デュエルマスターズとは
皆さんはデュエルマスターズというTCG(カードゲーム)をご存知でしょうか。
遊戯王ですとかポケモンカードのような、デッキを作って互いに戦うという遊びです。
ナフマも子供がハマっているので相手をしているのですが、これがまた頭を使う使う……。
強いカードを入れれば勝てるというわけではなく、互いに関連し合うカードを想定しながらデッキを組んで、もちろんその想定通りにカードを引けるわけでもなく、相手の妨害もある中でプレイイングしていくという結構な頭脳ゲームなんです。
あと互いにルールを遵守しなくてはゲームが成立しない、かつ大事なカードを扱うという性質上、紳士的な人が多い印象です。
店舗大会なども小学校の息子を連れて行ったりもしていますが、丁寧に相手してくれたりして(試合結果はコテンパンですが)とてもいい社会勉強になっています。
このデュエルマスターズ。タカラトミーが販売しているわけなんですが、今回のカードパックで「ナーフ」を題材にしたものが登場したんですね。
デュエルマスターズ インビンシブル・ナーフ
同様のカードはマジックザギャザリングでもあり、いわゆるそのオマージュということになります。
ちなみにマジック:ザ・ギャザリングもナーフも過去にはタカラトミーが取り扱っていたという縁がありまして、そういうことからも実現したのではないかと。
カードの効果でナーフを使う
このインビンシブルナーフには以下のような効果があります。
5メートル以上離れた場所から、相手のシールドをナーフガンで5回射つ。ダーツが当たるたび、そのシールドを持ち主の墓地に置く。
デュエマのルールではシールドと呼ばれる5枚のカードを全て破壊された上で攻撃されると負けとなります。いわゆるヒットポイントという扱いでもあるわけなんですね。
ただこのシールド破壊の際、カードをめくってそこに書かれた効果を使うことが出来るんです。効果は色々で「相手のクリーチャーを破壊する」とか「次の攻撃をストップする」とか、モノによっては
ですのでこのインビンシブル・ナーフのようにシールドを捨てさせる、つまり効果を使わせないという効果は非常に強力だったりするわけなんです。
とはいえ…
カードのルールをもう一度確認します。
5m先にあるカードを撃ち抜く
デュエマのカードサイズは64mm × 89mm。
定期券とかSuica、ICOCAのような交通系ICカードより少し大きいくらいのサイズしかありません。
それが5m先のテーブルに”伏せて”置かれているわけですから、射撃の難易度が凄まじく高いのが分かりますでしょうか。
警告:シールドをしっかり狙い、人や動物の目や顔に向けて撃たないでください。怪我や事故を防ぐために、ナーフ用にデザインされたダーツのみ使用してください。ダーツやブラスターを改造しないでください。対戦相手に当たった場合、ゲームに敗北する場合があります。
さらに難易度を高くするのがこの警告文。
対戦相手に当たった場合、ゲームに敗北する場合があります。
一般にデュエマでは互いにカードを挟んで向き合ってプレイします。
つまり5m先のテーブルに伏せて置かれたICカードサイズのターゲットを、奥に座っている対戦相手に”当てずに”撃ち抜かねばならないのです。
(実際には安全のため対戦相手は席から立つか、ゴーグルなどを着用してもらいます)
※重要な追記
コメント欄で情報頂きました。「当たったシールドを持ち主の墓地に送る」ということは自身のシールドも同様に破壊されるという事に。
ということは5m先に伏せた2列のカードのうち、相手側の列にあるカードだけを撃ち抜かねばなりません。
射撃の難易度がさらにアップしますね。
おすすめのナーフはあるの?
ということで本題です。ナーフマーケット的におすすめのナーフはあるだろうか?ということですが…
まず考えられるのが高精度で、弾道安定性が良くって、狙いがつけやすいナーフであること。といってもそんな都合のいいナーフってほとんどありません。どれもこれも個性が強いのばっかり。
あとルール的な事になりますが「ダーツ」「純正で非改造ナーフであること」との表記がありますので、ライバルシリーズやフォートナイトロケットのようなダーツではないもの、強化スプリングなどの改造パーツを使ったものは不可となります。
グレーゾーンかもしれませんが、エアガン用スコープといった非純正の光学機器も改造となるので恐らくアウトでしょう。
さっそくやってみた
今すぐに出せるナーフのなかで、ということでやってみました。
使用したのは以下のナーフです。
結果は
×ファイアストライク(国内版)
使ったのが国内版(威力が弱い)ので全然ダメ。ダーツがあっちこっち飛ぶので狙えたものではありませんでした。
LEDライトで狙いをつけられるのかと思いましたが、当然ながら4~5m先では光点は全く見えず。
×スレッジファイア
”5本”撃つのではなく”5回”撃つので、1回毎に複数本発射するナーフではそれだけヒットする確率が高くなるはず。
ということでやってみましたが物凄い運頼みですね。
面制圧用にバラバラに飛ぶわけですから、上手くヒットすれば複数枚落とせます、でも逆にカードを避けるように散らばることも。
△ラプターストライク
狙撃銃ナーフではどうなんだろう?ということで試してみましたラプターストライク。
個体差なのか私のは下へ落ちる癖が強かったです。ある程度は固まるので、もう少し癖をつかめば結構な確率でヒットさせられるかも。
ただ何しろデカいんです。1mくらい。カード遊びをするのにこの狙撃ナーフを担いでいくのはどうなんだろう、と。
〇ストライフ
意外や意外、ヒット率が良かったストライフ。
電動ですので構えを解かずに連射できるのが良かったです。1発撃つごとに調整しながら狙えますので。
コンパクトですので持ち運びやすいのもオススメ。
◎フォートナイト サイレンサーピストル
これもまた予想外の結果。びっくりするぐらいに集弾性が良くって、まさかの5枚落としを達成してしまいました(3セット試したうち1回ですが)。
射撃時は弾道にブレを生じさせるサイレンサー部分を取り外しておきます。
持ち運びしやすいのでこれは最適解の一つかもしれませんね。
今回試してない候補も
メガダーツを使うメガシリーズも「ダーツ」ですので使えます。最大の利点は重量弾であるのでブレにくいこと、威力が高めなので直線的な弾道になるということ。
今回は時間的な都合で試していませんが、サイクロンショックなどは対人戦でも当てやすいと評判です。
まとめ:そもそもカード自体使えるのか
そもそもこのインビンシブルナーフというカード。コスト13という非常に重い呪文ですので使用するにも大変な準備が必要となります。
単純にやれば使えるのが13ターン後。
もちろん実際にはコスト軽減する他のカードと組み合わせるわけですけれども、そこまでして使って強いのかというと…。
あくまでジョークカード、ネタカードとしての収録だと思われます。実際にカードショップでの買取相場なんかを見ますとほぼ値段付かないような状態ですし(つまり需要無し)。
あ、でもナーフファンとしてはこうやって関連アイテムが増えるのは嬉しいです。
使う使わないは別にしてもデュエルマスターズのファンがナーフを知るきっかけになるのであれば尚更です。
幸いにして価格は安いものです。コレクターズアイテムとして、ナーフファンの皆さんは1枚いかがでしょうか?
コメント
カードが発表された時からこの記事をまってました!
昔のデュエマ用おもちゃにアニメの様にシールドカードを立たせておけるものがあったのですがそれならなんとか当てやすくなるかなと話題になっていました。
ナーフに慣れている人でも平置きは難しいのですね……
ありがとうございます。何しろナーフって安定して飛ばないものでして。人間くらいの大きさならともかく、動かない小さい的は大の苦手です(腕のいい人ならもっと当てられるかも?) シールを建てるといえばアルティメットシールドセットなるものがあるらしいですね。記事用に買おうかとも思ったのですが5000円くらいしていて断念いたしました^^; それもしましても、マナコスト13というと本当にジョークカードですよね。
大会で実際に使用している動画がありました……
https://www.youtube.com/watch?v=-_atjlK8X8c
確かに13マナは高いですけど最近はラッキーダーツやキリコキュービック
そして漫画でも使われたボルフェウス・ヘブンなどの呪文をタダで唱える方法は多いのでガチデッキには勝てないですが何とかなりそうです
問題はナーフを当てなくてはいけないこと、そして自分のシールドに当たったら自分の盾も焼却しなければいけないことですね……
完全に失念していましたが自分のシールドも当たれば焼却されちゃうんですね。だとしたらこのカード、凄く扱いが難しいような…^^; 記事内に追記しておきますね。