頭で購入することが出来ます。
総評
片手操作可能なセミオートということで両手持ちも可能です。最大10発×2丁、ストック分を含めれば40発ものダーツを持ち歩ける高火力型のナーフになります。
単三電池3本と他のブラスターに比べて低燃費なのもいいところです。色々と惜しい部分もありますが、この値段でセミオートブラスターが買えるというのは凄いことですね。
※延長バレルは使用できません。