【レビュー】ダートタグ スピードロード6 ~内蔵マガジン搭載の対人特化ハンドガン~

ダートタグ

2004~2013年にかけて公式に「対人戦用ナーフ」として販売されていたダートタグというシリーズがあったのをご存知でしょうか。当初は普通のナーフのカラーバリエーションだったりしたのですが、後期は対人戦に特化したブラスターが多く登場していました。

対人戦向けということで安全のために尖った部分を廃した曲面的なデザインになっていたり、レギュレーション的な部分からなのか拡張性が一切ないのが特徴となっています。そんなシリーズの中でも2011年に登場したハンドガンタイプのブラスターがこのスピードロード6になります。

 

大型ハンドガンに黄色いカバーが取り付けられたような外観ですね。曲面が多用された見た目ですのでSF映画に出てきそうな雰囲気です。

反対側面。ダークグレーとイエロー・オレンジの配色が鮮やかですね。

出っ張っているのがスピードロード6の最大の特徴であるビルトイン型マガジン。最大で6発のダーツを装填可能です。今ではスター・ウォーズのレイブラスターマグナスがありますが、当時としては他に類を見ない画期的なシステムだったとか。

ダーツは上から順番に押し込んでいきます。ナーフ用のノーマルサイズのダーツならほぼ何でも撃てるのが強みです。現行ナーフでは詰まってしまうマジックテープ弾ももちろん対応。ダートタグシリーズの推奨弾ですしね。

詰まったときは右側面のジャムドアから。大きくは開きませんので若干、取り出しにくいかもしれません。なお、このドアはコッキングをすると自動で閉まります。

 

コッキングは後部のスライドで行うオーソドクスなタイプ。手が引っかかるよう鞍のような形状をしております。対人戦となれば怪我防止のためにグローブや手袋を着用することは良くありますので、そのような場合でもコッキングしやすいようになっているのは嬉しいところですね。

 

銃口側。すでにお気づきの方がいらっしゃると思いますが、狙いをつけるためのサイトが一切ありません。引っかかりやすいために廃したのでしょうね。交戦距離が数m以内ですからいっそ不要といえば不要ですが…。

 

グリップは塗装とパーツ分割で高級感も。フロントヘビーになりがちなデザインなんですが細身で持ちやすい形状なので重さは感じにくいのはさすが。

 

 

使いやすさの反面、今となっては飛距離も性能も見劣りしますし拡張性がないので組み替えて遊ぶことも出来ません。威力がアップして交戦距離が伸びている今のナーフ戦ではなかなか厳しいものがあるかもしれませんね。

シリーズ廃止となって久しいダートタグですが、今ではライバルシリーズがその血脈を受け継いでおり、特に対人戦ではかなりの盛り上がりを見せているようです。スピードローダーの血は”ビルトイン型マガジンのハンドガン”であるライバル・クロノスが引き継いでいるのではないでしょうか。

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