バージニア工科大学の研究チームがナーフダーツの危険性についてのレポートをまとめたことがわかりました。それによると安価に出回っている先端の固いダーツは純正品に比べて2~3倍近い目へのリスクがあるとのこと。
研究チームは衝撃を調べる頭部模型を使用し、純正品とアマゾン等で一般に販売されている「サードパーティ製」のダーツを比較したとのこと。サードパーティ製ダーツは純正品と違って先端が固く、指で押した時に凹まないのが特徴です。
「目に接触した時に弾頭が凹まないと衝撃が大きくなり、怪我をするリスクが高くなります。」と研究チームで生体力学のステファン・デュマ博士は言います。
軍用ヘルメットなどを研究している本職の人によるレポートだとのことで信頼性はすこぶる高いのではないでしょうか。特に近年は世界的なナーフ人口の増加にともなってサードパーティ製のパーツが数多く販売されるようになってきており、このデータは安全性について考える契機になるかもしれませんね。
私も安い先端の固いダーツを持っていますが、何かに当たった時の音が明らかに違うんですね。カツン!という感じで。あくまでも的当て用で使うなら良いでしょうけれども人に向けて撃つのは危険であるのは確かだと思います。可能であれば純正品、または弾頭の柔らかいタイプを使うようにしたほうが良さそうですね。
先端が固いダーツとは
日本でも先端の硬いタイプが販売されています。こういうタイプですとか。2015~2016年ごろにかけて一気に出回ったいわゆる”古いタイプ”のサードパーティ製ダーツになります。色も青やオレンジ、ゾンビストライクのようなグリーンなども販売されています。
私も持っていますが純正より重たいので弾道のブレが少ないものの記事のように固いので安全性という点では懸念有り。テレビに当たってしまった時は怖いくらいの音がしました。ほぼお蔵入りしています。
なお、純正品は先端が空気袋のようになっており、また穴が有いていますので衝撃を逃す構造になっています。
近年は柔らかいタイプが増えています
2017年初頭くらいから先端形状や素材を見直した新型のサードパーティ製ダーツが登場しています。こちらはスポンジ状の弾頭部で、かつ純正品と同じような柔らかい樹脂製ですので当たった時の衝撃が分散されるように出来ています。
私はこの黄色を使っていますが、純正と同じように使えるのでオススメのダーツです。当たった時の音も純正のように優しい感じになります。空力的に障害になりそうな穴ですが、ナーフくらいの飛距離・初速には特に影響無いようです。
ただし、柔らかいダーツを使ったとしてもアイウェアはしておきましょう。自分のためにも。