ニンテンドーSwitch用ゲーム「スプラトゥーン2」はご存知でしょうか。
インクを噴射する「ブキ」を使ってフィールド上にインクを塗ったり敵を倒したりする、いわば陣取りを行うアクションゲームです。登場する「ブキ」はとてもファンシーでカラフルで、ナーフやスーパーソーカーに通じるような雰囲気のものが多数登場しています。
発売から2年以上経過しても人気は衰えておらず、スイッチを代表するゲームの一つになっています。私はジャイロ操作にどうしても慣れなくって途中で挫折しましたが、息子達はかなりやり込んだみたいです。
スプラトゥーンはその世界観から、グッズもかわいいものが多く、特に水鉄砲はインクの代わりに「水」を噴射することができまして、ゲームと同じように遊べると人気のアイテムです。
スプラトゥーン1の時はスプラシューター。
スプラトゥーン2発売時はスプラマニューバ。
そして今年に登場したものがスプラチャージャーになります。
スプラトゥーン2 スプラチャージャー
スプラトゥーン水鉄砲は毎年2種類販売されています。ゲームセンター景品などのアミューズメント用と一般販売用ですね。
私が今回購入したものは一般流通用のものになります。大きな違いはサイズ。スコープとフロントサイトの有無、そして操作方法です。
具体的に言えば
- 一般流通版…大きめ、スコープあり、加圧式(空気を溜めて連続発射)、フロントのサイト無し
- アミューズメント版…小さめ、スコープ無し、ダイレクト式(引き金なし)、フロントサイトあり
という感じです。
サイズについて
意外と小さく見えるのですが、サイズはなかなか大きめ。
全長は75㎝。ゲーム内ではもっと長くて大きなブキなのですが、そこは玩具ということで小さくなっています。
ナーフの狙撃銃であるロングストライク(約1m)との比較。スナイパーライフルを一回り小さくしたような感じですね。
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小さいという事で持ちにくそうに思えるんですが、重たくなる水鉄砲という事を考えるとこのサイズがジャストかも。今までのスプラトゥーン水鉄砲に比べると構え易さは段違いに良くなっています。
使い方は簡単
スプラチャージャーはこの緑色のパーツを前後させて空気を圧縮するタイプになります。
個体差なのか不明ですが、私の持っているものは素早く前後動させると加圧できないことがあります。ゆっくり、しっかりと動かすと正常に動作します。皆さんのはいかがでしょうか。
このタイプのデメリットとして加圧に伴って操作はだんだんと重たくなります。強く加圧しても飛距離が極端に伸びるわけでもないのである程度で止めておきましょう。
ちなみにアミューズメント用は圧縮式ではなく、前後動に応じて発射する直接噴射タイプになります(トリガーは飾りになります)。
そうそう、給水は最後尾のピンクのタンクへ。
※製品によりグリーンのタンクになります。
ボトルは回すことで取り外せますが、どうもこのスプラトゥーン水鉄砲シリーズの宿命というか根元が折れやすいという弱点がある模様。アマゾンのレビューでも耐久性を指摘している方が多いです。
一応、従来よりも「タンク付け根が弱くて折れやすい」部分は改善されているようですが、念の為にもボトルを外すときは根本の緑色の部分をしっかり持った状態で取り外すようにしましょう。
重量物が端っこにあるので重く感じるのでは?と思えますが、子供では肩に、大人では腕の部分に乗せることが出来ますので実は意外と使いやすかったりします。
フロントサイトは省略!
実はこの一般販売版のスプラチャージャーの最大の弱点がこのフロントサイトの省略だったりします。
先ほどの銃口部分の写真ですが、御覧の通りにただの棒状となっています。
これは「スプラスコープ」。
スプラチャージャーにスコープを取り付けたモデルだ。
遠くまで狙いやすく、通常モデルよりもわずかに射程が長くなっている。
ただし、スコープがかさばるためか、チャージキープは使えないぞ。
サブは「スプラッシュボム」、スペシャルは「ハイパープレッサー」だ。 pic.twitter.com/x5FjYWH3mk— Splatoon(スプラトゥーン) (@SplatoonJP) June 9, 2017
公式ツイッターより。実際には本来はフロント部分に大きなサイト(照準器)があるんですよね。ここは非常に残念なところです。
スコープは飾り、一体型で取り外し不可
象徴的な大きなスコープは一体成型で取り外し不可。ダイヤルなどは非可動。
またレンズの代わりに黒い板がはめ込まれていますのでスコープとしての機能もありません。ゲーム内の実物でもレンズは黒い板状のよに見えますので見た目という点では再現性は高いかもしれませんが。
あくまで完全な飾りですけれども形状含めた再現性が非常にいいので、もしスコープのように見通せたり、取り外し出来たらナーフに乗せたりできたのになぁ…と思ったりしました。
個人的な評価
値段の割に耐久性や品質管理の点でちょっと気になる部分もありますが、加圧式でトリガーを使って射撃……それもチャージャーのように連射し続けられっるのはとても面白いものです。
実はインスタもやっています!という宣伝は置いといて、実際の射撃はこんな感じ。そこそこの時間、撃ち続けることが出来ます。
ただし飛距離は短くて水平射撃で3~5mくらい。斜め上にしたとしても5~7mくらいでしょうか。スーパーソーカーのように10m超級というわけにはいかないようです。
入手方法
2019/7月時点で実売3000円くらい。季節商品ですのでまさにこの記事を書いた7月時点ではピーク価格となっています。逆にオフシーズンになればセール対象となることもありますので、来年を見越して冬に買うという方法も。
ただしスプラトゥーン2のゲーム自体は2019年の夏をもってアップデートが終了いたします。今夏が最もアツいと考えればオフシーズンを待つのもちょっと勿体ないのかも?
総評:それでもやっぱりチャージャーが好き!
ゲーム内では「スナイパー役」になれる比較的に上級者向けのブキになります。立ち回りを理解していないとほとんど塗れず、倒せず、狙い撃ちされるという……。それでも見た目の格好よさも含めて人気上位であることは確かだと思います。私は使いこなせませんでしたが。
でもこの水鉄砲ならそんな立ち回りも気にせず、スナイパーなり突撃するなり好き内容にい動くことができます。この水鉄砲も同様に意外と高い直進性を生かしてスナイパーっぽく攻撃することも。
そして何よりも格好いい!
スプラトゥーン2という人気ゲームをモチーフにしているだけあって、ゲームを知っている人には間違いなく食いついてくれます。
そうそう、耐久性はそこまで高くはないようです。何度も遊ぶのでしたら大事に、とくにボトルの根元には十分に注意してくださいね。あと、遊んだ後は必ず水を抜いて乾燥させるようにしましょう。