2015年、14歳以上用の”対人用ブラスター”として登場したのライバルシリーズ。従来のナーフでは成し得なかった秒速100feet(30m/s)という高初速でありながら撃たれても痛みが少なく、弾も低コストということもあって対人戦好きな青年層やペイントボールガンのユーザー層を取り込むことに成功しました。
アポロXV-700はそんなライバルシリーズのエントリーモデルである単発式のブラスターです。
外見はハンドガンやサブマシンガンのようですが、意外と大きいので最初はびっくりするかもしれません。またバネの威力が強いこともあって本体自体がかなり頑丈に作られております。剛性感はかなりのもの。
デザインも他の通常のナーフシリーズのような遊び心のあるものではなく、質実剛健というか競技用というような非常にシンプルなものとなっています。側面のRIVALのロゴが格好いいですね。
反対側面は塗装なし。ここは他のナーフと同じですね。
コッキングは上部ハンドルで
手動コッキング式ですので1発ごとにレバーを引く必要があります。
本体上部にある突起状のレバーがそれ。途中で手を離してしまってもその場でロックされて動かないようになっています。最後まで引ききらないとレバーが戻りません。装弾不良や勢い良くレバーが戻ることを防ぐための構造なんでしょうね。
コッキングは結構重いです。
本体尾部にはコッキングインジケーターがあります。ゲーム中は見るような暇はありませんが収納時には要確認です。
専用ボール使用
ライバルシリーズは専用のスポンジボールを使用します。見た目はゴルフボールみたいですね。マガジンにはボールを1個ずつ押し込んでいきます。
軽量で非常に柔らかく安全…と言いたいのですが、結構な威力ですので近距離で撃たれると結構痛いです。エアガンほどではありませんが当たりどころによっては赤い跡が残るほど。
公式でも案内されていますが使用の際はゴーグルだけでなく必ずフェイスマスクを付けるようにしましょう。目に当たると危険です。実は消費者団体からは危険性が指摘されていたりもします。
初速は約28~29m/s。海外版のノーマルナーフが18~22m/sくらい、国内版ノーマルナーフが12~16m/sと考えると結構なパワーですね。
ノーマルダーツとメガダーツとの比較。跳ねやすく転がりやすいので思わぬ場所にまで飛んで行くことがあります。小さいお子さんがいる家庭では誤飲にはご注意を。
ピカティニレールあり
本体上部にはピカティニレール風のアクセサリ取り付け部があります。
エアガンや実銃用のアクセサリは取付可能な模様。ただし真後ろにレバーが有りますのであまりに大きなアクセサリは取り付け出来ません。
ナーフ純正としてはダットサイトが販売されています。クイックリリース対応だとのこと。
実用性はありませんがナーフ用のアクセサリはそのまま取り付けできます。ツメが上手く引っかかりますので脱落の心配もありません。ただし高威力の弾が当たった場合の破損が考えられますので対戦ゲームでの使用は避けたほうが良いかもしれません。
ナーフに物足りないアナタへ…ハズブロが生み出した意欲作
実際に触れてみて思ったのですが、子供玩具とは全く異なる性質のトイガンであることが分かります。威力もさることながらコッキングやトリガーの重さ、本体の剛性感などは玩具というよりも道具という雰囲気。
飛距離、精度ともにかなり高い水準で安定しており、特に対人戦では従来のナーフよりも「撃ち合い」を意識した楽しみ方が出来るのが特徴です。ライバルシリーズにどんどんと新しいブラスターが登場しているのはその人気の証拠といえるのではないでしょうか。
…と、ここまでが海外の話。日本国内ではその威力と動作音から持て余しがちになってしまうナーフでもあります。例えば家で遊ぶには威力が強すぎます。動作音もかなり大きめですし。もちろん子供には持たせられません。
一方、高威力ならではの紙コップや空き缶が吹っ飛ぶような派手なシューティングが楽しめるのもライバルシリーズならでは。廊下や倉庫等のある程度の距離でシューティングレンジを作れるのであれば思う存分に楽しめるかもしれませんね。
コメント
ライバルのバレルが欲しい
何故かライバルシリーズってストックもバレルも無いんですよね。この性能でロングストライクのようなライフル系を出してくれれば…と思うんですけれども。
同感
ライバルの値段が高い。(笑)