Nストライクエリート デルタトルーパー ~進化した!組み換え可能なスタンダード・ナーフ~

ナーフ情報

【レビュー】Nストライクエリート デルタトルーパー

サイズ・重量 全長68cm  重量920g 発売年 2019
初速 21m/s 装填数 10×発
 入手先  対応弾 エリートダーツ
吸盤ダーツアキュストダーツ

 

Nストライクエリート デルタトルーパーって?

2019年に登場した組み換え式のライフル系ナーフがこのデルタトルーパーです。

組み換えといえばモジュラスシリーズが真っ先に思い浮かびますが、このデルタトルーパーはNストライクエリートという飛距離重視のシリーズからの登場となっています。

特徴的な青色はエリートブルー等と呼ばれるもの。ナーフではおなじみのカラーリングですね。

名前は変わりましたが先代モデルともいうべきブラスターがありまして、それがこちらのリタリエイター。

https://vayashis11.com/nerfmarket/2016/05/15/nselite_retariator/

デルタトルーパーと同じように組み替えて遊ぶことが出来るナーフです。見た目も似ているかも。

現在は白色verfが販売されています。

 

これぞナーフ 青い銃

反対面。Nストライクエリートの青とオレンジを基調としたカラーリングですね。

塗装としては片面だけロゴが白く塗られているくらいと非常に簡素ですが、プラスチックが複数色使われていることもあって「のっぺり感」を感じさせません。

パーツや付属品の説明

デルタトルーパーはバレル、本体、ストックの3つに分解することが出来ます。

その1、延長バレル

独特の形状の延長バレルです。下部分がスパッと切られたような平らな形状になっています。

3つのブロック状の部分は何に使うのかは不明。
(もしかしてアクセサリが横向きに装着できる?と思いましたが、明らかに幅が広く取り付け不可)

構えた時に手で持つ部分ですので、この出っ張りはちょっと持ちにくいなーと思います。

 

でも心配はご無用です。なんといってもこのデルタトルーパーは延長バレルの交換が可能なんですから!

写真のようにひねってあげると…

抜けるようになります。取り外すときは逆の手順で。
このバレル部分はナーフ共通の規格品ですので、他のナーフのバレル部品と交換することが出来ます。

持ちやすさで言えばリタリエイターなんかの延長バレルが持ちやすくてオススメです。

 

その2、ストック

取り外せるのはバレルだけでなくストック部分も同様です。

「ELITE」というロゴが彫られた、なかなか頑丈そうなストックです。

中身が詰まっているんで結構ずっしり。

 

ただサイズとしてはかなり小ぶり。18cmくらい。
大人ではほぼ意味がないくらいの短さです。

下はリタリエイターのストック。

 

ストックの色が違う!

そうそう、部品を合わせていて気付いたんですがデルタトルーパーの色合いって少し紫色っぽい感じなんです。

左が従来のNストライクエリート・リタリエイター。右がNストライクエリート・デルタトルーパー。

写真ではちょっと分かりにくいですが、やや紫がはいっているのが分かりますでしょうか?

もうちょっと分かりやすいのがこちら。Nストライクエリート・ストライフにデルタトルーパーのストックを取り付け。

「青白」と「青橙」では成型色が微妙に異なるのかもしれませんね。細かい色の差ではありますが気になる人には気になる部分なので……ここは揃えて欲しかったなーと思います。



サイズについて

サイズは全長70cmくらい。対象年齢8歳ですので子供に合わせたサイズといえます。

もちろん取り回しがいいので対人戦ではかなりいい感じに扱えます。

重量は920g。

全体的に密度が濃いというか、中身が詰まっているような重量感があります。

 

操作方法など

撃つだけでしたら非常に簡単です。
スライドを引いて、戻して引き金を引くだけ。

少し面倒なマガジン交換

ただちょっと面倒なのがこのマガジン交換。

ナーフは構造上、エアガンとは少し違う操作手順が必要となっています。特にマガジン交換は順番を知らないと操作がロックされますので「壊れた!?」と思う人が多い模様。

具体的には

  1. スライドを最後尾まで引く
  2. マガジンリリースボタンを押す
  3. マガジンを抜く(交換する)
  4. スライドをもとに戻す

という4段階の手順が必要となります。特にスライドを最後尾までしっかりと引いて(コッキングする)からでないとマガジンを引き抜くことが出来ません。

注意点としては残弾がある状態ではダーツが1発、発射可能な状態のまま本体に残ってしまうこと。
あとスプリングが圧縮されたままになりますので、遊び終わった後は空打ちしてあげるといいかもしれません。



カスタマイズ例

もちろんそのままでも十分な性能と遊びがいのあるデルタトルーパーではありますが、カスタマイズすることで更に扱いやすさ、もしくは火力をアップさせることが出来ます。

 

カスタマイズ1、タイタンの50連マガジンで継続火力アップ!

戦いは数だという名言があるように装弾数は非常に大きな強みになります。

現時点(2019年)での最大装弾数を誇るタイタンのマガジンを取り付け。50連射で弾幕を張るのもよし、1発ずつ着実に狙って当てていくのもよし。50発もあれば弾切れでスナイプできるチャンスを逃すこともないはず。

ただし総重量は1.5kgくらいと取り回しはかなり厳しくなってしまいますが。

 

カスタマイズ2、ドットサイトで即応射撃

デルタトルーパーの短所でもある「照準、サイトがない」という点を克服するためにドットサイトを搭載させたカスタマイズです。

アクセサリレールがフロントバレル部分にしかなく、取り付け位置がかなり前方になってしまいます。

 

目と少し距離が離れますが光点はしっかり見ることが出来ます。さっと狙ってすぐに射撃するような場合ではドットサイトは大変便利です。

フロントグリップはデルタトルーパーの延長バレルには残念ながら取り付け出来ませんが、他のナーフのバレルと交換

 

スペックなど詳細

初速:20~21m/s

初速はNストライクエリートの標準値くらい。

でも特筆すべきはその安定性です。ある程度のコンディション(というかヘタリ具合)が揃ったダーツではびっくりするぐらいに初速のブレが少なくなります。

20~21m/s前後に収まります。

初速のブレが少ないということは弾道の振れ幅も少ないということになります。ナーフでは狙いより明らかに手前にポトリと落ちること、もしくはホームラン級に飛びすぎることが良くあります。対人でもシューティングでも狙った場所に飛ばないというのはなかなかのストレスになりますので、この安定性はかなり大きな武器になるのではないかなと思ったりします。

追記

ダーツの安定性、高精度はずっと求められていた部分であり、ハズブロも改良を続けている分野でもあります。デルタトルーパーではその改良の成果が発揮されていると言えるのかもしれません。

【海外ニュース】アキュストライクは顧客が長年望んだもの
飛ばない、当たらないということから弱体化を泡ラススラングにも使われる「ナーフ」。確かに3m先の紙コップにすら当たらないこともあり、弾速の遅さもあって10mレンジでの撃ち合いでは映画マトリックス並みの避けっぷりを発揮できたりもします。近年では
https://vayashis11.com/nerfmarket/2019/09/23/post-23277/

 

対応ダーツ

デルタトルーパーはナーフ用ダーツ(上の3種類)が使えます。

入手方法

2019年10月時点で現行製品のためアマゾン、トイザらス、家電量販店などのネット通販や店頭(店舗による)で入手可能です。

総評:改良された最新ナーフ

いわゆるナーフのカスタマイズ・ベーシックセットというような商品と言えるのがこのデルタトルーパー。

地味だけど性能面では改良された最新型

どちらかといえばナーフの中では地味な存在のデルタトルーパーですが、よくよく見てみると様々な部分で改良されているのが分かります。特にリタリエイターと比べると尚更そう思います。

 

例えば射撃性能面での安定性もそうですし、頑丈すぎるくらいのストックもそう。あと剛性感についてもプラスチック製にも関わらず、かなり頑張っていると思われます。
これらは過去のナーフで散々、ダメ出しされていた部分です。

小さい部分ですがこのマガジン交換ボタンも改良されています。

従来はスライドスイッチ式だったのがデルタトルーパーでは押しボタン式になりました。スライド式だと滑ることがありましたので、これは嬉しい変更点です。

グリップも改良

ナーフはどうしても子供向きということもあって全体的に小さく作られています。

全長が短いくらいなら良いんですが、場合によってはグリップまで小さくなっているものもありまして大人では窮屈に感じることが多々ありました。

デルタトルーパーについてはむしろグリップは大きめで握ったときのホールド感はなかなかのもの。

手が大きい私でも写真のようにしっかりと握ることが出来ます。

 

最大のメリット:分解可能

最大のメリット。それは分解できるので収納が楽な点です。

もう一度言います。収納が楽なんです。

ナーフでは「どうすんのこれ?」というレベルにデカい、分解できないものが多いのでこの片付け性能は非常にありがたい部分だったりします。

過去の写真で恐縮ですが…。

一番上に鎮座している赤いライフル。全長1m超で分解不可。まさに「どうやって収納しよう?」と悩んでしまいます。

その点、デルタトルーパーは3つに分解できる上にそれぞれがコンパクト。箱に入れて片付けられるという点では優秀です。
収納しやすいということは持ち運びしやすいということもであるので、例えばナーフ戦へ参加するような、特に公共交通機関を使う場合には特に大きな利点となるのではないでしょうか。

 

なんといっても3,000円

なんと言っても3,000円で買えるライフル形状、しかも性能は十分に高いということでいろいろな人におすすめできるナーフです。拡張性もあるので既存のナーフをお持ちの人にとってはブースターパックてきな扱いにもなります。

そうそう、電動ではないので夜間でも使えるくらいの動作音です。着弾音のほうが大きいくらい。

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